「驚きと感動による知の探究」— 最先端の理数教育で未来の科学者・技術者を育成する公立中高一貫校
| 正式名称 | 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校(YSFH附属中) |
|---|---|
| 所在地 | 〒230-0046 神奈川県横浜市鶴見区小野町6 |
| TEL | 045-511-3654 |
| 高校開校年 | 2009年(平成21年) |
| 附属中開校年 | 2017年(平成29年) |
| 校種 | 公立中高一貫校・共学 |
| 全校生徒数 | 約480名(中学のみ・1学年約80名×2クラス) |
| 高校生徒数 | 約720名(1学年約240名・附属中80名+高校入学160名) |
| 偏差値 | 66(四谷大塚80偏差値相当) |
| 学期制 | 2学期制 |
| 公式サイト | https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/jhs/hs-sf/ |
| JR鶴見線 | 「鶴見小野駅」より徒歩3分(メインルート) |
|---|---|
| JR京浜東北線 | 「鶴見駅」より徒歩15分 |
| 京急本線 | 「花月総持寺駅」より徒歩15分 |
| バス | 横浜市営バス「サイエンスフロンティア高校前」下車すぐ |
横浜市鶴見区の臨海部、かつての工業地帯を再開発したエリアに位置。JR鶴見線「鶴見小野駅」から徒歩3分と駅近ですが、鶴見線は本数が少ないため、多くの生徒は鶴見駅から徒歩またはバスを利用しています。周辺は再開発が進み、近代的な街並みが広がります。校舎は2009年に新築された最新設備を誇る建物で、理科実験室や情報教室など、サイエンス教育に特化した施設が充実しています。
横浜サイエンスフロンティア附属中の出願資格は「横浜市内に保護者と同居し、入学後も引き続き横浜市内に居住する者」に限られます。横浜市外からの出願はできませんのでご注意ください。
「サイエンスの力で持続可能な社会の実現に貢献するグローバルリーダーの育成」
横浜サイエンスフロンティアは、「驚きと感動による知の探究」をスローガンに、科学技術の発展に貢献できる人材の育成を目指しています。単なる知識の詰め込みではなく、自ら課題を発見し、科学的に探究する力を養います。
仮説を立て、実験・観察で検証し、論理的に考察する科学的な思考プロセスを身につけます。
世界の科学技術の動向を理解し、国際的に活躍できる視野と語学力を養います。
既存の枠にとらわれない自由な発想で、新しい価値を生み出す創造力を育てます。
チームで課題に取り組み、多様な意見を尊重しながら協力して成果を出す力を養います。
横浜サイエンスフロンティアの校風は「自由と自主性」が特徴。生徒は自ら興味を持ったテーマで研究に取り組み、教員はそれをサポートする立場です。一方で、課題研究への取り組み姿勢は厳しく問われ、自主的に学ぶ姿勢がなければ授業についていくのは難しいでしょう。「やらされる勉強」ではなく「自ら学ぶ姿勢」が求められる学校です。
横浜サイエンスフロンティア高校は2009年の開校と同時にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定。以来、継続して指定を受けており、全国でもトップクラスの理数教育を実践しています。SSH研究発表会では毎年優秀な成績を収め、科学オリンピック各種大会でも多数の入賞者を輩出しています。
中1から高3まで6年間を通じた独自カリキュラム。科学的な思考法、実験技術、論文作成、プレゼンテーションなど、研究者に必要なスキルを段階的に習得します。
生徒一人ひとりが興味あるテーマを設定し、3年間かけて本格的な研究に取り組みます。大学教授や研究者の指導も受けられ、学会発表を行う生徒も多数。
ノーベル賞受賞者を含む一流科学者による特別講義。最先端の研究に触れ、科学への興味と意欲を高めます。
| 小柴昌俊氏 | 2002年ノーベル物理学賞受賞。ニュートリノ天文学の開拓で受賞。開校以来、スーパーアドバイザーとして特別授業を実施(2020年逝去)。 |
|---|---|
| 根岸英一氏 | 2010年ノーベル化学賞受賞。クロスカップリング反応の開発で受賞。特別講演を複数回実施。 |
| 大村智氏 | 2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。寄生虫感染症の治療法開発で受賞。特別講演を実施。 |
| 梶田隆章氏 | 2015年ノーベル物理学賞受賞。ニュートリノ振動の発見で受賞。スーパーアドバイザーとして特別授業を実施。 |
化学グランプリで毎年入賞者を輩出。国際化学オリンピック日本代表候補も。高度な化学知識と実験技術を競う。
物理チャレンジで優秀な成績を収める生徒多数。理論と実験の両面から物理的思考力を競う。
日本生物学オリンピックで入賞実績。生物学の幅広い知識と観察・実験能力を問われる。
日本情報オリンピックで本選出場者を輩出。プログラミングとアルゴリズムの能力を競う。
横浜サイエンスフロンティアでは、各種科学オリンピック・コンテストへの参加を学校を挙げてサポートしています。専門教員による個別指導、実験設備の優先使用、過去問・参考書の提供など、生徒が最大限の力を発揮できる環境が整っています。科学コンテストでの実績は、大学入試(特に総合型選抜)でも大きな強みとなります。
ノーベル賞受賞者による直接指導、最先端の実験設備、大学・研究機関との連携など、公立校としては破格の理数教育環境。SSH指定校の中でもトップクラスの実績を誇ります。
| 中1・中2(基礎期) | 科学的思考の基礎を養成。実験・観察の基本技術、レポート作成、プレゼン基礎を習得。数学・理科は先取り学習。 |
|---|---|
| 中3・高1(発展期) | 課題研究のテーマ設定と予備研究。高校内容の先取り学習が本格化。海外研修(希望者)も実施。 |
| 高2・高3(探究期) | 課題研究の本格実施と論文作成。学会発表、コンテスト出場。大学受験対策と並行して研究を継続。 |
中高一貫のメリットを活かし、中3までに高1内容を修了。高2で高校課程を終え、高3は受験対策と発展的内容に集中。数学オリンピック出場者も多数。
物理・化学・生物・地学の4分野を中学から体系的に学習。週の半分以上は実験・観察を伴う授業。最新の実験機器を使用した本格的な実験を経験できます。
一般的な英語に加え、科学論文を読み書きする「サイエンス・イングリッシュ」を導入。海外の研究者とコミュニケーションできる力を養成。
中1からプログラミング教育を実施。Python、R言語などを学び、データ分析やシミュレーションに活用。情報オリンピック出場者も輩出。
| 海外サイエンス研修 | アメリカ・イギリス等の大学・研究機関を訪問(高1・高2希望者)。約2週間の研修で最先端の研究に触れる。 |
|---|---|
| 海外科学コンテスト | Intel ISEF(国際科学技術フェア)等の国際大会に出場。世界の高校生と競い合う経験。 |
| 海外大学進学支援 | 海外大学への進学を希望する生徒へのサポート体制。MIT、スタンフォード等への進学実績あり。 |
医学部・理学部との連携講座。大学の研究室を訪問し、最先端の研究に触れる機会を提供。
RIKEN(理研)との連携プログラム。世界最高水準の研究施設を見学し、研究者と交流。
横浜市内の先端企業との連携。実際の研究開発現場を見学し、将来のキャリアを考える機会。
宇宙航空研究開発機構との連携プログラム。宇宙開発の最前線に触れる貴重な経験。
横浜サイエンスフロンティア高校は2009年開校のため、卒業生はまだ10期程度です。附属中からの内部進学生が高校を卒業し始めたのは2023年度からで、今後さらなる実績向上が期待されています。
| 国公立大学(卒業生約240名) | |
|---|---|
| 東京大学 | 5名 |
| 京都大学 | 3名 |
| 東京科学大学(東工大) | 15名 |
| 北海道大学 | 8名 |
| 東北大学 | 6名 |
| 横浜国立大学 | 25名 |
| 筑波大学 | 10名 |
| 東京都立大学 | 8名 |
| 千葉大学 | 6名 |
| 私立大学 | |
|---|---|
| 早稲田大学 | 約50名 |
| 慶應義塾大学 | 約35名 |
| 上智大学 | 約15名 |
| 東京理科大学 | 約60名 |
| 明治大学 | 約40名 |
| 青山学院大学 | 約15名 |
| 立教大学 | 約10名 |
| 中央大学 | 約20名 |
| 医学部・海外大学 | |
|---|---|
| 国公立医学部 | 10名 |
| 私立医学部 | 約15名 |
| 海外大学 | 若干名(MIT、スタンフォード等への進学実績あり) |
東工大15名は特筆すべき実績。理系大学への進学に強く、公立校としては非常に高いレベル。附属中出身者が増えるにつれ、今後さらなる実績向上が期待されます。
横浜サイエンスフロンティアの進学指導は、「研究活動と受験勉強の両立」が特徴。課題研究で培った思考力・表現力は、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜で大きな強みになります。実際、東京大学推薦入試での合格者も輩出しており、研究実績を活かした進路選択が可能です。
2009年の開校に合わせて建設された校舎は、理数教育に特化した最新設備を誇ります。「科学の殿堂」とも呼べる充実した施設は、公立校の常識を覆すレベル。大学の研究室にも匹敵する実験機器が揃っています。
物理・化学・生物・地学の各分野に特化した専門実験室を完備。電子顕微鏡、分光光度計、PCR装置など、大学レベルの実験機器を生徒が使用できます。
最新のコンピュータを完備した情報教室。3Dプリンター、レーザーカッターなどのファブラボ設備も。プログラミングやものづくりに取り組めます。
屋上には天体観測ドームを設置。本格的な天体望遠鏡で星空観察や天文研究が可能。地学部の活動拠点にもなっています。
科学関連の書籍・論文を豊富に所蔵。電子ジャーナルへのアクセスも可能で、最新の研究動向を把握できます。
研究発表会、特別講演会に使用。約500名収容のホールで、プレゼンテーション能力を磨きます。
体育館、グラウンド、プールを完備。理系特化校ながら、部活動も活発に行われています。
横浜サイエンスフロンティアの施設は、公立校としては破格のレベルです。特に理科実験室の充実度は私立の理数系進学校と比較しても遜色なく、むしろ上回る部分もあります。電子顕微鏡やPCR装置など、通常は大学でしか使用できない機器を高校生が日常的に使用できる環境は、全国的にも稀有な存在です。
先端科学実験室の機器は、所定の講習を受けた生徒のみ使用可能です。中1から段階的に講習を受け、高学年になると自主研究で自由に使用できるようになります。安全管理は徹底されており、教員の指導のもとで最先端の機器に触れられる貴重な機会です。
物理・化学・生物・地学の各班に分かれて活動。科学オリンピック各種大会で入賞者多数。SSH研究発表会での受賞実績も。全国レベルの実力を誇る。
プログラミング、ロボット製作、AI研究など。情報オリンピック、高校生プログラミングコンテストで入賞実績。最新のIT技術を学べる。
天体観測ドームを活用した天文研究。星空観察会の開催、天文オリンピック出場。プラネタリウム制作にも挑戦。
ロボット製作とプログラミング。ロボカップジュニア、FIRST LEGO Leagueなどの大会に出場。ものづくりの楽しさを体験。
市大会出場を目標に活動。理系校ながらスポーツにも真剣に取り組む生徒が多い。
男女ともに活動。学業との両立を図りながら、練習に励んでいます。
硬式テニス部。初心者から経験者まで幅広く活動。
県大会出場を目指して活動。個人の記録向上に取り組んでいます。
その他の運動部:バドミントン部、卓球部、水泳部、剣道部
文化部:吹奏楽部、美術部、写真部、軽音楽部、演劇部、文芸部、英語部、茶道部
横浜サイエンスフロンティアでは、科学系部活動が特に活発です。自然科学部、情報科学部は全国大会で入賞する実力があり、理系を志す生徒にとっては最高の環境。一方で、運動部や文化部も活動しており、「理系一辺倒」ではなく、バランスの取れた学校生活を送れます。部活動加入率は約80%。
| 4月 | 入学式、オリエンテーション、健康診断 |
|---|---|
| 5月 | 校外学習、中間考査 |
| 6月 | 蒼煌祭(文化祭) |
| 7月 | 期末考査、夏期講習、SSH海外研修(高校希望者) |
| 8月 | 夏期講習、部活動合宿、SSH研究発表会 |
| 9月 | 体育祭 |
| 10月 | 中間考査、サイエンススタディーズ(特別講演) |
| 11月 | 修学旅行(中3)、芸術鑑賞 |
| 12月 | 期末考査 |
| 1月 | 冬期講習、課題研究発表会 |
| 2月 | 入試 |
| 3月 | 卒業式、学年末考査、SSH成果発表会 |
毎年6月に開催される蒼煌祭(そうこうさい)は、横浜サイエンスフロンティアの最大の学校行事。科学系の展示が充実しており、生徒の研究成果を一般公開します。実験ショー、プログラミング体験、ロボット操縦体験など、「サイエンスの楽しさ」を体感できるイベントが多数。受験生の学校見学にも最適です。
横浜サイエンスフロンティア附属中は公立校のため、授業料は無料です。私立の理数系進学校と比較すると、6年間で数百万円の差が生じます。最先端の理数教育を公立の学費で受けられるのは、大きなメリットです。
| 入学時納入金 | |
|---|---|
| 入学金 | なし(公立のため) |
| 入学時納入金合計 | 0円 |
| 年間納入金 | |
|---|---|
| 授業料 | 無料(公立のため) |
| 諸費用 | 年間約10〜15万円(教材費、校外学習費、PTA会費等) |
| 給食費 | なし(弁当持参または学食利用) |
| 年間納入金合計 | 約10〜15万円 |
| 募集人数 | 80名(男女各40名程度) |
|---|---|
| 出願資格 | 横浜市内に保護者と同居し、入学後も引き続き横浜市内に居住する者 |
| 試験日 | 2026年2月3日(火) |
| 出願方法 | Web出願(1月上旬〜中旬) |
| 合格発表 | 2月10日頃(Web) |
| 入学手続 | 合格発表後約1週間以内 |
| 適性検査Ⅰ | 45分・文系的内容。文章や資料を読み取り、自分の考えを論理的に表現する力を問う。 |
|---|---|
| 適性検査Ⅱ | 45分・理数系的内容。数理的な思考力、科学的な見方・考え方を問う問題。 |
複数の文章や資料を読み取り、比較・分析する問題が中心。400〜600字程度の作文も出題されます。読解力と表現力が問われます。
算数・理科の知識を活用した思考力問題が中心。実験データの分析、規則性の発見など、科学的思考力を問う独自問題が出題されます。
2025年度:志願者480名・合格者80名 → 実質倍率約6.0倍
2024年度:志願者520名・合格者80名 → 実質倍率約6.5倍
2023年度:志願者500名・合格者80名 → 実質倍率約6.3倍
高倍率が続いており、しっかりとした対策が必要です。
横浜サイエンスフロンティア附属中を検討する際、最も重要なのは「お子さんが本当に理系分野に興味を持っているか」です。6年間、理数教育に特化したカリキュラムが続くため、興味がない状態で入学すると苦しい学校生活になる可能性があります。
一方で、理科・数学が好きで「将来は科学者・技術者になりたい」という夢を持つお子さんにとっては、公立の学費で私立以上の理数教育を受けられる最高の環境です。蒼煌祭(文化祭)や学校説明会に足を運び、学校の雰囲気を肌で感じてください。
附属中からの内部進学生が本格的に卒業し始め、今後の進学実績向上が期待される。SSH指定の継続、最先端施設、優秀な生徒の集まりなど、伸び代は非常に大きい。公立中高一貫校のモデルケースとして、全国から注目されています。
評価:★★★★★ (5/5)
SSH指定校として全国トップクラスの実績。ノーベル賞受賞者による指導、最先端施設など、理数教育の環境は完璧。
評価:★★★★☆ (4/5)
附属中出身者の卒業が本格化し、今後の実績向上が期待される。東工大15名は既に高いレベル。
評価:★★★★★ (5/5)
公立の学費で私立以上の理数教育を受けられる。6年間で数百万円の差は非常に大きい。
評価:★★★★★ (5/5)
2009年新築の最新校舎。大学レベルの実験機器を生徒が使用できる環境は公立校では破格。
評価:★★★★☆ (4/5)
海外サイエンス研修、国際科学コンテスト出場など、グローバルな視野を育てる機会が充実。
評価:★★★★★ (5/5)
理研、JAXA、横浜市立大学など、一流の研究機関との連携が充実。実際の研究現場に触れる機会。
横浜サイエンスフロンティア附属中は、「公立で実現する最先端サイエンス教育」を体現する学校です。SSH指定校としての充実した理数教育、ノーベル賞受賞者による特別授業、大学レベルの実験設備など、私立の理数系進学校にも劣らない環境を公立の学費で提供しています。
「理科・数学が好き」「将来は科学者・技術者になりたい」という明確な志を持つ生徒にとって、横浜サイエンスフロンティアは最高の選択肢の一つ。6年間、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら、最先端のサイエンス教育を受けられる環境は、他に類を見ません。
1. SSH指定校の最先端理数教育
科学オリンピック入賞者多数、国際科学コンテスト出場など、全国トップレベルの実績。
2. ノーベル賞受賞者による直接指導
小柴昌俊氏、梶田隆章氏ら、世界最高峰の科学者から直接学べる貴重な機会。
3. 公立の学費で私立以上の教育
6年間で数百万円の学費差。コストパフォーマンスは最高レベル。
学校選びで最も大切なのは、お子さんの「好き」と学校の「強み」が一致しているかです。理科・数学が大好きで、探究心旺盛なお子さんにとって、横浜サイエンスフロンティアは夢を実現できる最高の環境です。
横浜サイエンスフロンティアでの6年間は、科学への情熱を持つ仲間と共に、最先端のサイエンス教育を受けられるかけがえのない時間となるでしょう。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。