「自ら調べ自ら考える」— 100年の伝統が育む探究心。10万㎡の緑豊かなキャンパスで、真の知性を磨く
| 正式名称 | 武蔵高等学校中学校 |
|---|---|
| 所在地 | 〒176-8535 東京都練馬区豊玉上1-26-1 |
| TEL | 03-5984-3741(代表) |
| 設立年 | 1922年(大正11年) |
| 設立母体 | 財団法人根津育英会 |
| 校種 | 私立中高一貫校・男子校(高校募集なし・完全中高一貫) |
| 全校生徒数 | 約960名(中高合計) |
| 1学年生徒数 | 160名(4クラス×40名) |
| 偏差値 | 64(四谷大塚80偏差値) |
| 学期制 | 3学期制 |
| 制服 | なし(私服) |
| 公式サイト | https://www.musashi.ed.jp/ |
| 西武池袋線 | 「江古田駅」より徒歩約6分 |
|---|---|
| 西武有楽町線 | 「新桜台駅」より徒歩約6分 |
| 都営大江戸線 | 「新江古田駅」より徒歩約6分 |
都内最大級の約10万㎡(3万坪)という広大なキャンパスが最大の特徴。武蔵野の面影を残す緑豊かな環境の中に、校舎、図書館、体育館、グラウンドなどが点在。中庭にはヤギが飼育されており、生命のリアリティを日常に取り入れる独自の教育が行われています。都心の喧騒を忘れさせる自然環境は、探究型学習に最適です。
一、東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物
一、世界に雄飛するにたえる人物
一、自ら調べ自ら考える力ある人物
1922年、財団法人根津育英会により、日本初の私立7年制高等学校として創立。創設者・根津嘉一郎の「三理想」に基づき、100年以上にわたって自ら調べ自ら考える「自調自考」の精神を育成し続けています。
「自ら調べ自ら考える」力の育成。暗記ではなく、物事の根本に当たり、自分で考え、自分で解決する力を養います。
校則がない自由な校風。制服もなく私服で登校。自由の中で自己管理能力と責任感を育てます。
10万㎡の緑豊かなキャンパス。中庭のヤギ飼育など、生命のリアリティを日常に取り入れています。
職員室を廃止し、教科ごとの研究室を設置。生徒と教員の距離が近く、学問の探究を深められます。
武蔵の「自由」は「放任」ではありません。校則がない代わりに、自己管理能力と責任感が求められます。自分で考え、自分で行動できる生徒には最高の環境ですが、管理されないと動けないタイプの生徒には厳しい面も。入学前に、お子さんの自己管理能力を見極めることが重要です。
武蔵のカリキュラムは「土壌としての教育」をコンセプトに掲げています。短期的な成果(大学合格実績)ではなく、長期的な思考力の育成を重視。ゼミ形式の授業、実験・観察中心の理科教育、古文書を読む国語など、物事の根本に当たる学びを展開しています。
| 地学巡検(中1) | 箱根に行き、箱根山の地形や岩石を観察・スケッチ。フィールドワークで学ぶ地学。 |
|---|---|
| 天文実習(中3) | 清里で天体観測を実施。実際の星空を観察して天文学を学びます。 |
| 古文書講読 | 国語の授業で実際の古文書を読解。歴史と言語を体感的に学習。 |
| ゼミ形式授業 | 少人数のゼミ形式で深い議論を展開。主体的な学びを促進します。 |
| 研究室訪問 | 教科ごとの研究室で教員と自由に交流。学問への興味を深めます。 |
実験・観察を重視した理科教育。体験を通じて規則性を見つける力を育成。実験室も充実しています。
古文書講読など、原典に当たる教育を展開。表面的な理解ではなく、本質に迫る読解力を養います。
公式の暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を追求。数学的思考力を鍛えます。
コミュニケーション能力と読解力をバランスよく育成。海外研修も実施しています。
約10万㎡(3万坪)という都内私立中学で最大級の広大なキャンパス。武蔵野の面影を残す緑豊かな環境の中、のびのびと学校生活を送れます。
| 主要施設一覧 | |
|---|---|
| 図書館 | 蔵書豊富な図書館。自習スペースも完備。放課後も利用可能です。 |
| 研究室 | 職員室を廃止し、教科ごとに研究室を設置。生徒と教員の距離が近い環境。 |
| 理科実験室 | 物理・化学・生物・地学それぞれ専用の実験室を完備。充実した実験設備。 |
| 体育館・グラウンド | 広大な敷地を活かした充実の体育施設。各種スポーツに対応。 |
| 武蔵の森 | キャンパス内の森。自然観察や生物学習の場として活用されています。 |
| 中庭(ヤギ舎) | ヤギを飼育。生命のリアリティを日常に取り入れる独自の教育。 |
都内最大級の10万㎡キャンパスは圧巻。緑豊かな環境、充実した実験設備、教科ごとの研究室制度など、探究型学習に最適な環境が整っています。中庭のヤギは武蔵の象徴。
武蔵は合格者数を公表せず、進学者数のみを公表しています。これは「進路は個人の選択である」という姿勢の表れ。東大合格者数競争に参加せず、「自分が学びたいことが学べる大学に行ってほしい」という教育方針を貫いています。
| 東京大学 | 26名 |
|---|---|
| 京都大学 | 8名 |
| 一橋大学 | 5名 |
| 東京工業大学 | 4名 |
| 早稲田大学 | 15名以上 |
| 慶應義塾大学 | 10名以上 |
| その他国公立 | 東北大、北海道大、筑波大、埼玉大など |
| 海外大学 | ICU、東京藝大、海外大学など多様な進路 |
武蔵の東大進学者数26名は、開成・麻布に比べると少なく見えます。しかし、1学年160名という少人数を考慮すれば、約16%が東大に進学している計算。また、東大・京大・一橋・東工大などの旧帝大系に限らず、ICU、東京藝大、海外大学など多様な進路を選ぶ生徒が多いのも特徴です。「自分が学びたいこと」を追求する武蔵の教育の成果といえます。
東大合格数では開成・麻布に劣りますが、1学年160名という少人数を考慮すれば堅実な実績。特筆すべきは進路の多様性。東京藝大や海外大学など、「自分の学びたいこと」を追求する生徒が多いのが武蔵の特徴です。
武蔵では部活動を「校友会活動」と呼びます。広大なキャンパスを活かした活動が特徴で、自主性を重んじる校風のもと、生徒主体で運営されています。勉強との両立を図りながら、様々な分野で活躍しています。
広大なグラウンドで練習。勉強との両立を図りながら、大会出場を目指しています。
広いグラウンドでのびのびとプレー。チームワークを大切にしています。
テニスコートで練習。初心者から経験者まで幅広く対応しています。
体育館で活発に活動。試合形式の練習を重ね、技術を磨いています。
様々な実験・研究活動を展開。武蔵の探究型教育を体現する部活です。
演奏活動を通じて音楽の楽しさを追求。文化祭での演奏が人気です。
小説・詩・エッセイなどの創作活動。部誌を発行しています。
オリジナル脚本での公演も。表現力を磨いています。
武蔵には制服がありません。生徒は私服で登校します。これは「自由」を重んじる武蔵の校風の象徴。自分で服装を選ぶことを通じて、自己表現力と自己管理能力を育てるという教育方針に基づいています。
武蔵には明文化された校則がありません。生徒の自主性と良識に委ねられています。これは「自調自考」の精神の体現です。
特に厳しい制限はありませんが、授業中の使用は当然NG。生徒の良識に任せられています。
特に規定なし。染髪やパーマも禁止されていませんが、極端なものは少数派。自由の中で節度を学びます。
指定のバッグなどはありません。自分で必要なものを判断して持参します。
武蔵の「自由」は「何でもあり」ではありません。「自分で考え、自分で判断し、自分で責任を持つ」という意味での自由です。校則がない代わりに、自己管理能力と社会性が求められます。この環境が合う生徒には最高の学び場ですが、管理されないと動けないタイプの生徒には厳しい面もあります。
| 入学時納入金 | |
|---|---|
| 入学金 | 370,000円 |
| 年間納入金 | |
|---|---|
| 授業料 | 540,000円 |
| その他(施設費等) | 約200,000円 |
| 預け金(教材費等) | 135,000円(1年次) |
| タブレット端末購入費 | 75,680円(iPad本体・セットアップ・3年保証) |
| 年間納入金合計 | 約950,000円 |
武蔵の学費は、私立男子進学校としてはやや高めの水準です。ただし、10万㎡の広大なキャンパス、充実した施設・設備、少人数制の教育を考慮すると、相応の価値があります。また、各種奨励奨学金制度も用意されており、「チャレンジしたいけど金銭的に難しい」という家庭のサポート体制も整っています。
| 募集人数 | 160名 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年2月1日(日) |
| 出願期間 | 2026年1月10日(土)〜1月19日(月)【インターネット出願】 |
| 合格発表 | 2026年2月2日(月) |
| 入学金納入 | 2026年2月3日(火)9時〜2月4日(水)12時 |
| 国語 | 100点・50分 |
|---|---|
| 算数 | 100点・50分 |
| 社会 | 60点・40分 |
| 理科 | 60点・40分 |
| 合計 | 320点満点 |
武蔵の入試は非常に独特です。問題文が長く、自分の考えを記述する問題が多く出題されます。単なる暗記では太刀打ちできず、日頃から問題意識を持って生活しているかが問われます。「なぜ?」と疑問を持ち、自分で調べて考える習慣が必要です。
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 約580名 | 約550名 | 約180名 | 約3.1倍 |
| 2024年 | 約600名 | 約570名 | 約185名 | 約3.1倍 |
| 2023年 | 約590名 | 約560名 | 約180名 | 約3.1倍 |
倍率は約3倍で推移。募集人数160名に対し、合格者は約180名程度出しています(辞退者を見込んで)。
武蔵では「世界に雄飛するにたえる人物」という建学の精神に基づき、国際教育にも力を入れています。海外研修プログラムや海外大学への進学サポートなど、グローバルな視野を持った人材育成を行っています。
| 海外研修 | 希望者対象。英語圏での語学研修とホームステイ。異文化体験を通じて国際感覚を養います。 |
|---|---|
| 海外大学進学 | 海外大学への進学を希望する生徒へのサポート体制も整備。実際に海外大学に進学する卒業生もいます。 |
| 国際交流 | 海外の学校との交流プログラム。異文化理解を深める機会を提供しています。 |
コミュニケーション能力と読解力をバランスよく育成。ネイティブ教員による授業も実施。実践的な英語力を養います。
東大だけでなく、海外大学への進学者も。「自分が学びたいことを学べる大学」を世界規模で選ぶ生徒がいます。
武蔵の進路指導は、他の進学校とは一線を画しています。前校長・梶取弘昌氏は「東大にこだわってほしくはない。自分が学びたいことが学べる大学に行ってほしい」と語り、生徒の意向を最大限尊重する姿勢を貫いています。そのため、合格者数を公表せず、進学者数のみを公表しています。
東大・京大・一橋だけでなく、ICU、東京藝大、地方の国公立、海外大学など、多様な進路を実現。「自分の学びたいこと」を追求する生徒を応援します。
研究者を目指す生徒へのサポートも充実。オートファジー研究で知られる水島昇氏(東京医科歯科大)など、研究者を多数輩出しています。
東京藝大など芸術系大学への進学者も。前校長自身が東京藝大声楽科出身という背景もあり、芸術分野への理解が深い学校です。
教科ごとの研究室制度を活かし、教員と生徒の距離が近い環境で、個別の進路相談に対応しています。
武蔵は医学部医学科の合格者数を公表していません。これは「進路は個人の選択」という姿勢の表れですが、医学部志向が強い家庭には、医学部実績を重視する他校の方が向いている可能性があります。武蔵は「東大○人」「医学部○人」という数字競争には参加していません。
武蔵からは、学術界、文化界、ビジネス界など各分野で活躍する卒業生を多数輩出しています。「いい意味での"オタク"」と評されることも多い武蔵卒業生は、自分の専門分野を深く追求する傾向があります。
水島昇(オートファジー研究で世界的に著名)など、研究者を多数輩出。「自調自考」の精神が研究者としての素養を育てています。
東京藝大など芸術系に進学した卒業生も。音楽家、作家、クリエイターなど、表現の分野で活躍する卒業生がいます。
企業経営者、起業家など、ビジネス界で活躍する卒業生も。根津育英会の伝統を受け継ぐ人材を輩出しています。
ジャーナリスト、評論家など、メディア・報道の分野で活躍する卒業生も。批判的思考力を活かしています。
| 4月 | 入学式、オリエンテーション、新入生歓迎会 |
|---|---|
| 5月 | 中間考査、地学巡検(中1・箱根) |
| 6月 | 体育祭 |
| 7月 | 期末考査、夏期講習 |
| 8月 | 夏休み、部活動合宿、海外研修(希望者) |
| 9月 | 記念祭(文化祭) |
| 10月 | 中間考査、天文実習(中3・清里) |
| 11月 | 修学旅行(高2) |
| 12月 | 期末考査、冬期講習 |
| 1月 | スキー教室 |
| 2月 | 入試 |
| 3月 | 学年末考査、卒業式、修了式 |
毎年9月に開催される記念祭は、武蔵の自由な校風を象徴する行事。生徒主体で企画・運営され、各クラスの展示・発表、部活動の公演・展示など、個性豊かな発表が行われます。中庭のヤギも人気スポット。受験生の学校見学にも最適な機会です。
箱根で実施。箱根山の地形や岩石を観察・スケッチ。フィールドワークを通じて地学を体感的に学びます。武蔵らしい探究型学習の一環。
清里で天体観測を実施。実際の星空を観察して天文学を学びます。都会では見られない満天の星空に感動する生徒も多数。
「生徒が望む学習を応援する校風。教師も協力的でのびのびと学習できる」(保護者)
「自立性を重んじる校風がとても良い。どんな個性も受け入れて応援してくれる雰囲気が全体に漂っている」(保護者)
「緑豊かなキャンパスは都内とは思えないほど。のびのびと学校生活を送れる」(在校生)
「子供本人がとても気に入って、学校に非常に馴染んでおり、一番高い評価がつけられる」(保護者)
「個々の先生が工夫をして特徴的な授業を進行しており、学習意欲が高い生徒にはとても良い」(保護者)
「中庭のヤギは武蔵の象徴。生命のリアリティを日常に感じられる」(在校生)
口コミサイトでの評価は5点満点中4.4点(東京都の口コミランキング24位/789校中)と高評価。特に「自立性を重んじる校風」「どんな個性も受け入れる雰囲気」「緑豊かなキャンパス」が高く評価されています。一方で、「自己管理ができないと厳しい」という声もあり、入学前にお子さんの適性を見極めることが重要です。
偏差値や東大合格数では開成・麻布との差が開いていますが、武蔵は「数字では測れない価値」を追求する学校。探究型学習や自由な校風は、変化の激しい時代にこそ価値を発揮します。「東大合格数」以外の指標で評価すべき学校であり、そのポジショニングは今後も維持されるでしょう。
武蔵中学校は、男子御三家の中でも最も「自由」と「探究」を重視する学校です。校則なし・制服なしの自由な校風、10万㎡の広大なキャンパス、中庭のヤギ、教科ごとの研究室制度など、唯一無二の教育環境が整っています。
東大合格数では開成・麻布に劣りますが、それは「東大にこだわらない」という教育方針の表れ。「自分が学びたいことを学べる大学へ」という姿勢で、東京藝大や海外大学など多様な進路を実現しています。偏差値や合格実績では測れない、「本物の学び」を追求する学校です。
1922年の創立から100年以上、「三理想」を掲げて自ら調べ自ら考える人物を育成し続けてきました。その教育は、変化の激しい現代社会において、むしろ価値を増しています。
| 学習環境 | ★★★★★ 探究型学習、研究室制度、少人数制 |
|---|---|
| 施設・設備 | ★★★★★ 都内最大級10万㎡キャンパス |
| 進学実績 | ★★★★☆ 東大26名、多様な進路実現 |
| 部活動 | ★★★☆☆ 自主性重視、学業優先 |
| 校風・雰囲気 | ★★★★★ 自由・個性尊重・探究心 |
| 学費対効果 | ★★★★☆ やや高めだが施設・教育充実 |
学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。知的好奇心が旺盛で、自己管理ができ、個性を大切にしたいお子さんには最高の環境です。
武蔵での6年間は、「自ら調べ自ら考える」力を育み、人生の土壌を耕す時間となるでしょう。学校説明会で緑豊かなキャンパスを歩き、中庭のヤギに会い、武蔵の「自由」を肌で感じてください。