Men for Others — 他者のために、他者とともに生きる人を育てる
| 正式名称 | 栄光学園中学校・高等学校 (Eiko Gakuen Junior and Senior High School) |
|---|---|
| 所在地 | 〒247-0071 神奈川県鎌倉市玉縄4-1-1 |
| TEL | 0467-44-5541 |
| 設立年 | 1947年(昭和22年)横須賀市田浦に創立、1964年現在地に移転 |
| 設立母体 | イエズス会(カトリック修道会)/ 上智学院 |
| 校種 | 私立中高一貫校・男子校(完全中高一貫・高校募集なし) |
| 全校生徒数 | 約1,080名(各学年約180名) |
| 1学年生徒数 | 約180名(4クラス×約45名) |
| 敷地面積 | 約11万㎡(東京ドーム約2.3個分) |
大船駅(東海道本線・横須賀線・湘南新宿ライン・根岸線)
南改札西口より徒歩約15分
大船駅より徒歩約15分
江ノ島方面からのアクセスに便利
大船駅西口3番バス乗り場より
清泉女学院行き約2分「栄光学園前」下車すぐ
鎌倉市玉縄の高台に位置。緑豊かな環境で、約11万㎡の広大なキャンパス。入試日は駅から学校まで30分程度見込むことを推奨。
栄光学園は1947年創立の伝統校として、イエズス会の教育理念を守りながら、時代に合わせた進化を続けています。2017年には隈研吾設計の新校舎が完成し、施設面では大きく刷新されました。
| 改革リーダー | 組織的な伝統継承と進化(特定の改革者ではなく学校全体で推進) |
|---|---|
| 改革の範囲 | 施設刷新(新校舎)、ICT活用、グローバル教育強化 |
| 実施スピード | 着実・堅実(伝統を尊重しながら段階的に) |
| 教員巻き込み度 | 高い(全教員が教育理念を共有) |
卒業生・隈研吾氏監修の新校舎。木材を多用した温かみのあるデザイン。環境にも配慮したサステナブル建築。
タブレット・PC活用、電子黒板導入。Google Workspaceを活用した協働学習。プログラミング教育も実施。
フィリピン・セブ島のイエズス会校との交換留学、ボストンカレッジ研修プログラム、海外ホームステイ。
週1時間の必修選択授業。OBゼミ、手話、社会問題など多様なテーマ。キャリア教育の一環として継続・発展中。
「Men for Others, with Others」
— 他者のために、他者とともに生きる人間を育てる
イエズス会の教育理念に基づき、知識・技能だけでなく、人間としての成長を重視。「より大いなる神の栄光のために」という校名の由来が示すとおり、全人教育を実践。
| 授業時間 | 週34時間(50分授業) |
|---|---|
| 登校時刻 | 夏時間 8:00 / 冬時間 8:30(季節により異なる独自制度) |
| 学期制 | 3学期制 |
| 週何日 | 6日制(土曜は4時限) |
| 文理分け | 高3まで文理分けなし(幅広い教養を重視) |
| 宗教授業 | なし(「倫理」の授業が週1時間) |
宗教の授業はなく、週1時間の「倫理」で人間としての在り方・生き方を深く考える。栄光学園教育の根幹。強制的な宗教教育ではなく、思考の機会を提供。
授業の始まりと終わりに短い瞑想の時間。心を落ち着け、学習に向き合う姿勢を養う。静かに自分と向き合う習慣。
午前の授業の合間に全校生徒が校庭で体を動かす。心身のリフレッシュと健康維持。勉強だけでない全人教育の象徴。
季節によって登校時間が異なる独自制度。夏は8:00、冬は8:30登校。自然のリズムを大切にする教育哲学。
高1で週1時間の必修選択授業。OBによるキャリア講話、手話、社会問題研究など異色のテーマ。通常の授業では得られない学び。
高3まで文理分けせず、全員が多様な科目を学ぶ。大学受験のためだけでなく、バランスの良い教養を重視。
イエズス会の教育理念、倫理の授業、瞑想、中間体操など、他校にはない独自の教育スタイル。「Men for Others」の精神を日々の学校生活で実践する数少ない学校。
伝統的な英語教育をベースに、イエズス会のグローバルネットワークを活かした国際交流プログラムを展開。海外研修はフィリピン・アメリカなど複数の選択肢あり。
中学段階で文法・語彙の基礎を徹底。少人数制を活かしたきめ細かい指導。高校では実践的な英語運用能力を強化。
ネイティブスピーカーの教員が在籍。会話・リスニングの授業で生きた英語に触れる機会を提供。
英語の多読を推奨。図書館には多読用の英語書籍が充実。読む力を通じて総合的な英語力を向上。
英語でのスピーチやプレゼンテーションの機会。発信力を重視した実践的な英語教育。
| フィリピン交換留学 | セブ島のイエズス会校「セークリッド・ハート・スクール」との交換留学プログラム |
|---|---|
| ボストンカレッジ研修 | アメリカ・ボストンカレッジでの研修プログラム(希望者対象) |
| 海外ホームステイ | 中3希望者対象のホームステイプログラム |
| イングリッシュキャンプ | 国内での英語漬け合宿プログラム |
| イエズス会ネットワーク | 世界中のイエズス会系学校との交流機会 |
「受験英語」と「実践英語」のバランスを重視。イエズス会のグローバルネットワークを活かし、フィリピンやアメリカでの海外経験を通じて、語学力だけでなく国際感覚を養う。無理なく自然に英語力を伸ばす環境。
イエズス会の教育理念「他者のために、他者とともに生きる人間」を体現する生徒が多い。自由な校風の中で自主性を育み、思いやりのある人間に成長。知識だけでなく人間性を重視。
校則がほぼなく、自分で考え行動することが求められる環境。自己管理能力が自然と身につく。自由と責任を学ぶ。
「他者のために」の精神が浸透。ボランティア活動や奉仕活動に積極的。社会への貢献意識が高い生徒が多い。
勉強を「やらされる」のではなく、自ら学ぶ姿勢。倫理の授業で深く考える習慣が身につき、知的探求心が旺盛。
部活動参加率が高く、勉強と部活を両立。ダブルダッチ部は世界大会優勝経験あり。進学校でありながら部活も本気。
1学年180名の少人数制で、生徒同士・先生との距離が近い。アットホームな雰囲気で6年間を過ごせる。
卒業生ネットワークが強固。各分野で活躍するOBとの交流機会が豊富。隈研吾氏も卒業生。
栄光学園には厳格な校則がほとんどありません。制服もなく、生徒の自主性を最大限に尊重。ただし「自由」は「自律」が前提。常識的な判断ができることが求められます。
| 制服 | なし(私服通学)※式典時は標準服着用 |
|---|---|
| 校則 | 最小限(生徒の自主性を尊重) |
| 頭髪 | 特に規定なし |
| スマホ | 持ち込み可(使用マナーは各自の判断) |
| アルバイト | 原則禁止 |
「自由と自律」を重んじる校風のため、手取り足取りの指導は期待できません。自分で考え行動できる生徒には最高の環境ですが、細かいサポートを求める生徒には向きません。ただし、少人数制なので先生との距離は近く、相談しやすい環境はあります。
部活動は原則全員参加。18の部活動、18のグループ活動、7つの生徒組織が活発に活動。進学校でありながら、部活動でも全国・世界レベルの実績を持つ部も。勉強と部活の両立を重視。
| 部活動数 | 18部活動 + 18グループ活動 + 7生徒組織 |
|---|---|
| 活動日 | 週3〜5日(部による) |
| 下校時刻 | 18:00頃 |
| 参加率 | 原則全員参加 |
実績:世界大会優勝経験あり
栄光学園を代表する部活動。業界で一目置かれる存在。世界レベルの技術を持つ部員多数。
広大なグラウンドで活動。県大会出場実績あり。学業との両立を重視しながら本格的に活動。
体育館で週数回練習。中高合同で活動し、先輩後輩の交流が盛ん。
専用グラウンドで活動。神奈川の強豪校と対戦。文武両道を体現。
テニスコート完備。初心者から経験者まで幅広く参加。県大会出場実績あり。
体育館で活動。チームワークを重視した活動。
400mトラックで練習。駅伝・マラソンにも参加。
武道場で稽古。礼儀作法も重視した指導。
その他:水泳部、卓球部、バドミントン部、ハンドボール部、山岳部、スキー部など
実験・研究活動。科学の甲子園など各種コンテストに挑戦。
栄光祭での演奏・合唱が見どころ。ハイレベルな演奏。
プログラミング、ゲーム制作、Web制作など。プログラミングコンテスト参加。
学校新聞の発行、放送活動。情報発信力を磨く。
栄光祭での公演が人気。表現力を磨く活動。
思考力を鍛える知的活動。大会出場実績あり。
1. 全国・世界レベルの実績:ダブルダッチ部は世界大会優勝。進学校でありながら部活動でもトップレベル。
2. 文武両道の実践:部活動と学業を両立する生徒が多数。高3夏まで部活を続け、東大に合格する生徒も。
3. 先輩後輩の交流:中高一貫で6年間の縦のつながり。卒業後も続く人間関係。
東大合格者数は神奈川県内2位(聖光学院に次ぐ)。1学年約180名という少人数ながら、毎年40〜50名が東京大学に合格。国公立大学・医学部への合格者も多数。
| 国公立大学 | |
|---|---|
| 東京大学 | 47名(現役40名)— 神奈川県内2位 |
| 京都大学 | 5名 |
| 一橋大学 | 10名 |
| 東京科学大学 | 6名 |
| 北海道大学 | 4名 |
| 東北大学 | 3名 |
| 国公立医学部 | 約20名 |
| 私立大学 | |
|---|---|
| 早稲田大学 | 87名 |
| 慶應義塾大学 | 77名 |
| 上智大学 | 22名 |
| 東京理科大学 | 35名 |
| 私立医学部 | 約30名 |
| 2024年 | 47名 |
|---|---|
| 2023年 | 46名 |
| 2022年 | 44名 |
| 2021年 | 47名 |
| 2020年 | 57名 |
1学年約180名という少人数ながら、東大合格率は約25%と非常に高い。国公立医学部にも毎年20名以上が合格。「他者のために」の精神を持った医師、研究者を多く輩出。塾に頼らず学校の授業と自学で東大に合格する生徒も多い。
生徒の自主性を尊重し、無理な詰め込みはしない。自ら学ぶ姿勢を大切にした進路指導。
各分野で活躍する卒業生を招いての講話。医師、研究者、官僚、経営者など多様なキャリアを紹介。
高3の夏休みに問題演習や特別講義を無料で提供。生徒は自由に選択して参加。
定期的な進路ガイダンスで志望校選び・受験対策をサポート。個別相談も充実。
栄光学園の入試は年1回のみの実施です。不合格の場合、翌年まで再チャレンジできません。併願校選びが非常に重要になります。
| 試験日 | 2026年2月2日(月) |
|---|---|
| 募集人員 | 約180名 |
| 出願期間 | 2026年1月8日(木)〜1月26日(月)【インターネット出願】 |
| 合格発表 | 2026年2月3日(火) |
| 入学手続 | 入学金:2月4日(水)正午まで / 施設設備費:2月25日(水)まで |
| 算数 | 60分・70点 |
|---|---|
| 国語 | 50分・70点 |
| 理科 | 40分・50点 |
| 社会 | 40分・50点 |
| 合計 | 240点満点 |
| 面接 | なし |
| 受験者数 | 約700名 |
|---|---|
| 合格者数 | 約260名 |
| 実質倍率 | 約2.7倍 |
| 合格最低点 | 149点(62.5%) |
| 合格者平均点 | 161.6点(67.1%) |
| 受験者平均点 | 141.0点 |
| 算数 | 69.0% |
|---|---|
| 国語 | 61.8% |
| 理科 | 72.6% |
| 社会 | 67.6% |
中学入試で屈指の高難度
「純粋な考える力・思慮深さ」を問う問題。計算処理力だけでなく、試行錯誤しながら解決する姿勢が重視される。大問4題構成で、パターン暗記では対応できない思考力重視の出題。
長文読解と記述力
物語文1題で8000字前後の長文。人間関係に悩む人物を描いた作品が多い。漢字15題、100〜120字の記述問題が合否を分ける。集中して長文を読む力が必要。
実験・観察重視
知識だけでなく、実験結果を分析・考察する力が問われる。グラフや表の読み取りも重要。日頃から「なぜ?」を考える習慣が大切。
大人向けの問題設定
麻布と並び「大人過ぎる」と言われる問題。時事問題、社会問題への関心が必要。単なる暗記ではなく、社会の仕組みを理解する力が問われる。
栄光学園の入試は「思考力」を重視します。塾のテキストをやり込むだけでは対応できません。
1. 算数:パターン暗記ではなく、初見の問題を自力で考え抜く訓練。試行錯誤を恐れない姿勢。
2. 国語:長文を集中して読む習慣。記述力の強化。普段から幅広いジャンルの本を読む。
3. 理科・社会:「なぜ?」を考える習慣。新聞やニュースへの関心。社会の仕組みへの興味。
4. 過去問:最低10年分を複数回解き、出題傾向を体感する。時間配分の練習も重要。
| 入学金 | 300,000円 |
|---|---|
| 施設設備費 | 300,000円(入学時) |
| 授業料(年額) | 528,000円 |
| 施設維持費(年額) | 156,000円 |
| 教育充実費(年額) | 120,000円 |
| その他諸費用 | 約100,000円(教材費、修学旅行積立等) |
約150万円
2年目以降は約90万円/年。入学辞退者は期日の16時までに申し出れば入学金の一部(20万円)が返金。奨学金制度あり。
栄光学園は2月2日の1回入試のため、併願校選びが非常に重要です。神奈川男子御三家(栄光・聖光・浅野)を軸に、都内の難関校も視野に入れた併願パターンが一般的。
栄東中学校(1/10頃)
合格を確保しておく「お試し受験」に最適。
市川中学校(1/20頃)
難易度高めで実力を確認。
麻布中学校(挑戦)
校風も入試傾向も栄光に近い。偏差値上位の挑戦校。
サレジオ学院A(堅実)
カトリック校。神奈川で併願しやすい。
栄光学園(本命)
2月2日は栄光一本で勝負!
浅野中学校(2/3)
神奈川男子御三家。栄光志望者の多くが併願。
聖光学院②(2/4)
神奈川トップ。後期日程でチャレンジ。
| パターンA(最難関狙い) | 1/10 栄東 → 2/1 麻布 → 2/2 栄光 → 2/3 筑駒 → 2/4 聖光② |
|---|---|
| パターンB(神奈川中心) | 1/10 栄東 → 2/1 サレジオA → 2/2 栄光 → 2/3 浅野 → 2/4 聖光② |
| パターンC(堅実志向) | 1/10 栄東 → 2/1 逗子開成① → 2/2 栄光 → 2/3 浅野 → 2/5 逗子開成③ |
イエズス会の「Men for Others」精神、倫理の授業、瞑想、中間体操など、他校にはない独自の教育スタイル。「自由と自律」を重んじる校風は、麻布と並び首都圏でもトップクラス。福沢諭吉の慶應とは異なる、イエズス会ならではの全人教育。
伝統と実績がすでに確立されている名門校。急激な変化よりも「安定した高水準」を維持するタイプ。聖光学院のような改革志向とは異なり、「変わらない良さ」を求める家庭には最適。
評価:★★★★★ (5/5)
神奈川男子御三家としてのブランド力は不変。東大合格実績、卒業生ネットワーク、社会的信用において今後も高い価値を維持。
評価:★★☆☆☆ (2/5)
伝統維持型のため大きな改革は期待しにくい。ただし、2017年の新校舎完成のように、時代に合わせた進化は継続。
評価:★★★☆☆ (3/5)
イエズス会のグローバルネットワークは強み。フィリピン・アメリカなどへの海外プログラムは今後も拡充が期待される。
評価:★★★★☆ (4/5)
東大合格実績、自由な校風、隈研吾設計の新校舎など魅力は多い。1回入試のハードルの高さはあるが、人気は安定。
「自由と自律の中で、他者のために生きる人間を育てる神奈川最難関の男子校」
栄光学園は、イエズス会のカトリック校として1947年に創立された神奈川県最難関の男子進学校です。「Men for Others, with Others」(他者のために、他者とともに生きる人間)という教育理念のもと、知識だけでなく人間としての成長を重視しています。
校則なし・制服なしという自由な校風は首都圏でもトップクラス。生徒の自主性・自律性を最大限に尊重し、自ら考え行動する力を育てます。その結果、毎年40〜50名の東大合格者を輩出する高い進学実績を残しています。
1. 自由と自律の校風
校則がほぼなく、制服もない。生徒を信頼し、自主性を尊重する校風は、自ら考え行動できる人材を育てます。
2. 高い進学実績
毎年40〜50名が東大に合格。神奈川では聖光学院に次ぐ2位の実績。医学部合格者も多数。
3. 人間教育
イエズス会の「Men for Others」精神に基づく教育。奉仕の精神、他者への思いやりを育む。倫理の授業で人間としての在り方を深く考える。
4. 充実した施設
2017年完成の隈研吾設計新校舎。約11万㎡の広大な緑豊かなキャンパス。のびのびと学べる環境。
1. 自己管理能力は十分か?
自由な校風は、自己管理ができることが前提。管理されないと勉強しない生徒には向かない可能性。
2. 宗教行事への参加
ミサや宗教行事など、カトリック校としての活動への参加が一定程度必要。信仰を強制するものではないが、価値観への理解は必要。
3. 入試は年1回のみ
2月2日の1回勝負。不合格の場合、翌年まで再チャレンジできない。併願校選びが重要。
栄光学園は、「自由な環境で自律的に学び、他者のために生きる人間になりたい」という志を持つ生徒には最高の環境です。自由な校風、高い進学実績、人間教育のすべてが揃った学校です。
ただし、自己管理能力が求められる環境であること、入試が年1回のみであることなど、入学前に確認すべき点もあります。学校説明会や文化祭「栄光祭」に足を運び、実際の雰囲気を確認することをお勧めします。