「自主自律の精神を持ち、広い視野に立って行動する生徒を育成する」— 140年以上の歴史を持つ名門国立中学校
| 正式名称 | お茶の水女子大学附属中学校 |
|---|---|
| 所在地 | 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1 |
| TEL | 03-5978-5865 |
| 創立年 | 1882年(明治15年) |
| 校種 | 国立中学校・共学(男女比1:2) |
| 併設校 | お茶の水女子大学附属高等学校(女子校)、お茶の水女子大学 |
| 1学年生徒数 | 約120名(男子約40名・女子約80名) |
| 偏差値 | 65(女子・首都圏模試)/ 52(男子) |
| 制服 | あり(夏休み前〜9月中旬は自由服期間) |
| 公式サイト | お茶の水女子大学附属中学校公式サイト |
| 東京メトロ丸ノ内線 | 「茗荷谷駅」より徒歩約7分 |
|---|---|
| 東京メトロ有楽町線 | 「護国寺駅」より徒歩約13分 |
文京区の閑静な住宅街に位置し、お茶の水女子大学のキャンパス内にあります。茗荷谷駅からのアクセスが良く、周辺には筑波大学附属中学校・高等学校、拓殖大学などの教育機関が集まる文教地区です。落ち着いた環境で学習に集中できます。
「自主自律の精神を持ち、広い視野に立って行動する生徒を育成する」
生徒の自主性を最大限に尊重し、自ら考え、判断し、行動する力を育成します。校則も比較的自由で、生徒の主体性を重んじる校風です。
多様な価値観や文化を理解し、グローバルな視点で物事を考える力を養います。帰国生徒教育学級も設置されています。
知的好奇心を大切にし、自ら課題を発見して深く探究する姿勢を育みます。「自主研究」など独自のプログラムが充実しています。
他者と協力して問題を解決する力を重視。学校行事や活動は生徒の自主運営を基本とし、協働性や責任感を育てます。
お茶の水女子大学附属中学校は男女共学ですが、附属高校(お茶の水女子大学附属高等学校)は女子校です。そのため、女子は附属高校へ内部進学できますが、男子は全員が高校受験をして外部の高校に進学する必要があります。この点を十分に理解した上で志望校として検討してください。
国立大学附属校ならではの先進的な教育研究を実践しています。国語・数学・理科・社会・英語の5教科に加え、道徳・特別活動・自主研究・「お茶の水タイム」(総合学習)が組み込まれ、総授業時間の約1/6を占めています。知識の詰め込みではなく、考える力、表現する力を育成します。
| 自主研究 | 生徒が自ら課題を設定し、1年間かけて研究を行う独自プログラム。発表会で成果を共有します。 |
|---|---|
| お茶の水タイム | 教科の枠を超えた総合的な学習の時間。探究活動やキャリア教育などを実施。 |
| コミュニケーション・デザイン科 | 課題を見つけ、他者と協力して解決策を導く力を養う独自科目。 |
| 帰国生徒教育学級 | 1年次に専用学級を設置。帰国生の適応を支援しながら、多様な経験を活かした教育を行います。 |
| 少人数授業 | 英語・数学などで少人数制授業を実施。きめ細かな指導を行います。 |
年間授業時数は1,014コマ(50分授業)。標準的な公立中学校より多く、充実した学習時間を確保しています。
お茶の水女子大学のキャンパス内にあり、大学の施設や研究者との交流など、大学連携の機会が豊富です。
女子は内部進学が多いため、学校での受験対策は最小限。男子や外部受験希望者は塾との併用が一般的です。
最近ようやくデジタル化が進んできており、ICT機器を活用した授業も増えています。
女子の多くはお茶の水女子大学附属高等学校に内部進学します。附属高校は女子教育の名門として知られ、東大3名、一橋大7名、東京科学大7名(2025年度)という高い進学実績を誇ります。お茶の水女子大学にも毎年10〜20名程度が進学しています。
| 附属高校の2025年度 主要大学合格実績 | |
|---|---|
| 東京大学 | 3名 |
| 一橋大学 | 7名 |
| 東京科学大学 | 7名 |
| お茶の水女子大学 | 10〜20名程度 |
| その他国公立大学 | 東京農工大3、東京学芸大1、神戸大1 など |
| 私立大学 | 早慶上理、GMARCH多数 |
男子は全員が高校受験をして外部進学します。優秀な男子生徒が多いため、開成、筑波大学附属駒場、筑波大学附属、学芸大附属などの難関校へ進学する生徒も少なくありません。ただし、学校での受験対策は限定的なため、塾との併用が一般的です。
附属高校は東大3名、一橋7名という堅実な実績。お茶の水女子大学への内部推薦枠もあり、女子にとっては安定した進学ルートです。
年間学費:約13万円程度(私立の1/5以下!)
| 初年度納入金の目安 | |
|---|---|
| 入学金 | 約5万円 |
| 授業料 | 無料(国立のため) |
| PTA会費・後援会費等 | 年間約8万円程度 |
| 教材費・制服代等 | 約10〜15万円(初年度のみ) |
| 年間経費合計 | 約13万円(授業料無料) |
| 私立中学校との比較 | |
|---|---|
| お茶の水女子大附属中 | 年間約13万円 |
| 私立中学校(平均) | 年間約100〜120万円 |
| 6年間の差額 | 約500〜600万円お得 |
国立のため授業料無料。私立中学校と比較して6年間で500万円以上の差があります。教育の質を考えると、最高のコストパフォーマンスです。
| 募集人数 | 約40名(男女合計・内部進学者除く) |
|---|---|
| 入試日 | 2026年2月3日(火) |
| 出願期間 | 1月中旬(WEB出願) |
| 合格発表 | 2月4日 |
| 検査科目 | |
|---|---|
| 検査Ⅰ(国語) | 45分。リスニング問題あり。説明文読解、記述問題が中心。 |
| 検査Ⅱ(算数) | 45分。計算・一行問題に加え、大問2題。見慣れない設定の問題も出題。 |
| 検査Ⅲ(理科・社会) | 45分。理科・社会の複合問題。記述式が多い。 |
男子は約1.5倍と比較的低い倍率ですが、女子は4倍以上と非常に高い倍率です。女子の場合、難関校レベルの学力が必要になります。
お茶の水女子大学のキャンパス内に位置し、緑豊かな環境で学習できます。大学の図書館や施設の一部も利用可能で、アカデミックな雰囲気の中で学校生活を送れます。
| 図書館 | 充実した蔵書。大学図書館も利用可能。 |
|---|---|
| 理科実験室 | 探究学習に活用される設備が整っています。 |
| 体育館 | 体育授業・部活動で使用。 |
| グラウンド | 運動部の活動や体育祭で使用。 |
| 講堂 | 入学式、卒業式、発表会などで使用。 |
歴史ある学校のため、施設は新しくはありませんが、大学キャンパス内という恵まれた環境にあります。学習に必要な設備は整っています。
学校行事は生徒の自主運営を基本としています。企画から運営まで生徒が中心となって行い、協働性や責任感を育む貴重な機会となっています。
| 4月 | 入学式、オリエンテーション、健康診断 |
|---|---|
| 5月 | 中間考査、校外学習 |
| 6月 | 体育祭、期末考査 |
| 7月 | 終業式、夏休み開始 |
| 8月 | 夏休み(自由服期間開始) |
| 9月 | 始業式、生徒祭(文化祭)、自由服期間終了 |
| 10月 | 中間考査、オープンスクール |
| 11月 | 修学旅行(3年)、自主研究発表会 |
| 12月 | 期末考査、終業式 |
| 1月 | 始業式 |
| 2月 | 入学検査、学年末考査 |
| 3月 | 卒業式、修了式 |
生徒が企画・運営する最大の行事。クラス展示、発表、部活動公演など多彩なプログラムが展開されます。
クラス対抗で競い合う体育祭。応援合戦なども盛り上がります。
1年間かけて取り組んだ自主研究の成果を発表。探究学習の集大成です。
夏休み前から9月中旬ごろまでは私服で登校可能。自主自律を重んじる校風が表れています。
部活動は週3〜4日程度の活動が多く、学業との両立がしやすい環境です。生徒数が少ないため部活の種類は限られますが、それぞれ熱心に活動しています。
バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、卓球部、水泳部など。大会出場を目指して活動しています。
科学部、美術部、音楽部、文芸部、英語部など。生徒祭での発表が活動の大きな目標です。
学業重視の校風で、部活動は控えめ。放課後の時間も短く、がっつり部活に打ち込みたい人には物足りないかもしれません。
制服はありますが、夏休み前から9月中旬ごろまでは「自由服期間」として私服登校が認められています。校則も比較的緩く、生徒の自主性を尊重する校風です。
「自主自律」を重んじる校風で、細かい校則は少なめ。生徒を信頼し、自分で判断して行動することが求められます。
持ち込み可能ですが、校内での使用には制限があります。
派手な髪染めなどは控えますが、比較的自由。自分で適切に判断することが求められます。
4クラスと少人数のため、アットホームな雰囲気。生徒同士の仲も良いと評判です。
A: 高校受験が必須という点を理解した上であれば、十分に価値があります。自主自律の精神や探究学習を通じて、自分で考える力が身につきます。実際、難関高校に進学する男子も多いです。
A: ほとんどの女子が附属高校に内部進学できます。ただし、一定の成績基準はあります。外部の高校を受験する女子もいます。
A: 入試対策には塾の活用が効果的です。特にリスニング対策や記述対策は、専門的な指導を受けると良いでしょう。入学後は、男子の高校受験対策として塾を併用する家庭が多いです。
A: 帰国生徒教育学級があり、1年次に専用クラスで学びます。海外での経験を活かした教育が行われています。
A: 少人数のため男女とも仲が良く、居づらいということはないようです。むしろアットホームな雰囲気で過ごしやすいという声が多いです。
A: 附属高校からお茶の水女子大学への内部推薦枠があり、毎年10〜20名程度が進学しています。ただし、他大学を受験する生徒も多いです。
女子は偏差値65と難関レベル。試験日が2月3日のため、2月1日・2日に他校を受験し、お茶の水を本命とするパターンが多いです。国立志望の場合、筑波大学附属中学校との併願も検討されます。
| 1月 | 栄東、浦和明の星女子(埼玉・試験慣れ) |
|---|---|
| 2月1日 | 吉祥女子、鷗友学園、頌栄女子学院、洗足学園、女子学院 など |
| 2月2日 | 吉祥女子②、洗足学園②、青山学院、白百合学園 など |
| 2月3日 | お茶の水女子大附属 |
| 2月4日 | 明治学院、恵泉女学園(安全校として) |
| 1月 | 栄東、立教新座(埼玉・試験慣れ) |
|---|---|
| 2月1日 | 芝、本郷、世田谷学園 など |
| 2月2日 | 本郷②、巣鴨、城北 など |
| 2月3日 | お茶の水女子大附属、筑波大学附属、学芸大附属世田谷 |
男子は偏差値52程度と女子より入りやすいですが、高校受験必須という点を十分に考慮して志望校を検討してください。お茶の水女子大附属中から、開成高校、筑波大学附属駒場高校、筑波大学附属高校、学芸大附属高校などの難関校へ進学する男子も多くいます。中学3年間で高校受験の準備をしっかり行う必要があります。
| 学校名 | 偏差値(女子) | 男女比 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| お茶の水女子大附属 | 65 | 1:2 | 自主自律、探究学習、女子は附属高校へ |
| 筑波大学附属 | 70 | 1:1 | 最難関、高校まで共学 |
| 東京学芸大附属世田谷 | 60 | 1:1 | 教育研究、高校は外部受験 |
| 東京学芸大附属竹早 | 58 | 1:1 | 教育研究、高校は外部受験 |
| 東京学芸大附属小金井 | 56 | 1:1 | 教育研究、高校は外部受験 |
「校則が緩く、生徒数も4クラスと少ないので、自由でアットホームな雰囲気です。自分で考えて行動する力が身につきます」(在校生)
「国立で学費が安いのに、探究学習など質の高い教育が受けられます。大学キャンパス内という環境も素晴らしいです」(保護者)
「女子は附属高校に行ける安心感があります。受験のプレッシャーなく、自分の興味を追求できる3年間でした」(卒業生・女子)
「高校受験は大変でしたが、お茶中で身につけた自主的に学ぶ姿勢が役立ちました。開成高校に合格できました」(卒業生・男子)
「先生も質問したらしっかり答えてくれますが、自分から聞きに行く姿勢が大切です。受け身では伸びません」(在校生)
「自主研究で自分の好きなテーマを1年間かけて研究できたのは貴重な経験でした。発表会も緊張しましたが達成感がありました」(卒業生)
全体的に「自由な校風」「アットホームな雰囲気」への評価が高いです。一方で「古い学校だと感じる」「部活動は物足りない」という声も。自主性を持って学べる生徒には最適な環境ですが、手厚いサポートを期待する場合は他校も検討した方が良いでしょう。
大問1でリスニング問題が出題されます。複数人の会話から要点を掴み、内容を正しく理解した上で、選択肢を選んだり、内容を記述したりする問題が約6問出題されます。日常的にニュースやラジオを聴き、内容を確認する習慣をつけましょう。
長めの説明文では、空欄補充や傍線部の内容・理由について問われます。100字以内で自分の考えを記述する問いもあります。論理的に読み取り、的確に表現する力が必要です。
計算問題4問、一行問題4問程度、大問2題の構成。問われている内容は基本〜標準レベルですが、見慣れない問題設定やグラフ絡みの問題など、癖のある問題が出題されます。
基礎基本をしっかりと固めた上で、過去問演習を徹底することが重要です。独特の出題形式に慣れておく必要があります。
実験や観察に基づく問題が多く出題され、記述式の解答が求められます。日常生活の現象や環境問題にも関心を持ち、幅広い知識を身につけましょう。
地理・歴史・公民からバランスよく出題。資料の読み取りや記述式の問題が含まれます。地図やグラフの読み取り練習を行い、時事問題にも注意を払いましょう。
女子の内部進学先であるお茶の水女子大学附属高等学校は、女子教育の名門として知られています。2025年度は東大3名、一橋大7名、東京科学大7名という実績。お茶の水女子大学への内部推薦枠もあり、毎年10〜20名程度が進学しています。
東京大学、一橋大学、東京科学大学、お茶の水女子大学、千葉大学、東京学芸大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、GMARCH各大学など。
附属高校からは京都府立医科大学、防衛医科大学校など、医学部医学科への合格者も輩出しています。
グローバルな視野を持った卒業生の中には、海外大学に進学する方もいます。
研究者、教育者、官公庁、企業など、様々な分野で活躍する卒業生を輩出しています。自主自律の精神が社会でも活きています。
140年以上の歴史を持つ伝統校であり、その地位は安定しています。国立大学附属校として先進的な教育研究を続けており、探究学習の重要性が高まる中で、その価値はさらに増すでしょう。女子の附属高校内部進学という安定したルートも魅力です。一方で、施設の老朽化や、男子の高校受験必須という構造的な課題もあります。
お茶の水女子大学附属中学校には、帰国生徒教育学級が設置されています。海外で生活した経験を持つ生徒が、日本の学校教育にスムーズに適応できるようサポートしています。1年次に専用クラスで学び、2年次からは一般学級に合流します。
| 対象 | 海外在住経験があり、帰国後2年以内の生徒 |
|---|---|
| 学級編成 | 1年次のみ専用学級。2年次から一般学級に合流。 |
| 募集人数 | 若干名 |
| 選考方法 | 書類審査、面接、作文など |
| 出願時期 | 11月頃(詳細は公式サイトで確認) |
海外での経験を活かしながら、日本の学校生活に適応できるよう支援します。日本語力の向上はもちろん、海外で培った語学力や国際感覚を伸ばす教育も行われます。
帰国生と一般生が交流することで、お互いの視野が広がります。多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まる環境は、グローバルな視点を養う上で大きな財産です。
お茶の水女子大学附属中学校では、受検生向けの学校説明会やオープンスクールを開催しています。実際に学校を訪問し、雰囲気を肌で感じることをお勧めします。
| 学校説明会 | 年に数回開催。学校の教育方針や入試について説明。事前予約制。 |
|---|---|
| オープンスクール | 10月頃開催。授業見学や施設見学が可能。 |
| 生徒祭(文化祭) | 9月開催。生徒の活動を見学できる貴重な機会。 |
| 公式サイト | 最新情報は公式サイトで確認 |
お茶の水女子大学附属中学校は、140年以上の歴史を持つ名門国立中学校です。「自主自律の精神」を重視した教育は、自ら考え、行動できる人材を育成します。女子は附属高校への内部進学が可能で、お茶の水女子大学への道も開かれています。
国立のため学費が圧倒的に安い点も大きな魅力。私立と比較して6年間で500万円以上の差があります。探究型の深い学びと、自由な校風の中で、知的好奇心を持った生徒が伸び伸びと成長できる環境です。
お茶の水女子大学附属中学校は、自主自律の精神と探究心を持った生徒にとって最高の環境です。学校説明会で、140年の伝統が育む自由で知的な雰囲気を肌で感じてください。特に女子にとっては、附属高校・お茶の水女子大学への道が開かれた、コスパ最強の選択肢です。