【国公立大学】53名
- 横浜国立大学 1名
- 東京外国語大学 1名
- 東京都立大学 1名
- 横浜市立大学 3名
- その他国公立大学 多数
【早慶上理ICU】105名
- 早稲田大学 36名
- 慶應義塾大学 14名
- 上智大学 24名
- 東京理科大学
- 国際基督教大学(ICU)
【GMARCH】118名
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 中央大学
- 法政大学
- 学習院大学
【海外大学】18名
- 国際バカロレアのDPディプロマを活用
- 探究活動の成果をアピールして奨学金を取得した生徒も
公立で国際バカロレア(IB)を学べる、埼玉県唯一の中等教育学校「MOIS(モイス)」。1期生は早慶上理ICU105名、海外大学18名進学。
| 学校名 | さいたま市立大宮国際中等教育学校(MOIS:モイス) |
|---|---|
| 設立 | 2019年開校(市立大宮西高等学校を改組) |
| 所在地 | 〒330-0856 埼玉県さいたま市大宮区三橋四丁目96 |
| アクセス |
JR「大宮駅」西口からバス10〜15分「大宮国際中等教育学校」下車すぐ または「三橋四丁目」下車徒歩3分 大宮駅から徒歩40分 東武「指扇駅」からバス10〜15分 |
| 設置者 | さいたま市(公立) |
| 学校種別 | 公立中等教育学校(完全中高一貫6年制、高校募集なし) |
| 校訓 | 3G(Grit・Growth・Global) |
| 教育目標 | 「ここで学ぶ世界の未来のつくり方」 |
| 国際バカロレア | MYP認定校(2021年)、DP認定校(2022年) |
| 生徒数 | 各学年約160名(男女各80名)、全校約925名 |
| 特色 | 埼玉県初の完全一貫中等教育学校、関東圏公立初のIB MYP・DP認定校 |
大宮国際中等教育学校(MOIS)の最大の特色は、公立校でありながら国際バカロレア(IB)のMYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)とDP(ディプロマ・プログラム)の両方で認定を受けていることです。MYPとDPの両方を認定された公立学校は全国で5校のみ、関東圏では大宮国際を含めて2校だけです。
国際バカロレアは、スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が提供する教育プログラムで、「より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成」をメインコンセプトとしています。世界160以上の国・地域で約5,800校が導入しており、グローバルに通用する大学入学資格として認められています。
大宮国際では、1年生から4年生(中学1年〜高校1年)までの全員がMYPを履修します。MYPでは、単なる知識の暗記ではなく、生徒が自分で疑問を持ち、調べ、考え、発表するという「探究型学習」を重視します。5年生・6年生(高校2・3年)では、Globalコース、Liberal Artsコース、STEMコースの3つに分かれ、Globalコースを選択するとDPを履修できます。
DPを2年間履修し、一定の成績を収めると、世界中の多くの大学の入学資格として認められている国際バカロレア資格(IBディプロマ)を取得できます。1期生では約20名がDPを履修し、海外大学への進学者も18名に達しました。
大宮国際では、6年間を2つのステージに分けた段階的なカリキュラムを展開します。
Empowerment Stage(1〜4年生:基礎をじっくり育む4年間)
中学1年から高校1年までの4年間は、全員が共通科目を学習します。自分で課題や疑問を発見し、それに対する答えを見つける力を養う時期です。この段階では、MYPに基づいた教科学習と3Gプロジェクトによる探究活動を通じて、探究の基礎力を育みます。
Achievement Stage(5〜6年生:学びを深める2年間)
高校2・3年では、先の4年間で培ったスキルをさらに応用するため、以下の3つのコースに分かれます。
大宮国際が独自に設けている「3Gプロジェクト」は、総合的な学習(探究)の時間として、生徒が自分の興味のあるテーマについて探究するプログラムです。3Gとは、Grit(やり抜く力)、Growth(成長し続ける力)、Global(世界に視野を広げる力)を指し、さいたま市の教育方針に基づいています。
3年生以上の生徒は、それぞれ自分のプロジェクトを持ちます。探究テーマは、フードロス、起業、水俣病、LGBTQ、地球温暖化、貧困問題など、生徒が自ら設定した多様なテーマです。ただ調べて終わりではなく、実際の社会や研究機関とつながり、より良い社会を築くための行動を実際に行うことを推進しています。
例えば、ある4年生の生徒は、保護者の来校する日に、世界の食糧問題を考えてもらうきっかけとしてフードフェアを実施しました。各国料理のキッチンカーを複数招き、事前に先生からアドバイスを受けながら保健所への確認なども、生徒一人で実行しました。
このように、3Gプロジェクトでは、自分のプロジェクトについて深めたり、周囲の人に広めたりするために積極的に外部団体との連携を行っています。生徒が日本語や英語でディスカッションを行い、協働して最適な解決策を見つける力を育成します。
大宮国際の通常授業は、1コマ100分に設定されています。これは、探究的な活動や伝え合う活動の時間を十分に確保するためです。50分授業では、導入、展開、まとめで終わってしまいますが、100分あれば、生徒が自分で調べたり、グループで議論したり、発表したりする時間を十分に取ることができます。
授業では、「なんのために勉強をするのか」という問いの答えを常に確認しながら進めます。自分たちが学んでいることが実際に社会にどう役に立つのかを、全ての教科のすべての単元の最初に確認します。この学びのスタイルは、IBのコンセプトそのものです。
大宮国際では、探究学習のサイクルである「調査、探究、振り返り」を徹底するため、生徒全員にPCを配布しています。生徒たちの成果物をデジタルポートフォリオとして蓄積することで、ICTを活用した生徒たちが互いの成果物を確認し、意見交換をしやすい環境を作り上げています。
また、「Classi」や「Microsoft Teams」などのシステムを通じて、生徒が1日の活動の振り返りを行うことで、ICTの力を最大限活用したメタ認知力の向上や個別最適な学びへと結びつけています。
2025年3月、大宮国際中等教育学校の1期生145名が卒業しました。新設校の1期生としては極めて優秀な進学実績を残し、特に注目すべきは、7割以上の生徒が早慶上理ICUレベル以上に合格していることと、海外大学進学者が18名いることです。
この優れた進学実績は、学校全体で取り組む国際バカロレアの探究的な学習アプローチが、生徒たちの力を引き出した結果と考えられます。特に、探究活動の成果をアピールできる総合型選抜や学校推薦型選抜では、大宮国際の生徒たちに非常に有利に働きました。
【国公立大学】53名
【早慶上理ICU】105名
【GMARCH】118名
【海外大学】18名
大宮国際の進路指導は、「あなたは何をやりたいのか、より良い世界を作るためにどうしたいのか。そのためにどういう進路を取ればいいのか」を必ず確認します。将来、なりたい姿から逆算した進路指導をしており、大学名ありきではないのは、学校として譲れないポイントです。
総合型選抜や学校推薦型選抜は、探究活動の自己アピールができるため、大宮国際の生徒たちには非常に有利です。6年間の探究活動の成果を存分に発揮し、国際系の学部を志望する生徒も多くいます。
LDT(Learning Design Time)は、隔週土曜日に実施される、自分自身で学習をプロデュースする時間です。MYPで行うPersonal ProjectやIBのCAS(Creativity, Activity, Service)などの時間の準備を行います。
大学や研究機関、地域の専門家からのアドバイスを受け、生徒が自分の興味に基づいた学びを深める取り組みです。また、3Gプロジェクトでの成果を地域の人々や保護者に発表する機会もあり、外部とのつながりを通じてさらに学びを広げていくことが可能です。
現在では4つの探究テーマを与え、それらをローテーションする形でリサーチのやり方を学んでもらっています。自発的な探究をするIBのカリキュラムに備え、IB likeな学習に慣れるための練習段階として探究の時間を設けています。
ゆくゆくはこの時間を使ってSA(Service as Action)といった外でリサーチをする時間となっていきます。生徒自ら課題設定を行い、探究設計も行ってもらう計画です。
大宮国際中等教育学校では、探究活動と両立できるよう、部活動も充実しています。生徒たちは学業と部活動の両方に積極的に取り組んでいます。
大宮国際中等教育学校では、6年間を通じて多彩な学校行事が開催されます。体験的な学習を通じて、国際的な視野と協働性を育みます。
MOIS祭(文化祭)では、生徒たちが主体となってクラス展示や部活発表などを企画・運営します。体育祭では、学年を超えたチーム対抗で熱い戦いが繰り広げられます。
3Gプロジェクト発表会では、各生徒が1年間取り組んできた探究活動の成果を発表します。外部の専門家や地域の方々も招いて、フィードバックをもらう貴重な機会です。
大宮国際中等教育学校の入学者選抜は、2回の試験を通して最終的な入学予定者が決定されます。一般選抜と特別選抜(帰国生・外国人)の2種類があります。
【一般選抜】
募集人員:160名(男女各80名)
通学区域:さいたま市全域
第1次選抜
第2次選抜(第1次選抜合格者のみ)
募集人員:一般選抜の募集定員(160名)の中に含み、定員の約1割程度(約16名)
通学区域:埼玉県全域
帰国生特別選抜の資格
日本国外における在住期間が、帰国時からさかのぼり、継続して2年以上で、帰国後2年以内の者
外国人特別選抜の資格
在日期間が入学時点で通算して3年以内の者で、外国籍を有する者
第1次選抜
第2次選抜
適性検査Aで英語が出題されますが、英検5級程度の実力があれば問題なく回答できます。入学時の英語力は決して高くなく、入学後の6年間で着実に力を伸ばしていく教育方針です。
適性検査では、単なる知識の暗記ではなく、資料を読み取り、課題を発見し、解決策を考え、表現する力が問われます。集団活動では、グループで協力して課題に取り組む姿勢や、他者の意見を尊重しながら自分の考えを述べる力が評価されます。
さいたま市立浦和中学校との併願は第1次選抜の時点では可能ですが、第2次選抜ではどちらかしか受験することができないので注意が必要です。
2025年度入学者選抜の受検倍率は男子が3.3倍、女子が4.6倍でした。例年、倍率は3〜4倍台で推移しており、狭き門となっています。公立で学費が安く、国際バカロレアを学べることから、高い人気を誇っています。
| 授業料 | 年間118,800円(月額9,900円) |
|---|---|
| 入学金 | なし(公立のため) |
| 制服代 | 約50,000円 |
| 教材費・その他 | 年間約100,000円程度 |
| 6年間の総費用 | 約1,000,000円(私立の約1/10) |
| 授業料減免 | 世帯年収に応じて減免制度あり |
公立校のため、授業料は年間118,800円と私立中高一貫校の約1/10です。6年間の総費用も約100万円と、私立の1,000万円超と比べて圧倒的に安く、経済的な負担が少ないのが大きなメリットです。それでいて国際バカロレアのMYP・DPを学べることから、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
MYP・DP両方認定の公立学校は全国で5校のみ。関東圏では2校だけ。公立のため授業料は年間118,800円と私立の約1/10で、6年間の総費用も約100万円と経済的負担が少ない。それでいて世界に通用する国際バカロレア教育を受けられるコストパフォーマンスの高さは圧倒的です。
2025年3月、1期生145名が卒業。国公立大学53名、早慶上理ICU105名(7割以上)、GMARCH118名、海外大学18名と優秀な進学実績。探究活動を活かした総合型選抜で有利に働き、新設校としては極めて優秀な結果を残しました。
生徒が自分の興味でテーマを選ぶ探究活動。フードロス、起業、水俣病、LGBTQなど多様なテーマで、外部団体と連携して社会課題解決に取り組む。調べるだけでなく実際に行動することで、生きた学びを実践します。
探究活動を十分に行える100分授業。「なんのために勉強をするのか」を常に確認しながら、社会と繋がる学びを実践。IBのコンセプトに基づき、探究心、知識、思いやりに富んだ若者を育成します。
全生徒にPC配布。デジタルポートフォリオで成果物を蓄積し、互いに確認・意見交換。Classi、Microsoft Teamsで1日の活動を振り返り、メタ認知力向上と個別最適な学びを実現します。
帰国生特別選抜で約16名募集。全体の約1〜2割が海外生活経験者。英語教育や国際教育、探究教育が充実しており、帰国生が海外で身につけた英語力や国際感覚を存分に活かせる環境が整っています。
A. DPは希望制です。5年生(高2)からGlobalコースを選択した生徒のみがDPを履修します。1期生では約20名がDPを履修しました。DPを履修しない生徒も、Liberal ArtsコースやSTEMコースで充実した学びを受けられます。
A. 入学時の英語力は英検5級程度で十分です。適性検査Aの英語問題もその程度のレベルです。入学後の6年間で着実に英語力を伸ばしていく教育方針なので、入学時に高い英語力は求められません。
A. 両立できます。多くの生徒が部活動に所属しながら探究活動にも積極的に取り組んでいます。学校全体が探究活動を重視しているため、時間の使い方やサポート体制が整っています。
A. 1期生の進学実績が証明しています。早慶上理ICU105名、GMARCH118名と優秀な結果。探究活動を活かした総合型選抜で有利に働きます。一般受験対策も、学校を会場として模試を実施するなど、しっかりサポートします。
A. 大宮駅からバスで10〜15分です。「駅から遠く、バスが混雑するため不便」という声もありますが、多くの生徒は1年ほどで慣れています。徒歩40分なので、天気の良い日は歩く生徒もいます。
A. 生徒が自分の興味でテーマを選びます。フードロス、起業、水俣病、LGBTQ、地球温暖化、貧困問題など多様です。外部団体と連携し、調べるだけでなく実際に行動します。例えば、フードフェアを開催して世界の食糧問題を考えてもらうきっかけを作った生徒もいます。
| 住所 | 〒330-0856 埼玉県さいたま市大宮区三橋四丁目96 |
|---|---|
| 電話 | 048-622-8200 |
| アクセス |
JR「大宮駅」西口からバス10〜15分「大宮国際中等教育学校」下車すぐ または「三橋四丁目」下車徒歩3分 大宮駅から徒歩40分 東武「指扇駅」からバス10〜15分 |
さいたま市立大宮国際中等教育学校では、学校説明会や見学会を定期的に開催しています。国際バカロレアのMYP・DP、3Gプロジェクト、探究型授業など、大宮国際ならではの教育内容について詳しく知ることができます。最新の説明会情報は、学校公式ウェブサイトでご確認ください。