稲毛国際中等教育学校は2022年開校のため、まだ卒業生を輩出していません。しかし、前身の稲毛高等学校・附属中学校は高い進学実績を誇っており、その伝統は稲毛国際中等教育学校に引き継がれています。
SELHi指定校の実績を誇る、オールイングリッシュ授業と探究活動で育むグローバルリーダー
| 学校名 | 千葉市立稲毛国際中等教育学校(ちばしりついなげこくさいちゅうとうきょういくがっこう) |
|---|---|
| 設立 | 2022年4月開校(前身:稲毛高等学校1979年開校、稲毛高等学校附属中学校2007年開校) |
| 所在地 | 〒261-0003 千葉県千葉市美浜区高浜3丁目1-1 |
| アクセス |
JR京葉線「稲毛海岸駅」徒歩15分またはバス5分 JR総武線・総武快速線「稲毛駅」からバス8分「稲毛高校」停留所下車徒歩1分 |
| 設置者 | 千葉市 |
| 学校種別 | 公立中等教育学校(千葉県初) |
| 校訓 | 真摯・明朗・高潔 |
| 教育目標 | 国際社会の一員として、自ら発信・行動できるグローバル・リーダーの育成 |
| 課程 | 前期課程3年間(中学相当)+ 後期課程3年間(高校相当)= 6年一貫教育 |
| 教育方針 | 男女共学 |
| 生徒数 | 前期課程 各学年約160名(募集定員160名) |
千葉市立稲毛国際中等教育学校は、2022年4月に千葉県初の公立中等教育学校として開校しました。前身である稲毛高等学校は1979年に開校し、1990年に千葉県初の国際教養科を設置するなど、国際教育の先進校として歩んできました。
稲毛高等学校附属中学校は2007年4月に開校し、千葉県の公立高等学校では初となる併設型中学校として中高一貫教育を開始しました。2022年から中等教育学校への移行が開始され、2027年に完全移行予定です。これにより、高校募集は2024年度入学者を最後に停止し、完全一貫教育校となります。
中等教育学校は、中学校と高校の6年間の教育を1つの学校として一体的に行う学校制度です。全ての生徒が同じカリキュラムのもとで6年間学ぶため、中学受験からの生徒と高校受験からの生徒が混在する併設型とは異なり、より効果的な一貫教育が可能になります。
稲毛高等学校は、2003年から2006年、および2006年から2009年まで2期6年にわたり、文部科学省からスーパー・イングリッシュ・ランゲージハイスクール(SELHi)に指定されました。これは、英語教育の先進的な取り組みを行う学校として国から認定されたものです。
SELHi指定校として培われた英語教育の研究成果は、現在の稲毛国際中等教育学校に引き継がれています。実践的な英語コミュニケーション能力の育成を目指し、オールイングリッシュの授業や海外語学研修など、多彩なプログラムが展開されています。
また、1991年から1992年には外国語教育多様化研究協力校にも指定されるなど、長年にわたり英語教育の研究開発に取り組んできた実績があります。
稲毛国際中等教育学校では、前期課程(中学相当)から外国人教員単独によるオールイングリッシュの授業が行われています。3年間で595時間という豊富な授業時間を確保し、すべて少人数指導で実施されています。
英語の授業ではクラスを2分割し、きめ細かな指導を行っています。数学でも習熟度別のクラス編成を導入するなど、個に応じた学習指導を徹底しています。これにより、生徒一人ひとりの理解度に合わせた効果的な学習が可能になっています。
後期課程(高校相当)では、英語に加えて第二外国語の授業も導入されます。生徒たちは英語以外の言語にも触れる機会を持ち、より幅広い国際感覚を養うことができます。
また、交流校からの留学生の受け入れも積極的に行っており、日常的に異文化交流ができる環境が整っています。校内で英語を使う機会が多く、自然と実践的なコミュニケーション能力が身につきます。
稲毛国際中等教育学校の大きな特色の一つが、全員参加の海外語学研修です。6年間の在学期間中に、生徒全員が必ず1回、海外語学研修に参加します。
研修先はオーストラリア、アメリカ、カナダの3カ国から選択できます。一人の生徒が行くのは1カ国で、希望を聞いて調整が行われます。異文化理解とコミュニケーション力を高める貴重な機会となっています。
また、英国のブリティッシュヒルズで行われる英語合宿も実施されています。この合宿では、すべての活動を英語で行い、日本にいながら本格的な異文化体験ができます。
姉妹校としてハンズワース・セカンダリースクール(カナダ)、クレメンツ・ハイスクール(アメリカ)などと連携し、定期的な交流を行っています。これらの学校との交流を通じて、国際的な友人関係を築き、グローバルな視野を広げることができます。
稲毛国際中等教育学校では、探究活動が教育の重要な柱の一つとなっています。これは中学校の総合的な学習の時間、高校の総合的な探究の時間に相当するもので、思考力・表現力・発信力を鍛え、グローバルリーダーとしての資質を養います。
前期課程では、身近な地域の課題を発見したり、校外学習やディベート、プレゼンテーションのトレーニングを通して、基礎的な調査や分析力を身につけます。地元千葉市や日本国内にとどまらず、国際的な視野を持った社会課題に取り組む機会が提供されます。
後期課程では、さらに深い専門知識と問題解決能力を養い、生徒たちが主体的に課題に取り組む姿勢を育てています。探究活動では、グローバルな視点から問題に取り組むことが推奨されており、地域の問題から世界的な課題まで幅広く学習します。
稲毛国際中等教育学校では、個別最適な学びを重視しています。年8回ある考査の際に、生徒の学習状況を細かく把握し、習熟度に応じた適切な指導を行っています。
生徒の自己肯定感を向上させる教育を行うことで、生徒の資質や能力の効果的な育成につなげています。学習の中で自信を失わないようフォローする体制が整っており、一人ひとりの成長を丁寧にサポートしています。
授業時数の多い科目(英語、数学)は他の学校より進度は速くなりますが、少人数授業を導入し、個に応じたきめ細かな学習指導を行っているため、無理なく高度な内容を学ぶことができます。
稲毛国際中等教育学校では、6年間の一貫教育の利点を最大限に生かしたカリキュラムが組まれています。前期課程(中学相当)では基礎力を徹底的に鍛え、高等学校段階の授業を先取りして行います。
文系・理系に偏らないバランスのとれた学力を保証し、進路の自己実現を支援します。前期課程において、可能な限り高等学校段階の授業を先取りして実施することで、後期課程ではより高度で専門的な学習に時間を使うことができます。
後期課程では単位制を導入しており、多様な科目が設定されています。興味・関心に応じた深い学び、文系・理系の枠を超えた幅広い教養を身につけることができます。
稲毛国際中等教育学校では、先進的な英語教育で培われた研究成果を生かして、実践的な英語コミュニケーション能力を育成します。オールイングリッシュの授業、海外語学研修、留学生との交流など、英語を実際に使う機会が豊富に用意されています。
また、読書活動や言語活動を通して、読解力や表現力の向上も図っています。英語だけでなく、日本語での思考力・表現力も重視し、バランスの取れたコミュニケーション能力を育成します。
稲毛国際中等教育学校では、スタートアップセミナー(宿泊研修)、自然教室、職場体験、海外語学研修などの体験的な学習を重視しています。
入学式直後の前期課程1年生(中1相当)のスタートアップセミナーでは、仲間との絆を深め、中等教育学校での学びの姿勢を身につけます。前期課程2年生(中2相当)では群馬県での自然教室、前期課程3年生(中3相当)では京都・奈良への修学旅行があります。
これらの体験的な学習を通して、個人の価値を尊重し、異文化を受容できるしなやかな心を持つ生徒を育成します。
稲毛国際中等教育学校では、授業時数の多い科目(英語、数学)は他の学校より進度は速くなりますが、少人数授業を導入し、個に応じたきめ細かな学習指導を行っています。学校の授業をしっかり受け、年8回の考査で自分の理解度を確認しながら学習を進めることで、十分な学力が身につきます。ただし、自分の弱点を補強したい場合や、さらに高いレベルを目指したい場合は、塾を活用することも選択肢の一つです。
稲毛国際中等教育学校は2022年開校のため、まだ卒業生を輩出していません。しかし、前身の稲毛高等学校・附属中学校は高い進学実績を誇っており、その伝統は稲毛国際中等教育学校に引き継がれています。
稲毛高等学校・附属中学校は、国公立大学(北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大などの旧帝大、一橋大、東工大など)、早慶上理、GMARCH、神戸大、横国大、千葉大などの難関大学に多数の合格者を輩出してきました。
特に千葉大学への進学者が多く、地元の有力国立大学との強い結びつきがあります。また、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの難関私立大学への合格実績も安定しています。
中等教育学校への移行により、6年間の一貫教育がさらに効果的になります。高校受験がないため、前期課程から後期課程へスムーズに進むことができ、大学受験に向けた計画的な学習が可能です。
前期課程で高校段階の内容を先取りすることで、後期課程では大学受験に向けたより高度な学習や、自分の興味・関心に応じた探究学習に時間を使うことができます。
稲毛国際中等教育学校では、文系・理系に偏らないバランスのとれた学力を保証しています。単位制の導入により、多様な科目を選択でき、文系・理系の枠を超えた幅広い教養を身につけることができます。
これにより、自分の適性や興味を十分に見極めた上で、進路を選択することができます。探究活動を通じて培った問題発見力・解決力は、大学での学びにも大いに役立ちます。
稲毛国際中等教育学校では、部活動の参加率が9割以上と非常に高く、多くの生徒が積極的に部活動に取り組んでいます。文化系の部活動は、ほとんどが高校生と合同で活動しており、先輩から多くのことを学べる環境が整っています。
特に吹奏楽部は40年以上の歴史を持ち、定期演奏会を開催するなど活発に活動しています。市立稲毛高校・附属中学校・稲毛国際中等教育学校吹奏楽部として、地域でも高い評価を受けています。
現在、40年以上の歴史を持つ校舎の大規模改修工事が実施されており、工事期間中は近隣のスポーツ施設を代替として利用しています。2025年から2026年にかけてはグラウンドの改修も予定されており、完成後はさらに充実した施設で部活動に取り組むことができます。
稲毛国際中等教育学校では、前期課程と後期課程が一体となって、多彩な学校行事を展開しています。飛翔祭(文化祭)や陸上競技会などは中高合同で実施され、学年を超えた交流が生まれます。
飛翔祭(文化祭)では、生徒たちが主体となってクラス展示や部活発表などを企画・運営します。体育祭では、学年を超えたチーム対抗で熱い戦いが繰り広げられます。
百人一首大会は日本の伝統文化に触れる貴重な機会で、多くの生徒が熱心に練習に取り組みます。英語合宿では、ブリティッシュヒルズで本格的な英語環境を体験し、実践的なコミュニケーション能力を磨きます。
稲毛国際中等教育学校の入学者選抜は、一次検査と二次検査の2回にわたり実施されます。二次検査は一次検査を合格できた場合のみ受検することができ、それぞれの検査の合計点で合否判定が行われます。
【一次検査】
【二次検査(一次検査合格者のみ)】
【募集定員】
160名
稲毛国際中等教育学校の適性検査では、学力だけでなく、思考力や判断力、表現力が求められます。受検生の幅広い能力が評価される仕組みです。
適性検査Ⅰでは、社会の内容で、円グラフや棒グラフ、表、地図などの資料から内容を読み取り、分析して自分の言葉で説明できる力が問われます。
適性検査Ⅱでは、算数・理科の内容を中心に、論理的思考力や科学的な見方・考え方が問われます。
適性検査Ⅲでは、より高度な思考力・判断力・表現力が求められます。
面接では、グループ面接形式で、将来のビジョンや学習意欲、コミュニケーション能力などが評価されます。
稲毛国際中等教育学校の適性検査では、日頃の読解力や数理的なトレーニングに加え、英語力を磨くことが重要です。面接対策では、将来のビジョンや学習意欲を明確に持つことが大切です。グローバルリーダーとして何をしたいのか、なぜ稲毛国際中等教育学校で学びたいのかを、自分の言葉で説明できるように準備しましょう。
千葉市立稲毛国際中等教育学校は公立中等教育学校のため、学費面で大きなメリットがあります。
| 前期課程(中学相当) | 授業料無償(公立中学校と同様) |
|---|---|
| 後期課程(高校相当) | 授業料無償化制度あり(所得制限あり) |
| その他の費用 | 制服代、教材費、修学旅行費、海外語学研修費など(実費) |
公立中高一貫校の大きなメリットは、学費が抑えられることです。前期課程(中学相当)3年間の授業料は無償、後期課程(高校相当)も助成制度を使えば無償になります。ただし、制服代、教材費、修学旅行費、海外語学研修費などは別途必要です。海外語学研修は全員参加のため、その費用も考慮に入れておく必要があります。
2022年開校の千葉県初の公立中等教育学校として、最新の教育環境と6年一貫教育のメリットを享受できます。高校受験がないため、のびのびと学習や部活動に打ち込めます。
2003年から2009年まで2期6年間、文部科学省からスーパー・イングリッシュ・ランゲージハイスクール(SELHi)に指定された実績があり、英語教育のノウハウが蓄積されています。オールイングリッシュの授業で、実践的な英語力が身につきます。
6年間で必ず1回、オーストラリア・アメリカ・カナダのいずれかで海外語学研修に参加できます。異文化を直接体験し、国際的な視野を広げる絶好の機会です。
地域課題から国際問題まで、幅広いテーマで探究活動に取り組みます。思考力・表現力・発信力が鍛えられ、大学での学びや将来の仕事に活かせる能力が身につきます。
年8回の考査で学習状況を細かく把握し、習熟度に応じた適切な指導を行っています。少人数授業やクラス編成の工夫により、一人ひとりに合った学びが実現されています。
前期課程(中学相当)の授業料は無償、後期課程(高校相当)も助成制度を使えば無償です。私立中高一貫校と比べて大幅に学費を抑えながら、質の高い教育を受けることができます。
A. 他の中学校と教育課程が大きく異なりますので、原則として他の中学校からの転入はありません。県外や海外の中等教育学校からの転編入学などでお聞きになりたいことは、直接、学校にお問い合わせください。
A. 中等教育学校は、6年間の一貫教育を前提に入学者を募集しておりますので、後期課程へ進級することを原則とします。ただし、一家転住などで、どうしても他の高校に進学せざるを得ない場合には、ご相談ください。
A. 一人の生徒が行くのは1カ国です。希望を聞いて調整します。
A. 学校として全員が行くのは1回だけです。個人留学については、留学の目的や将来も含めたプランの中で検討することが大切です。入学後に相談できます。1年間の留学について、卒業認定は留学先での履修・単位修得内容によって決まります。
A. 英語では単純にクラスを2分割しています。数学では習熟度別のクラスを編成することもあります。
A. 授業時数の多い科目(英語、数学)は他の学校より進度は速くなりますが、少人数授業を導入し、個に応じたきめ細かな学習指導を行っています。学校の授業をしっかり受けることで、十分な学力が身につきます。
| 住所 | 〒261-0003 千葉県千葉市美浜区高浜3丁目1-1 |
|---|---|
| 電話 | 043-277-1711 |
| アクセス |
JR京葉線「稲毛海岸駅」徒歩15分またはバス5分 JR総武線・総武快速線「稲毛駅」からバス8分「稲毛高校」停留所下車徒歩1分 |
千葉市立稲毛国際中等教育学校では、学校説明会や見学会を定期的に開催しています。適性検査の過去問題も公開されており、受検対策に活用できます。最新の説明会情報や入試情報は、学校公式ウェブサイトでご確認ください。また、現在大規模改修工事が実施されていますので、見学の際は事前に学校にお問い合わせください。