🌊 海洋教育・完全中高一貫男子校

逗子開成中学校

「開物成務」— 海をフィールドにした独自の教育で、探究心とリーダーシップを育む神奈川最古の私立男子校

📍 神奈川県逗子市新宿 🚃 逗子駅 徒歩10分 👥 全校約1,600名(1学年約270名) 📅 設立:1903年

⭐ この学校を一言で表すと

「海をフィールドに探究心を育む — 自作ヨットで航海し、1.5km遠泳を完遂する"海の学校"」

1903年、東京の開成中学の分校として創立された神奈川県最古の私立男子校。海に面した立地を活かした「海洋人間学」が最大の特徴で、中1から全員がヨットを製作し、中3では逗子湾で約1.5kmの遠泳を実施。文部科学省から教育課程特例校として認定され、東京大学海洋アライアンスとの連携による先端的海洋教育を展開。2025年度は東大6名・早稲田71名・慶應56名と安定した進学実績。ヨット部はインターハイ20年連続出場、過去6回の優勝を誇る全国屈指の強豪。徳間記念ホールでの映画鑑賞教育、100講座以上の土曜講座など、唯一無二の教育プログラムが充実。

✅ 最大の魅力 TOP5

  • 海洋人間学(全員がヨット製作・遠泳を体験)
  • ヨット部インターハイ20年連続出場(優勝6回)
  • 東大6名・早慶127名(2025年度)の進学実績
  • 徳間記念ホールでの映画鑑賞教育
  • 東京大学海洋アライアンスとの連携教育

⚠️ 要注意ポイント TOP5

  • 海が苦手だとストレスになる可能性
  • 通学時間が長くなりがち(逗子駅徒歩10分)
  • 入試は3回(1次2/1、2次2/3、3次2/5)で戦略が必要
  • 1学年約270名と神奈川の進学校では多め
  • 塾との併用に否定的な風土がある

🎯 こんな生徒にピッタリ

✓ 海や自然が好き ✓ ものづくりに興味がある ✓ チームで協力するのが好き ✓ 探究心・好奇心が旺盛 ✓ 文武両道を目指したい ✓ 泳げなくても挑戦したい

📍 基本情報・アクセス

正式名称逗子開成中学校・高等学校(Zushi Kaisei Junior & Senior High School)
所在地〒249-8510 神奈川県逗子市新宿2-5-1
TEL046-871-2062
設立年1903年(明治36年)東京・開成中学の分校として創立
校種私立中高一貫校・男子校(完全中高一貫・高校募集なし)
生徒数約1,600名(中学約810名・高校約790名)/ 1学年約270名
偏差値54〜59(四谷大塚80偏差値)
学期制3学期制
授業時間1コマ45分・週35時間(月〜金 7限)
公式サイトhttps://www.zushi-kaisei.ac.jp/

🚃 アクセス詳細

JR横須賀線「逗子駅」東口より徒歩約10分
京急逗子線「逗子・葉山駅」北口より徒歩約10分
立地の特徴逗子海岸まで徒歩数分。海洋教育センターから砂浜へ直結するトンネルあり
周辺環境閑静な住宅街。春には校舎前の通りで桜並木が見られる

📌 通学圏の目安

主な通学圏:横浜市南部、鎌倉市、藤沢市、横須賀市、逗子市、葉山町
通学時間の目安:横浜駅から約40分、大船駅から約20分、品川駅から約60分
注意点:都心からの通学は1時間以上かかる場合があり、朝早い時間帯の電車の混雑も考慮が必要

🎓 教育方針・建学の精神

📜 建学の精神「開物成務」

「開物成務(かいぶつせいむ)」 — 人間性を開拓・啓発し、人としての務めをなす

校名の由来でもある「開物成務」は、易経に由来する言葉。「物を開き務めを成す」すなわち、一人ひとりの持つ可能性を開花させ、社会に貢献できる人材を育成することを意味します。120年以上にわたり、この精神のもと、型にはめない教育で生徒の魅力を引き出してきました。

教育の3つの柱

🌊 海洋教育

海に面した立地を活かし、ヨット製作・帆走・遠泳を通じて、自然との共生、自立心、協調性を育成。文部科学省から教育課程特例校として認定された「海洋人間学」を展開。

🎬 情操教育

徳間記念ホールでの映画鑑賞を通じた感性の育成。年間12本の名作映画を鑑賞し、豊かな人間性を養う。スタジオジブリ初代社長・徳間康快氏の遺志を継ぐ教育。

📚 進路指導

中高一貫6年間を3段階に分け、基礎学力の定着から大学受験準備まで計画的に指導。土曜講座や海外研修など、多角的なプログラムで進路選択をサポート。

💡 1984年の改革 — 徳間康快の決断

1980年の山岳部遭難事故により存続の危機に陥った逗子開成。1984年、徳間書店創業者で同校OBの徳間康快が理事長に就任し、大改革を断行。「進学校にする」「海洋教育」「情操教育」の3本柱を掲げ、1986年に中学校を再開。以来、急速に進学実績を伸ばし、現在では神奈川県有数の進学校へと成長しました。

🌊 海洋人間学 — 逗子開成だけの教育プログラム

🏆 文部科学省認定「教育課程特例校」

2015年、文部科学省から教育課程特例校として認定。「海洋人間学」として体系化された海洋教育プログラムは、東京大学海洋アライアンスとの連携のもと、日本でも類を見ない先進的な取り組みとして高い評価を受けています。

⛵ OPヨット製作と帆走実習

🔨 中1後期:ヨット製作

10月から3月にかけて、OP級ヨット(オプティミスト級)を全員で製作。複数クラスのメンバーがグループを組み、木材のパーツを研磨・塗装・組み立て。技術・家庭科の授業として実施され、チームワークと責任感を学びます。完成した船体には担当した生徒の名前が刻まれます

🎉 中2春:進水式

完成したヨットの進水式を逗子海岸で実施。シャンパン(シャンメリー)をかけて航海の安全を祈願。自分たちが製作したヨットが逗子湾を進む姿を見届ける感動の瞬間。「自分の手で作った船が自由に進むのを見て、本当に嬉しかった」という声が多数。

⛵ 中1〜中3:帆走実習(年2回×3年間)

春と秋の年2回、3年間で計4回の帆走実習を実施。1人1艇で逗子湾に出航し、風を読み、自分の判断で船を操る。「沖に出たら1人。すべて自力で行わなければならない。でも浜では仲間の協力なしには成し得ない」— この体験が自立心と協調性を育みます。

📚 並行講義:海洋の科学

ヨット製作と並行して、「ヨットはなぜ走るのか」を物理学的に学ぶ講義を実施。揚力の原理、気象条件の把握、安全知識など、座学と実技を組み合わせた総合的な学びを展開。飛行機が飛ぶ原理と同じ揚力を体感できる実験も。

🏊 遠泳実習(中3・7月)

🌊 逗子湾約1.5kmを全員で泳ぎ切る

中学3年生の7月、逗子湾内の約1,500メートルを全員で遠泳。隊列を組み、泳ぎの得意な生徒が周囲をサポートしながら泳ぎ切ります。毎年、参加した生徒は途中脱落することなく、全員が完泳しています。

「入学時、全く泳げない生徒も多数います」 — 中1の3〜4割は水泳が苦手。しかし、屋外では珍しい温水プールを活用し、5月上旬から10月中旬まで徹底的に水泳指導を行い、中3までに全員が遠泳を完遂できる泳力を身につけます。

🎓 東京大学との連携教育

🤝 東京大学海洋アライアンスとの提携(2014年〜)

2014年7月より東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターと提携。最先端の海洋研究者による特別講義を実施し、生徒の探究心を刺激しています。

🔬 生徒研究グループ「うみけん」

有志生徒による海洋研究サークル。東大の先生の指導を受けながら、「深層海流」「水棲生物を模した船の高速化」などの研究を行い、全国海洋教育サミットで発表。全国コンテストで入賞実績も。

📚 カリキュラム・学習指導

6年間を3段階に分けた学習プログラム

中1・中2基礎学力定着期 — 受け身の勉強から脱却し、自ら計画を立てて学ぶ姿勢と勉強の仕方を身につける
中3・高1応用力養成期 — 大学進学への意識を高め、学習の幅を広げる。NZ研修旅行で国際感覚を養う
高2・高3受験準備期 — 文理選択、国公立・私立コース分けを経て、志望校合格に向けた本格的な受験準備

📖 双方向型授業

板書を写すだけの受け身の授業ではなく、インプットよりアウトプットに比重を置いた双方向の授業を展開。プレゼンテーション、コミュニケーション力を育てる機会を多く設けています。

🧪 理科 — 実験中心の授業

理科の授業は実験がメイン。実際に経験して学ぶから記憶に定着しやすい。白衣を着て本格的な実験器具を使い、科学的思考力を養います。

💻 情報教育 — Pythonでアプリ開発

プログラミング言語Pythonを使ったアプリ開発など、体験型の情報教育を実施。ITスキルを実践的に習得し、将来の選択肢を広げます。

📚 土曜講座 — 100講座以上

土曜日に開講される選択制の講座。海洋人間学講座、プログラミング入門、映画論、天文学、哲学入門など、100講座以上から選択可能。

🌏 国際交流プログラム

中3:NZ研修旅行全員参加。姉妹校ランギトトカレッジ(オークランド)を訪問。ホームステイや現地校での授業体験
高2:アジア研究旅行全員参加。アジア・オーストラリア方面への研修旅行。異文化理解を深める
短期・長期留学カナダ・アメリカ・イギリスなどへの留学制度。海外大学進学サポートも充実

🎬 情操教育 — 映画鑑賞と徳間記念ホール

🎬 徳間康快の遺志を継ぐ映像教育

スタジオジブリの初代社長でもあった徳間康快元理事長の遺志を継ぎ、校内の徳間記念ホールで年間12本の映画を鑑賞。ロードショー公開館と同じ35ミリ映写機を備え、最新作も含めたタイムリーな映画体験が可能。名作映画を通じて豊かな感性と人間性を育みます。

🏛️ 徳間記念ホール

一般の劇場と同じ設備を備えた340席のホール。映画鑑賞だけでなく、音楽鑑賞、演劇鑑賞、講演会などにも使用。地下には学校の歴史を紹介する展示スペース。

🎭 演劇部全国最優秀賞

情操教育の成果として、演劇部は2019年の全国高等学校総合文化祭で最優秀賞を受賞。映画・演劇に触れる機会が多い環境が、表現力豊かな生徒を育てています。

📊 進学実績(2025年度)

国公立大学(卒業生約270名)
東京大学6名(現役4名)
京都大学2名
一橋大学4名
東京科学大学8名
北海道大学9名(現役8名)
東北大学9名(現役8名)
横浜国立大学6名
私立大学
早稲田大学71名
慶應義塾大学56名
上智大学24名
東京理科大学84名
明治大学120名
青山学院大学32名
立教大学43名
中央大学58名
進学実績スコア
★★★★☆ (4/5)

東大6名、早慶127名、MARCH約300名と、神奈川の男子進学校として安定した実績。医学部や海外大学への進学者も増加中。

⚽ 部活動・クラブ活動

🏆 ヨット部 — インターハイ20年連続出場・優勝6回

1949年創部の全国有数の歴史を誇るヨット部。インターハイには20年連続で出場し、2019年3位、2021年準優勝、2022年準優勝。過去の優勝回数は6回、国体優勝5回。2018年にはインターハイ・国体の二冠を達成。「日本一質の高い活動」をモットーに、学業との両立を図りながら全国レベルの実力を維持しています。

⚽ 運動部

⛵ ヨット部【強豪】

インターハイ20年連続出場、優勝6回、国体優勝5回。中学・高校ともに活動。葉山港・海洋教育センターを拠点に練習。

⚽ サッカー部

高校サッカー選手権県予選で上位進出実績。文武両道を体現する部活動。

🏊 水泳部

屋外温水プールを活用し、5月〜10月の長期間練習。遠泳実習では他の生徒をサポートする役割も。

その他の運動部:空手道、剣道、硬式テニス、柔道、卓球、バスケットボール、バドミントン、バレーボール、野球、陸上競技

🎭 文化部

🎭 演劇部【全国最優秀賞】

2019年全国高等学校総合文化祭で最優秀賞受賞。徳間記念ホールでの公演も実施。

🎺 吹奏楽部

1928年創部の伝統ある部活動。2018年に創部90周年コンサートを開催。

🔬 物理化学部

全国海洋教育サミットで研究発表。独自の研究テーマに取り組む。

その他の文化部:囲碁、インターアクト、奇術、軽音楽、コンピュータ、サブカルチャー研究、社会科学、将棋、生物、美術、鉄道研究、文芸、和太鼓、写真

🏫 施設・設備

🌊 海洋教育センター

地下にヨット工作室と艇庫を備えた施設。逗子海岸の砂浜へ直結するトンネルがあり、すぐに海に出られる好立地。自習室・多目的食堂・浴室・宿泊室も完備。

🎬 徳間記念ホール

一般の劇場と同じ設備を備えた340席のホール。35ミリ映写機完備で映画鑑賞、音楽鑑賞、講演会などに使用。

🏊 屋外温水プール

屋外では珍しい温水プール。5月上旬から10月中旬まで使用可能で、遠泳実習に向けた長期間の水泳指導を可能に。

🌳 開かれた校舎

敷地は道路を隔てて存在し、学校の周囲に高い塀は一切ない。地域と一体となった開かれた学校。

📅 学校行事

4月入学式、オリエンテーション
5月体育祭、中間考査
6月OPヨット帆走実習(中学)
7月遠泳実習(中3)、期末考査、林間学校(中1)
9月OPヨット帆走実習(中学)
10月開成祭(文化祭)、OPヨット製作開始(中1)
11月NZ研修旅行(中3)
3月卒業式、進水式(中1→中2)

💰 学費詳細(2024年度参考)

入学時納入金
入学金250,000円
施設設備費180,000円
教材費・校外活動費138,000円(林間学校、防災頭巾、ライフジャケット代含む)
生徒会入会金・会費6,400円
PTA会費15,600円
入学時校納金合計590,000円
年間納入金
授業料40,000円 × 12か月 = 480,000円
維持費15,000円 × 12か月 = 180,000円
月額納入金55,000円(銀行引き落とし)
年間納入金合計660,000円
初年度納入金合計
合計約1,250,000円

📌 その他の費用

  • 2年生以降の教材費:年間約100,000円前後
  • NZ研修旅行積立金(中3):総額329,000円
  • 制服・体操服等:別途購入
  • 高校進学時:入学金125,000円、施設設備費180,000円
  • 兄弟在籍の場合:2人目以降の入学金半額、維持費・PTA会費免除

✏️ 入試情報(2026年度)

⚠️ 入試は3回実施 — 複数回受験戦略が有効

逗子開成の入試は1次(2/1)・2次(2/3)・3次(2/5)の3回実施。1次が最も定員が多く、2次・3次は少なめ。3回とも受験することで合格可能性を高める戦略も有効です。

2026年度入試概要

1次入試2026年2月1日(日) 募集約150名
2次入試2026年2月3日(火) 募集約60名
3次入試2026年2月5日(木) 募集約40名
帰国生入試2025年12月26日(金)
出願方法Web出願(前日まで出願可能)

試験科目・配点

試験科目国語・算数・社会・理科(4科目)
国語50分・150点満点(大問3題:読解2題+知識1題)
算数50分・150点満点(大問5題:計算+応用)
社会40分・100点満点
理科40分・100点満点
合計500点満点
面接なし

入試の傾向と対策

📖 国語

読解問題2題+知識問題1題。記述問題への対応力が鍵。文章中の根拠を正確に見つけ出し、指定字数内でまとめる能力が必要。30〜50字程度の要約練習が効果的。選択問題、抜き出し問題も出題されるため、多様な設問形式に慣れておくこと。

🔢 算数

前半は計算、後半は応用問題。図形、数の性質、規則性、速さが頻出。図形問題は毎年1〜2題必出で、解法パターンの習得が重要。後半の応用問題で差がつくため、前半を速く正確に解き、十分な時間を確保する戦略が必須。

🌍 社会

地理・歴史・公民からバランスよく出題。時事問題も出題されるため、日頃からニュースや子ども新聞をチェック。資料の読み取り問題にも注意が必要。地図やグラフを使った問題への対応力を磨いておくこと。

🔬 理科

化学・物理・生物・地学から各1題。計算問題の難易度が高いのが特徴。小数を含む計算、グラフ・表からの数値読み取り問題が多出。基礎的な選択問題を速く正確に解き、計算問題に時間を確保する時間配分が合格の鍵。

📝 受験体験談(保護者の声)

  • • 「駅から学校まで誘導の先生がいらして迷いませんでした。受付も体育館でスムーズでした」
  • • 「3回とも受験することに決めたので、1回の申し込みですんで良かったです」
  • • 「2次の入学手続きは発表当日18時までなので、早く決断する必要がありました」
  • • 「志望理由は選択式でした。面接がないので筆記試験に集中できました」
  • • 「第一志望は叶わなかったが、逗子開成に進学しても楽しく過ごせそうです」

合格に向けたアドバイス

📅 入試スケジュール戦略

1次(2/1)で合格できれば理想的だが、2次・3次も視野に入れた併願戦略を。1次不合格でも2次・3次で逆転合格するケースは多い。3回受験で合格可能性を最大化できる。

⏰ 時間配分の練習

国語・算数は50分、社会・理科は40分。過去問演習で時間配分を体に染み込ませることが重要。特に算数は後半の応用問題に20分以上確保したい。

📚 過去問の活用

学校公式サイトで過去の入試問題の解答用紙がダウンロード可能。本番と同じ用紙サイズで練習し、記述欄の大きさに慣れておくことが効果的。

🏫 学校見学の重要性

開成祭(10月)や学校説明会に参加し、海洋教育の雰囲気を肌で感じておくことをおすすめ。「なぜ逗子開成か」を明確にすることで、受験へのモチベーションが高まる。

🎯 マッチング診断(詳細版)

✓ この学校への適性が高い生徒

  • 海や自然が好き — 海洋教育が最大の特徴。逗子湾を舞台にした学びに興味がある子に最適
  • ものづくりに興味がある — ヨット製作は全員参加。自分の手で作る喜びを体験したい子に
  • チームで協力するのが好き — 遠泳も製作も仲間との協力が不可欠。リーダーシップを発揮したい子にも
  • 探究心・好奇心が旺盛 — 土曜講座100講座以上、東大連携の海洋学特別講義など知的刺激が豊富
  • 文武両道を目指したい — 海洋教育で体を鍛えつつ、進学実績も確保できる環境
  • 泳げなくても挑戦したい — 入学時泳げなくても中3で遠泳完遂。成長を実感できる
  • 映画や芸術が好き — 年間12本の映画鑑賞、演劇部全国最優秀賞など情操教育が充実
  • 将来、海洋・環境分野に興味がある — 東大海洋アライアンスとの連携で最先端の研究に触れられる

△ 慎重に検討すべき生徒

  • ⚠️ 海が苦手・水への恐怖が強い — 遠泳は全員参加。克服の機会ではあるがストレスになる可能性も
  • ⚠️ 都心から通学したい — 品川から約60分、通学時間が長くなる
  • ⚠️ 東大を第一志望にしている — 東大6名は着実だが最難関志望なら他校も検討を
  • ⚠️ 共学校を希望 — 完全男子校。共学環境を求めるなら他校を
  • ⚠️ 塾との併用を重視 — 学校として塾に頼らない教育方針がある
  • ⚠️ 机上の学習だけを希望 — 体験学習が多く、座学中心を望む子には向かない
  • ⚠️ 大人数が苦手 — 1学年約270名と神奈川の進学校では多め

🎯 保護者の方へ — 学校選びのポイント

逗子開成を検討する際、最も重要なのは「お子さんが海洋教育に前向きに取り組めるか」です。入学前に開成祭や学校説明会に参加し、海洋教育センターを見学することをおすすめします。ヨット製作や遠泳の映像を見て、お子さんがワクワクするかどうかが判断材料になります。

また、通学時間も重要な要素です。6年間毎日通うことを考え、自宅からの所要時間と、部活動や行事で帰りが遅くなった場合の帰宅時間もシミュレーションしてください。

📈 5年後の伸び代評価

5年後の伸び代スコア
★★★★☆ (4/5)

120年以上の歴史を持ちながら、海洋教育という独自の強みを確立。東京大学との連携、文部科学省認定の教育課程特例校としての地位など、他校にはない差別化要素を持つ。今後の海洋・環境問題への社会的関心の高まりとともに、さらなる評価向上が期待される。

🌊 独自性

評価:★★★★★ (5/5)
海洋人間学は日本で唯一無二。全員がヨットを作り、遠泳を完遂する学校は他にない。この独自性は今後も大きな強みとして継続。

📊 進学実績の伸び

評価:★★★★☆ (4/5)
1986年の中学再開以来、着実に進学実績を伸ばしてきた実績。医学部・海外大学進学者も増加傾向で、さらなる伸びの余地あり。

🌐 国際化

評価:★★★★☆ (4/5)
NZ姉妹校交流、海外研修、帰国生受け入れなど国際交流が活発。海外大学進学者も増加傾向で、グローバル教育の強化が期待される。

🔬 先端教育

評価:★★★★☆ (4/5)
東京大学海洋アライアンスとの連携、Python教育など先端的な取り組みを展開。今後のSTEAM教育のさらなる強化に期待。

👤 著名な卒業生・学校の歴史

📜 逗子開成の歴史 — 120年の歩み

1903年 — 東京の開成中学校の分校「第二開成学校」として創立。海軍横須賀鎮守府の軍人子弟教育の要請を受けて設立。初代校長は東京開成と同じ田邊新之助。
1909年 — 東京開成から分離独立し「逗子開成中学校」に改称。
1948年 — 学制改革により逗子開成高等学校となる。
1973年 — 中学校の募集を一時停止。
1984年 — 徳間康快が理事長に就任、大改革を開始。
1986年 — 中学校募集を再開、海洋教育を本格的にスタート。
2003年 — 創立100周年、高校募集を停止し完全中高一貫校に。
2014年 — 東京大学海洋アライアンスと提携。
2015年 — 文部科学省から教育課程特例校として認定。
2023年 — 創立120周年を迎える。

🏛️ 政治・行政分野

橋本龍伍 — 元厚生大臣、大蔵省官僚。橋本龍太郎元首相の父。
山田俊介 — 第42代青森県知事、第35代福岡県知事、初代逗子市長、逗子開成学園理事長。

💼 経済・実業分野

徳間康快 — 徳間書店創業者、スタジオジブリ初代社長。1984年に理事長として学校改革を主導し、現在の逗子開成の礎を築いた恩人。

🎭 文化・芸術分野

宮内寒弥 — 小説家。1910年のボート遭難事故をもとに小説『七里ヶ浜』を発表。

⛵ スポーツ分野

ヨット部OBは大学ヨット界でも活躍。北大、東北大、東京六大学、横国大、京大など全国の大学でヨット競技を続ける卒業生多数。

🌊 「真白き富士の根」— 七里ヶ浜の悲劇

1910年(明治43年)1月23日、逗子開成の生徒12名がボートで遭難し全員が犠牲となる悲劇が起きました。この事故を悼んで作られた「真白き富士の根」(七里ヶ浜の哀歌)は、今も歌い継がれています。稲村ヶ崎には慰霊碑が建てられ、この悲劇を教訓に、逗子開成は安全を最優先にした海洋教育を実践しています。

⭐ 最終まとめ・総合評価

📌 この学校の本質

逗子開成は、「海をフィールドにした唯一無二の教育」を展開する神奈川最古の私立男子校です。全員がヨットを製作し、帆走し、1.5kmの遠泳を完遂する。この体験は、教科書だけでは学べない自立心・協調性・探究心を育みます。

「入学時は全く泳げなかったのに、遠泳を泳ぎ切れた」「自分で作ったヨットが海を進む姿を見て感動した」— 生徒たちの声が示すように、この学校では「やればできる」を体感する成功体験が待っています。

📌 逗子開成が選ばれる理由

1. 海洋人間学 — 全員参加の体験型教育
ヨット製作・帆走・遠泳を全員が体験。文部科学省認定の教育課程特例校として、他校にはない教育を展開。東京大学海洋アライアンスとの連携により、先端的な海洋教育も実現。

2. 安定した進学実績
東大6名、早慶127名、MARCH約300名と、神奈川の進学校として確かな実績。海洋教育で培った探究心と粘り強さが、大学受験でも活きています。

3. 情操教育と土曜講座
徳間記念ホールでの映画鑑賞、100講座以上の土曜講座など、知的好奇心を刺激する多彩なプログラム。受験勉強だけではない、豊かな人間性を育む環境。

📌 入学前に必ず確認すべきこと

1. お子さんは「海」に抵抗がないか?
海洋教育は全員参加。泳げなくても指導で克服できますが、海への強い恐怖がある場合は慎重に検討を。

2. 通学時間は許容範囲か?
逗子駅から徒歩10分。都心からの通学は1時間以上かかる場合も。6年間通い続けられるか確認を。

3. 男子校で良いか?
完全男子校。共学を希望する場合は他校を検討。男子だけの環境で伸び伸びと成長したい子に向いています。

💬 最終メッセージ

逗子開成は、「海が好き」「ものづくりに興味がある」「仲間と協力して何かを成し遂げたい」という生徒に最適な学校です。開成祭や学校説明会に足を運び、「海の学校」の雰囲気を肌で感じてください。

学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。海洋教育センターから砂浜へ続くトンネルを歩き、逗子湾を眺めれば、この学校の魅力が実感できるでしょう。

逗子開成での6年間は、お子さんの「海のように広い可能性」を開花させます。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。

🔗 詳しい情報・最新情報

必ず学校公式サイトで最新情報をご確認ください

逗子開成中学校・高等学校 公式サイト →

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