「慈愛と誠実と創造」— 自由と自主性を重んじ、知性と感性を育む女子教育の名門
| 正式名称 | 鷗友学園女子中学高等学校(Ohyu Gakuen Girls' Junior & Senior High School) |
|---|---|
| 所在地 | 〒156-8551 東京都世田谷区宮坂1-5-30 |
| TEL | 03-3420-0136 |
| 設立年 | 1935年(昭和10年) |
| 創立者 | 市川源三、石川志づ(東京府立第一高等女学校同窓会「鷗友会」) |
| 校種 | 私立中高一貫校・女子校(完全中高一貫・高校募集なし) |
| 全校生徒数 | 約1,200名(中高合計) |
| 1学年生徒数 | 約220名(5クラス×約44名) |
| 偏差値 | 65(四谷大塚80偏差値) |
| 学期制 | 2学期制 |
| 公式サイト | https://www.ohyu.jp/ |
| 小田急線 | 「経堂駅」より徒歩8分(メインルート) |
|---|---|
| 小田急線 | 「千歳船橋駅」より徒歩8分 |
| 東急世田谷線 | 「宮の坂駅」より徒歩4分 |
| バス | 「経堂駅」より小田急バス「鷗友学園前」下車すぐ |
世田谷区の閑静な住宅街に位置。小田急線「経堂駅」から徒歩8分、東急世田谷線「宮の坂駅」からは徒歩4分と、複数路線からアクセス可能。新宿からは小田急線で約15分と、通学の便が良い立地です。広大なキャンパスには園芸用の畑や温室があり、都心にいながら自然に触れられる環境が整っています。
「慈愛(じあい)」 — 他者への思いやりと優しさ
「誠実(せいじつ)」 — 正直で真摯な姿勢
「創造(そうぞう)」 — 新しい価値を生み出す力
鷗友学園は、東京府立第一高等女学校(現・都立白鷗高校)の同窓会「鷗友会」が1935年に設立。「自分で考え、自分で行動する」女性の育成を目指し、自由と自主性を重んじる教育を90年近く実践してきました。
中1から3年間、校内の畑で野菜や花を育てる園芸の授業。命の大切さ、自然の摂理、協働の精神を学びます。鷗友ならではの特色ある教育。
文系・理系の枠にとらわれず、幅広い教養を身につける教育。哲学、芸術、科学など多様な分野を学び、深い思考力を養います。
中学から本格的な英語教育を実施。ネイティブ教員による授業、海外研修、留学プログラムなど、グローバルな視野を育てます。
生徒会活動、委員会活動を通じて、自主性とリーダーシップを育成。学校行事の企画・運営も生徒が主体的に行います。
鷗友学園の校風は「自由」が特徴。校則は最小限で、制服の着こなしや髪型にも比較的寛容です。しかし、その自由は「自己責任」とセット。自分で考え、自分で行動し、その結果に責任を持つことが求められます。「自由=何でもあり」ではなく、「自由だからこそ、自分を律する力」が必要な学校です。
鷗友学園の園芸教育は、創立以来90年近く続く伝統です。中学1年から3年間、週1時間の園芸の授業で、校内の畑や温室で野菜・花・果樹を育てます。種まきから収穫まで、一年を通じて植物の成長を見守る経験は、命の大切さ、自然のリズム、忍耐と努力の大切さを教えてくれます。
創立者の石川志づは、「土に親しみ、自然を愛する心」を教育の根幹に据えました。都会育ちの生徒にとって、土に触れ、植物を育てる経験は、机上では学べない貴重な学びとなります。
大根、ジャガイモ、トマトなどの野菜を育てます。土づくりから始め、水やり、間引き、収穫まで一連の作業を体験。収穫した野菜は持ち帰り、家族で味わいます。
パンジー、チューリップ、ヒマワリなどの花を育てます。種から育てる花、球根から育てる花の違いを学び、季節の変化を感じます。
ブドウ、柿、ミカンなどの果樹の管理を学びます。剪定、摘果、収穫など、果樹栽培の基本を体験。長期的な視点で植物と向き合います。
校内には広大な畑と温室を完備。都心にいながら本格的な農業体験ができる環境は、都内の学校では非常に珍しい存在です。
都内の進学校で本格的な園芸教育を行っている学校は極めて稀。命の大切さ、自然の摂理、協働の精神を学べる貴重な機会。鷗友ならではの特色ある教育です。
| 中1・中2(基礎期) | 学習習慣の確立と基礎学力の定着。園芸教育、英語教育に力を入れる。少人数授業で個別指導も充実。 |
|---|---|
| 中3・高1(充実期) | 応用力の養成と探究活動の開始。高校内容の先取り学習が本格化。海外研修(希望者)も実施。 |
| 高2・高3(発展期) | 文理選択と進路実現。演習中心の授業で実践力を養成。大学受験対策と教養教育を両立。 |
読解力だけでなく、表現力を重視した授業。作文、小論文、ディベートなどを通じて、自分の考えを論理的に伝える力を養います。
公式の暗記ではなく、「なぜそうなるか」を考える授業。中高一貫のメリットを活かし、中3で高1内容に入る先取り学習。
ネイティブ教員と日本人教員のチームティーチング。中1から4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく育成。
物理・化学・生物・地学の4分野を中学からバランスよく学習。実験・観察を多く取り入れ、科学的な思考力を養います。
中学3年間を通じて、自分でテーマを設定し、調査・研究を行う探究学習を実施。プレゼンテーション能力も養成。
朝読書の時間を設け、読書習慣を定着。図書館には約5万冊の蔵書があり、読書活動をサポート。
音楽、美術、書道など芸術科目も重視。感性を磨き、表現力を育てます。
外部講師による特別講座を定期的に開催。哲学、文学、科学など幅広いテーマで教養を深めます。
鷗友学園では、「自分で学ぶ力」を重視しながらも、きめ細かい学習サポートを提供しています。放課後の補習、夏期・冬期講習、質問教室などを通じて、一人ひとりの学力向上をサポート。また、高校では選択科目が充実しており、進路に応じた学習が可能です。
| イギリス語学研修 | 高1希望者対象。約2週間、イギリスでホームステイしながら語学学校に通学。 |
|---|---|
| アメリカ研修 | 高2希望者対象。アメリカの姉妹校を訪問し、現地の高校生と交流。 |
| ターム留学 | 高1・高2希望者対象。3ヶ月間、提携校に留学。帰国後の単位認定あり。 |
| 校内英語プログラム | English Day、英語スピーチコンテスト、英語ディベートなど、校内での英語活動も充実。 |
鷗友学園の海外研修は、「語学力の向上」だけでなく「異文化理解」を重視しています。ホームステイを通じて現地の生活を体験し、多様な価値観に触れることで、グローバルな視野を育てます。帰国後は研修報告会を開催し、学んだことを共有。この経験は大学進学後のキャリア選択にも大きな影響を与えています。
| 国公立大学(卒業生約220名) | |
|---|---|
| 東京大学 | 15名 |
| 京都大学 | 5名 |
| 一橋大学 | 8名 |
| 東京科学大学(東工大) | 6名 |
| 北海道大学 | 5名 |
| 東北大学 | 4名 |
| お茶の水女子大学 | 12名 |
| 東京外国語大学 | 8名 |
| 筑波大学 | 6名 |
| 横浜国立大学 | 5名 |
| 私立大学 | |
|---|---|
| 早稲田大学 | 約80名 |
| 慶應義塾大学 | 約70名 |
| 上智大学 | 約40名 |
| 東京理科大学 | 約25名 |
| 明治大学 | 約35名 |
| 青山学院大学 | 約30名 |
| 立教大学 | 約35名 |
| 中央大学 | 約20名 |
| 医学部・海外大学 | |
|---|---|
| 国公立医学部 | 8名 |
| 私立医学部 | 約15名 |
| 海外大学 | 若干名(アメリカ、イギリス等) |
| 年度 | 東大 | 京大 | 一橋 | 東工大 | 早慶計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 15名 | 5名 | 8名 | 6名 | 約150名 |
| 2024年度 | 12名 | 4名 | 7名 | 5名 | 約140名 |
| 2023年度 | 14名 | 6名 | 6名 | 4名 | 約145名 |
| 2022年度 | 10名 | 5名 | 5名 | 5名 | 約135名 |
| 2021年度 | 11名 | 4名 | 8名 | 6名 | 約140名 |
東大15名、早慶150名は女子校としてトップクラス。女子御三家に次ぐ実績で、年々向上傾向。お茶の水女子大学への進学も多く、女性のキャリアを見据えた進路指導が特徴。
中学から段階的にキャリア教育を実施。職業調べ、大学見学、OG講演会など、自分の将来を考える機会を多数提供。
担任との個別面談に加え、進路指導部による専門的なアドバイスも。生徒一人ひとりの希望に寄り添った指導を行います。
放課後の補習、夏期・冬期講習、質問教室などを通じて、学力向上をサポート。塾なしで難関大合格を目指せます。
各界で活躍するOGによる講演会を定期開催。進路選択やキャリア形成のロールモデルを提供しています。
鷗友学園の進学指導は、「生徒の希望を尊重する」姿勢が特徴。偏差値だけで進路を決めるのではなく、「何を学びたいか」「どんな人生を歩みたいか」を重視したキャリア教育を実施。総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜での合格者も多く、多様な進路を実現しています。
鷗友学園では、高校2年進級時に文理選択を行います。しかし、リベラルアーツ教育の理念から、文系・理系の枠にとらわれない幅広い学びを推奨。文系選択者も理科を、理系選択者も社会を履修するカリキュラムで、教養豊かな人材を育成します。近年は理系志望者が増加傾向にあり、女子校ながら理工系・医学部への進学者も多いのが特徴です。
校内に広大な畑と温室を完備。都心の学校では珍しい本格的な農園で、中学3年間の園芸教育を支えます。
約5万冊の蔵書を誇る図書館。自習スペースも充実し、放課後の学習や読書に活用されています。
約1,000人収容の講堂。入学式、卒業式、文化祭の発表などに使用。音響設備も充実。
物理・化学・生物・地学の各分野専用の実験室を完備。実験重視の理科教育を支える充実した設備。
芸術教育に力を入れる鷗友ならではの充実した設備。美術室、音楽室、茶室なども完備。
体育館、プール、テニスコート、グラウンドを完備。部活動も活発に行われています。
温かい食事を提供する食堂を完備。お弁当持参の生徒も食堂で食べることができます。
最新のコンピュータを完備。情報教育やプログラミング学習に活用されています。
鷗友学園のキャンパスは、都心にありながら緑豊かな環境が特徴です。園芸教育のための畑や温室はもちろん、校内には四季折々の植物が植えられ、季節の移り変わりを感じられます。この環境が、生徒の感性を育み、豊かな人間性を養う土台となっています。また、校舎は計画的に改修が行われており、伝統を守りながらも快適な学習環境を維持しています。
都大会上位入賞の実績。硬式テニス部として活発に活動。全国大会出場を目指して練習に励んでいます。
都大会出場実績あり。校内プールで練習し、夏季は大会に向けて強化練習も。
中学・高校それぞれで活動。学業との両立を図りながら、練習に励んでいます。
都大会出場を目標に活動。チームワークを大切にした練習で実力向上を図っています。
その他の運動部:陸上競技部、バドミントン部、卓球部、ダンス部、剣道部
NHK全国学校音楽コンクール等で入賞実績。美しいハーモニーを追求し、定期演奏会も開催。
文化祭での公演が好評。脚本から演出まで生徒主体で制作し、創造性を発揮。
実験・研究活動に取り組む。科学の甲子園等の大会にも出場し、理系志望者の活動拠点。
小説、詩、エッセイなどの創作活動。文集の発行や文芸コンクールへの応募も。
その他の文化部:吹奏楽部、美術部、写真部、茶道部、華道部、園芸部、ESS、コンピュータ部
鷗友学園の部活動は「文武両道」を体現。合唱部やテニス部など全国レベルの実力を持つ部がある一方、学業との両立を前提とした活動スタイル。部活動加入率は約85%で、多くの生徒が何らかの活動に参加しています。
| 4月 | 入学式、オリエンテーション、健康診断 |
|---|---|
| 5月 | 中間考査、校外学習 |
| 6月 | 体育祭 |
| 7月 | 期末考査、夏期講習 |
| 8月 | 夏期講習、部活動合宿、海外研修(希望者) |
| 9月 | かもめ祭(文化祭) |
| 10月 | 中間考査、芸術鑑賞 |
| 11月 | 修学旅行(高2) |
| 12月 | 期末考査、クリスマス会 |
| 1月 | 百人一首大会 |
| 2月 | 入試 |
| 3月 | 卒業式、学年末考査、合唱コンクール |
毎年9月に開催されるかもめ祭は、鷗友最大の学校行事。クラス展示、部活動発表、有志団体の出し物など、生徒が主体となって企画・運営します。受験生の学校見学にも最適で、鷗友の自由な校風を肌で感じられる機会です。合唱部や演劇部の発表は毎年大好評。
毎年6月に開催される体育祭は、学年縦割りのチーム対抗戦。競技だけでなく、応援合戦やダンスパフォーマンスも見どころ。生徒が主体となって企画・運営し、チームワークとリーダーシップを発揮する場となっています。
3月に開催されるクラス対抗の合唱コンクール。選曲から練習まで生徒主体で取り組み、クラスの団結を深めます。
1月に開催される伝統行事。日本文化に触れる機会として、競技かるたに挑戦します。
| 入学時納入金 | |
|---|---|
| 入学金 | 250,000円 |
| 施設設備費 | 200,000円 |
| 入学時納入金合計 | 450,000円 |
| 年間納入金 | |
|---|---|
| 授業料 | 492,000円(月額41,000円×12ヶ月) |
| 施設維持費 | 180,000円 |
| 教育充実費 | 60,000円 |
| PTA会費・生徒会費等 | 約30,000円 |
| 年間納入金合計 | 約762,000円 |
| 募集人数 | 約220名(第1回180名、第2回40名) |
|---|---|
| 試験日 | 第1回:2月1日(日) 第2回:2月3日(火) |
| 出願方法 | Web出願(1月上旬〜) |
| 合格発表 | 試験翌日(Web) |
| 入学手続 | 合格発表後約1週間以内 |
| 国語 | 100点・50分 |
|---|---|
| 算数 | 100点・50分 |
| 理科 | 100点・50分 |
| 社会 | 100点・50分 |
| 合計 | 400点満点 |
長文読解2題が中心。論説文と物語文が出題されることが多い。記述問題が多く、読解力と表現力が問われます。
計算、一行問題、大問3〜4題の構成。図形、場合の数、速さなどが頻出。思考力を問う問題が特徴。
4分野からバランスよく出題。実験・観察に関する問題が多く、考察力が問われます。
地理・歴史・公民から幅広く出題。資料の読み取り、記述問題も出題されます。
2025年度第1回:志願者650名・合格者200名 → 実質倍率約3.3倍
2025年度第2回:志願者400名・合格者50名 → 実質倍率約8.0倍
第2回は高倍率のため、第1回での合格を目指すことをおすすめします。
鷗友学園を検討する際、最も重要なのは「自由な校風がお子さんに合うか」です。鷗友の自由は「何でもあり」ではなく、自分で考え、自分で行動し、その結果に責任を持つことが求められます。自己管理ができる生徒には最高の環境ですが、管理型の教育を求める場合は合わない可能性があります。
また、園芸教育という独自の教育プログラムも大きな特徴。自然と触れ合い、命の大切さを学ぶ経験は、進学校では珍しい貴重な機会です。かもめ祭(文化祭)や学校説明会に足を運び、鷗友の雰囲気を肌で感じてください。
進学実績は安定しており、今後も高いレベルを維持すると予想。園芸教育という独自性は他校にない強み。自由な校風と高い学力を両立する教育モデルとして、女子教育のロールモデルであり続けるでしょう。
評価:★★★★☆ (4.5/5)
東大15名、早慶150名は安定した実績。女子御三家に次ぐ位置づけは今後も継続。
評価:★★★★★ (5/5)
90年続く伝統の園芸教育。他校にない独自性は大きな強み。
評価:★★★★☆ (4/5)
海外研修、留学プログラムが充実。グローバル人材育成に対応。
評価:★★★★☆ (4/5)
畑・温室を含む充実した施設。経年による改修も計画的に実施。
評価:★★★★★ (5/5)
自由と自主性を重んじる教育は、これからの時代に求められる女性リーダー育成のモデル。
評価:★★★★☆ (4/5)
各界で活躍するOGが多数。在校生へのキャリア支援も充実。
鷗友学園は、伝統と革新のバランスを保ちながら、今後も女子教育のトップランナーであり続けるでしょう。園芸教育という唯一無二の強みを持ちながら、国際教育やICT教育など新しい取り組みも積極的に導入。「自分で考え、自分で行動する」女性の育成という理念は、これからの時代にますます求められる人材像と合致しています。
進学実績も安定しており、東大をはじめとする難関大学への合格者数は今後も維持・向上が期待されます。特に理系志望者の増加は注目すべきトレンドで、女子の理工系進学を推進する社会の流れに対応しています。
鷗友学園女子中学校は、「自由と自主性が育む女性のリーダーシップ」を体現する学校です。90年近い歴史の中で培われた「自分で考え、自分で行動する」教育は、多くの女性リーダーを輩出してきました。
園芸教育という他校にない独自プログラム、リベラルアーツに基づく幅広い教養教育、そして自由な校風。これらが融合することで、知性と感性を兼ね備えた、しなやかで強い女性が育ちます。
1. 自由と自主性を重んじる校風
自分で考え、自分で行動する力を育てる。女性のリーダーシップを育む最高の環境。
2. 園芸教育という独自性
90年続く伝統の園芸教育。命の大切さ、自然の摂理を学ぶ貴重な機会。
3. 東大15名・早慶150名の進学実績
女子御三家に次ぐ高い進学実績。自由な校風と学力を両立。
学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。鷗友の自由な校風が合うかどうか、かもめ祭(文化祭)や学校説明会に足を運び、肌で感じてください。
鷗友学園での6年間は、自分で考え、自分で行動する力を育み、知性と感性を兼ね備えた女性へと成長させてくれるでしょう。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。