自由闘達 — 制服なし・校則なし、自主自立の精神で知性と個性を磨く日本最高峰の男子校
| 正式名称 | 麻布中学校・高等学校(麻布学園) |
|---|---|
| 所在地 | 〒106-0046 東京都港区元麻布2-3-29 |
| TEL | 03-3446-6541 |
| FAX | 03-3444-2337 |
| 設立年 | 1895年(明治28年) |
| 創立者 | 江原素六(明治〜大正の政治家・教育者) |
| 設立母体 | 学校法人麻布学園 |
| 校種 | 私立中高一貫校・男子校(完全中高一貫・高校募集なし) |
| 全校生徒数 | 約1,800名 |
| 1学年生徒数 | 約300名(7クラス×約43名) |
| 担任制 | 正副2名の担任制(進級時にクラス替え) |
広尾駅より徒歩約10分
1番出口を出て有栖川宮記念公園方面へ
麻布十番駅より徒歩約12〜15分
麻布十番商店街を抜けて坂を上る
六本木駅より徒歩約15分
六本木ヒルズ方面から徒歩圏内
橋86系統(目黒駅東口〜東京タワー・新橋駅)「愛育病院前」より徒歩2分
黒77・品97系統「日赤医療センター下」より徒歩8分
港区元麻布の閑静な住宅街に位置。周囲は各国大使館が並ぶ国際色豊かなエリア。歴史ある校舎が落ち着いた雰囲気を醸し出す。近隣には有栖川宮記念公園があり、生物部の「有栖川班」がフィールドワークに活用。都心立地のため敷地は限られるが、緑に囲まれた環境。
1895年の創立以来、「自由」の精神を一貫して守り続ける。1970年代の学園紛争を経て現在の校則なし・制服なしの体制が確立。大規模な改革よりも、伝統的価値観の継承と深化を重視する方針。
伝統維持型のため大規模な改革は行わない。「変わらない良さ」を求める家庭には最適。
1895年、明治〜大正期の政治家・教育者である江原素六によって創立。当初から自由な教育を志向し、「自主的に考え、行動できる人間」の育成を目指した。
制服着用や成績による序列化など、管理が厳格だった時期もあった。詰襟・黒ボタンの制服が定められていた。
生徒主導の運動により、校則や制服が撤廃。生徒会も解体され、予算委員会・選挙管理委員会・サークル連合など独立した組織構成に再編。現在の「自由」な校風が確立された。
130年の伝統を守りながら、ICT教育の導入など時代に合わせた進化を続けている。「自由闘達」の精神は今も不変。
iPad等のICT端末を全生徒が所持。デジタル教材の活用やオンライン授業への対応。
約30年の歴史ある国際交流プログラム。中国・カナダ・韓国・イタリアの学校と生徒の相互訪問を実施。
中3卒業共同論文(約1万字)、高1基礎課程修了論文など、6年間かけて研究能力を段階的に養成。
日本画・油画・彫刻・工芸・声楽・器楽・作曲・書道を専門教諭から学べる充実した芸術教育。
「自主的に考え、行動できる人間を育てること」
明文化された校則はなく、服装も自由。生徒の自発性・自主性を最大限に尊重する教育方針。文化祭や運動会などの学校行事は生徒自身の手で企画・運営される。「教育の本質は、立派な教室や設備ではなく授業にある。そして、真摯に学ぶ生徒と情熱を持って教える教師がいることで授業が成立する」という考え方。
麻布に明文化された校則はありませんが、生徒たちが自発的に考えた「麻布三禁」が存在します。
1. 鉄下駄の禁止(床が傷むため)
2. 麻雀の禁止(学業に支障をきたすため)
3. 授業中の出前の禁止(授業妨害になるため)
これ以外は基本的に自由。髪型・服装・持ち物に関しては「広い心で」許容するのが麻布の考え方。髪を染めて文化祭に臨む生徒も珍しくない。
| 6年一貫教育 | どの教科も6年間の連続性を考えて独自のカリキュラムを編成 |
|---|---|
| 先取り学習 | 中3終了段階で高1の学習内容を修了 |
| 高校課程 | 高2から志望大学に合わせた選択授業制 |
| 入試演習 | 学年の約3分の1が東大・京大志望のため、演習は東大レベル |
| 専任教員 | 96名、8割以上が大学院修了 |
| 教材 | 教科書はほとんど使わず、オリジナルプリントを使用 |
| 始業時刻 | 8時台(通学時間平均約1時間、ラッシュ回避・放課後部活時間確保のため) |
| 昼食 | 原則お弁当持参。食堂では朝7時半〜午後3時頃までカレーライス・麺類・弁当等を提供 |
教科書はほとんど使わず、オリジナルプリントを用いて授業を展開。教師の専門性と情熱が直接生徒に伝わる、麻布ならではの授業スタイル。「生徒にいかに刺激を与え続けられるか」を意識した教育。
中1で地理と歴史を統合した独自科目「世界」を学習。多様性を認め合う意識を早期から身につける。課外学習では「ドイツのリンゴケーキ作り」など、体験を通じた学びも。
中学3年生の国語では約1万字のレポートを卒業課題として提出。しっかりと記述させることを重視する麻布教育の象徴。優れた作品は『論集』に収録される。
高1の社会科では各自自由にテーマを選んで研究し、基礎課程修了論文としてまとめる。大学レベルの研究能力を6年間かけて段階的に養成。
古文は最終的には源氏物語などの優れた古典を味読できることを目標。漢文は中3から高2まで必修となっており、日本の伝統文化への理解を深める。
日本画・油画・彫刻・工芸・声楽・器楽・作曲・書道を専門の教諭から学べる充実した芸術教育。文化祭での発表も盛ん。
中1から高2まで柔道・剣道を選択必修。精神修養と体力づくりの両面を重視。日本の伝統文化を身をもって学ぶ機会。
中1から高1まで必修、高2は2科目選択必修制、高3では自由選択制。実験・観察を重視した本格的な理科教育を展開。
教科書を使わないオリジナル授業、中1独自科目「世界」、論文執筆など、他校にはない独自の教育を実践。専任教員の8割以上が大学院修了という高い専門性も特徴。
麻布独自に培ってきた国際交流は約30年の歴史。生徒の相互訪問を通じて、異文化理解と国際感覚を養う。大規模な留学プログラムよりも、相互訪問による直接交流を重視。
| 河南省実験中学 | 中国との学術交流 |
|---|---|
| ショーニガン・レイク・スクール | カナダ・ブリティッシュコロンビア州との交流 |
| 養正高校 | 韓国との交流 |
| ジョット・ウリーヴィ高校 | イタリアとの交流(2024年春にピサの斜塔見学) |
グローバル教育を前面に押し出す学校ではないが、約30年の歴史ある国際交流プログラムを地道に継続。「受験英語」ではなく「教養としての英語」を重視。
麻布の校風は「自由闘達」。生徒一人ひとりが「自分で考え、自分で行動する」ことが求められる。知的好奇心が旺盛で、個性的な生徒が多い。おちゃらけているように見えても、やるときはしっかり結果を出すのが麻布生の特徴。
「なぜ?」を追求する姿勢を歓迎する校風。授業中の質問・議論も活発で、教師と生徒が真剣勝負で学びに臨む。
学校行事の企画運営から学習計画まで、すべて自分で考えて行動。主体性のある生徒が育つ環境。
自由な校風の中で、それぞれの個性を大切にする文化。画一的ではない多様な生徒が集まる。髪を染めて文化祭に参加する生徒も。
入試問題に「大人の目線」が求められるように、精神的に成熟した生徒が多い。社会問題への関心も高い。
朝6時の開門と同時に登校する生徒も。放課後も「日直の先生が追い出すまで」居残るほど学校が好き。
文化祭・運動会は生徒が最も生き生きとする瞬間。実行委員会を中心に全力で取り組む。下校時間を大幅に繰り下げて準備に没頭。
| 制服 | なし(かつての詰襟・黒ボタンの制服は「標準服」として希望者のみ購入可能、入学式等で着用する場合も) |
|---|---|
| 校則 | 明文化された校則なし(「麻布三禁」と一部の生徒規則のみ) |
| 頭髪 | 自由(文化祭では髪を染める生徒も珍しくない) |
| 装飾品 | 全て生徒自身に裁量が委ねられている |
| スマホ | 特に厳しい規制なし |
| 問題行動への対応 | 担任・教員間で話し合い、家庭にも連絡、本人の反省が認められれば通常の授業参加を認める方針(停学・退学処分は原則なし) |
麻布の自由は「何をしてもいい」という意味ではありません。問題行動が起こった場合は、担任をはじめとする教員間で話し合いをし、家庭にも連絡を取りながら、本人の反省が自他ともに認められれば、通常の授業への参加を認めるという方法をとっています。ただし、エアガン持ち込みで6ヶ月の謹慎処分、校内でウィンナーを焼こうとして火を使い謹慎になった例も。謹慎期間中は部活動参加禁止、授業中の睡眠・内職禁止などの厳しい処分が課されます。
「自由と自律」を重んじる校風のため、手取り足取りの指導は期待できません。自分で考え行動できる生徒には最高の環境ですが、細かいサポートを求める生徒には向きません。
麻布では、文化祭・運動会が生徒が最も生き生きとし、麻布らしさが一番表れている行事。全学的な実行委員会・執行委員会が組織され、ほぼ生徒の手によって企画・運営される。一般にも公開しているので、ぜひご家族で足を運んでいただきたい。
例年ゴールデンウィーク中の3日間(5月2日〜4日頃)開催。2025年度は第78回。9:00〜16:00、どなたでも入場可能(予約不要)。祝日は特に混雑。
一般展示:文化部や有志によるもの(縁日展、カジノ展、お化け屋敷展など)
飲食展示:主に運動部が担当
フロンティア展示:教室を細かく区切り、1人でも出展可能な麻布特有の展示
風船企画:来場者がメッセージを書いた風船にヘリウムガスを入れて飛ばす(第77回は770個)。青空にカラフルな風船が映える。
先生方によるパフォーマンス。声楽を本格的に習っている数学の先生がカンツォーネを歌い上げたり、「金田一老人の事件簿」などの寸劇も。生徒がサイリウムで盛り上げるのが恒例。
文化祭初日の夜に開催。講堂で校歌斉唱、円陣を組んで盛り上がる。2025年は雨天のため講堂で開催。
全ての展示は厳正な展示審査で選出され、展示向上推進会議で質の向上が目指される。展示大賞は生物部が授賞することも多い。
秋に開催される運動会は、騎馬戦や棒倒しで盛り上がる麻布の伝統行事。「ミス麻布」を決める企画も名物。運動会実行委員会・執行委員会が生徒の手で企画・運営。2025年度は第70回を迎えた。
麻布学園では、多くの生徒がクラブに所属し、勉強との両立を実践しています。現在、文化部20団体、運動部25団体のクラブが「サークル連合」という生徒による自治機関の下に存在。なかには2つのクラブを掛け持ちしている者もいます。活動日は大体週3日くらいで、運動部はさらに土日に試合が加わることも。多くのクラブでは高2の夏休み明けに引退し、大学入試に備えます。
| 部活動数 | 文化部20団体、運動部25団体(計45団体) |
|---|---|
| 活動日 | 週約3日(運動部は土日に試合の場合も) |
| 朝練 | あるクラブも(朝6時開門) |
| 下校時間 | 通常18時(文化祭・運動会直前は大幅繰り下げ) |
| 引退時期 | 多くは高2夏休み明け |
| 掛け持ち | 可能(実際に兼部している生徒も多い) |
| 運営 | サークル連合(生徒による自治機関) |
伝統ある部活動。都大会出場実績あり。
硬式・軟式それぞれ活動。夏の大会に向けて練習。
2024年度東京都中学校バスケットボール新人戦港区3位。
高校バレー部は私学大会2日目進出。昼休みには中庭でバレーを楽しむ文化も。
2025年度東京都高校秋季大会出場。夏合宿も実施。
硬式テニス同好会も存在。初心者から経験者まで幅広く活動。
アメフト・フラッグフットの両方が活動。
武道の精神と技術を学ぶ。礼儀作法を重視。
珍しい競技として人気。集中力を養う。
中高一貫校では珍しいゴルフ部。
校内プールで練習。夏季大会に向けて活動。
登山・ハイキングを中心に活動。自然の中で心身を鍛える。
その他:陸上部、卓球部、バドミントン部、スキー部、ダンス部など
部員数50人超の大規模部活。元は博物部で化石や骨格標本も扱う。魚班、昆虫班、有栖川班(近隣の有栖川宮記念公園で活動)など班に分かれて活動。春合宿は伊豆諸島や琉球列島の離島、夏合宿は長野県などの山地へ。文化祭では100種を超える生物を展示し、展示大賞を授賞することも多い。OBに北杜夫、桝太一など。
中高でチェス部がある学校は非常に少なく、一般棋戦に参加して好成績。卒業生でFIDE Masterの小島慎也は麻布在籍時に最年少日本チャンピオン。2006年アジア競技大会の選手として高校生2名が選出。部員のレベルは日本トップクラス。
プログラム開発を中心に活動。先輩が講座を開き後輩に伝達。BASICやC言語からWindows、3D、Webプログラムまで習得。東京工業大学主催スーパーコンピューティングコンテストで何度か優勝経験、2004年度は中国チームを僅差で逆転優勝しメディアで話題に。
入学式での応援歌・校歌斉唱の演奏を担当。文化祭でも活躍。
品川ニューイヤーズカップ、品川シーサイドオープン、全日本学生選手権などに出場。文化祭では「オセロおせ~ろ展」を開催。
物理実験・研究を中心に活動。無線班も存在。化学グランプリでの表彰実績も。
地理・歴史の研究を行う。フィールドワークも実施。
マジック・手品のパフォーマンス。文化祭で披露。
ボードゲームの一種であるバックギャモンを楽しむ。
ディベートを中心に活動。論理的思考力を鍛える。
小説・詩・漫画などの創作活動。部誌発行。
様々な楽器演奏、アンサンブル活動。
その他:囲碁部(第47回東京都高等学校文化祭囲碁部門出場)など
戦後の学制改革以降、東大合格者数トップ10から一度も外れていない唯一の学校。浪人含めて100人以上の合格者を輩出していた年もあり、今までもこれからも期待が高い学校。学年の約3分の1が東大・京大へ進学する。
| 国公立大学 | |
|---|---|
| 東京大学 | 83名(日本トップクラス) |
| 京都大学 | 多数合格 |
| 一橋大学 | 多数合格 |
| 東京科学大学 | 多数合格 |
| 国公立医学部医学科 | 多数合格 |
麻布は国公立志向が非常に強く、東大・京大・医学部志望者が多いため、現役にこだわらず浪人を選択する生徒も一定数います。早慶に合格しても納得せず浪人するケースも珍しくありません。学校としても浪人をマイナスとは捉えていません。「積極浪人」という考え方が根付いている学校です。
東大合格者数で常にトップ10入り。戦後一度もトップ10から外れていない唯一の学校という実績は圧倒的。
麻布の入試は2月1日の1回のみ。開成・武蔵と同日のため、御三家志望者は1校しか受験できません。麻布を受験する場合、他の御三家との併願は不可能です。
| 試験日 | 2026年2月1日(日)※1回のみ |
|---|---|
| 募集人員 | 約300名 |
| 出願期間 | インターネット出願 |
| 合格発表 | 2026年2月3日(火)15時頃〜17時 学校HP・中庭にて発表 |
| 入学手続 | 2026年2月4日(水)正午まで |
| 国語 | 60分・60点 |
|---|---|
| 算数 | 60分・60点 |
| 社会 | 50分・40点 |
| 理科 | 50分・40点 |
| 合計 | 200点満点 |
| 面接 | なし |
| 応募者数 | 約900名 |
|---|---|
| 受験者数 | 約850名 |
| 合格者数 | 約380名 |
| 実質倍率 | 約2.2倍 |
麻布の入試問題は「大人の目線」が求められる独特の出題が特徴。社会科では時事問題や深い思考力を問う問題、国語では長文読解と記述力が重視されます。精神年齢の高い生徒が集まる傾向にあります。麻布の壁は非常に高いものですが、「御三家だから」という理由だけではなく、麻布の大切にする「自由」についてよく吟味した上で合格を目指してください。
| 入学金 | 300,000円 |
|---|---|
| 授業料(年額) | 542,400円 |
| 維持費(年額) | 144,000円 |
| 実験実習費(年額) | 51,600円 |
| 施設設備費(年額) | 126,000円 |
| 生徒活動費(年額) | 7,400円 |
| PTA会費(年額) | 4,800円 |
| ICT端末機器費 | 約100,000円(iPad等) |
| 教材費(学年費) | 約35,000円(2024年度実績) |
約130万円
2年目以降は約90万円/年程度。麻布高校へ内部進学する際には入学金200,000円が必要。その他、修学旅行費、私服・部活動費等も別途必要。
都内私立男子校としては標準〜やや高めの学費水準。ただし、大学受験に向けた塾代を考慮すると、麻布の教育内容を考えれば決して高くないという見方もできます。
すでに完成された伝統校のため、大規模な変化・成長は見込みにくい。ただし安定性・ブランド価値は今後も維持される。「変わらない良さ」を求める家庭には最適。
評価:★★★★★ (5/5)
男子御三家としてのブランド力は不変。東大合格者数トップ10を維持する唯一の学校という実績は揺るがない。
評価:★★☆☆☆ (2/5)
伝統維持型のため大きな改革は期待しにくい。時代に合わせた微調整は継続的に実施。
評価:★★★☆☆ (3/5)
約30年の歴史ある国際交流プログラムを地道に継続。大規模な国際化は志向していない。
評価:★★★★★ (5/5)
御三家への志向は根強い。自由な校風を求める家庭からの人気は今後も継続。
麻布中学校は、「自由」と「自律」のバランスを学ぶ場です。制服なし、校則ほぼなし、教科書を使わないオリジナル授業という自由な環境は、一見魅力的に見えますが、その自由を使いこなせる自律性がなければ、むしろ負担になります。
東大合格者数で常にトップ10入りを維持する進学実績の高さは、「自由」の中で生徒が自ら学ぶ力を身につけている証拠です。文化祭・運動会などの行事は生徒主導で企画運営され、その過程で培われるリーダーシップや協調性は、大学受験にとどまらない「人間力」を育てています。
1. 究極の自由による個性の開花
制服なし、校則なしという環境で、生徒一人ひとりが「自分で考え、自分で行動する」力を身につけます。髪を染めて文化祭に参加しても、それが問題行動でなければ許容される。この「広い心で」という姿勢が、多様な個性を持つ生徒を育てています。
2. 教科書を使わない本物の学び
8割以上が大学院修了の専任教員が、オリジナルプリントで授業を展開。「生徒にいかに刺激を与え続けられるか」を意識した教育は、知的好奇心を最大限に引き出します。中3の1万字卒業論文、高1の基礎課程修了論文など、大学レベルの研究能力を6年間かけて段階的に養成します。
3. 生徒主導の行事文化
文化祭・運動会は「生徒が最も生き生きとする」瞬間。3日間開催の文化祭は都内屈指の盛り上がりで、教師演芸会も名物。運動会の騎馬戦や棒倒し、「ミス麻布」など、麻布ならではの伝統が受け継がれています。
1. お子さんは「自由」を使いこなせるか?
麻布の自由な校風は、自律性のある生徒には最高の環境ですが、指示待ちタイプの生徒には厳しい環境です。小学校時代に「言われなくても自分でできる」タイプかどうかを見極めてください。
2. 入試は2月1日の1回のみ
開成・武蔵と同日のため、御三家のいずれか1校しか受験できません。麻布を選ぶということは、他の御三家を諦めるということでもあります。
3. 浪人への許容度
国公立志望・医学部志望が多く、「積極浪人」という考え方が根付いています。早慶に合格しても浪人を選択する生徒も珍しくありません。現役合格にこだわるご家庭は、この点を考慮してください。
麻布中学校は、「自由な環境で自分を磨き、知的好奇心を最大限に伸ばしたい」という強い意志を持つ生徒には最高の環境です。ただし、その自由を使いこなせる自律性が不可欠であり、「偏差値が高いから」「御三家だから」という理由だけで選ぶと、入学後にミスマッチを感じる可能性があります。
学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。文化祭(5月上旬・予約不要)に足を運び、髪を染めた生徒たち、教師演芸会、フロンティア展示など、麻布の「自由」を肌で感じてください。
麻布での6年間は、お子さんの人生を大きく左右する貴重な時間です。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。