人になれ 奉仕せよ ー 140年の伝統を誇るキリスト教教育
| 学校名 | 関東学院中学校高等学校 |
|---|---|
| 創立 | 1884年(横浜バプテスト神学校)、中学校開校:1947年 |
| 所在地 | 〒232-0002 神奈川県横浜市南区三春台4番地 |
| アクセス | 京浜急行線「黄金町駅」徒歩5分 横浜市営地下鉄「阪東橋駅」徒歩8分 |
| 課程 | 完全中高一貫教育(高校募集なし) |
| 男女共学 | 共学 |
| 生徒数 | 中学校約360名(各学年約120名) |
| 敷地面積 | 約4万㎡(横浜の小高い丘の上) |
| 学費(初年度) | 約120万円(入学金・授業料・施設費等含む) |
関東学院の校訓は「人になれ 奉仕せよ」です。これはキリスト教バプテスト派の精神に基づき、自己の能力を社会のために役立てる人材を育成することを意味します。1884年に創立された横浜バプテスト神学校を起源とする140年の歴史の中で、この精神は脈々と受け継がれてきました。
週2回の朝礼拝、月1回の中学合同礼拝、週1回の聖書の授業を通じて、キリスト教の教えに基づく人格教育を実践しています。礼拝では聖書朗読、讃美歌、祈りを通じて、静かに自分自身と向き合う時間を持ちます。ボランティア活動などにより、奉仕の精神を実際に体験します。
横浜の街を一望できる小高い丘の上に、4万㎡を超える広大なキャンパスが広がります。手つかずの自然が保たれており、歴史の重みを感じさせる恵まれた環境です。2008年に完成した中学校新館には、物理・化学・生物・地学の各分野4つの理科実験室に加え多目的用実験室と、計5つの実験室を設置。食堂(コベルホール)も設けられています。
関東学院は「大家族のような温かい校風」が特徴です。キリスト教の教えである「互いに愛し合う」精神が学校全体に浸透しており、生徒同士、教員と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気があります。困ったときには助け合い、喜びを分かち合う文化が根付いています。
関東学院中学校の大きな特徴は、中2から設置される「選抜クラス(通称:ベストクラス)」です。成績上位者を集めたクラスで、勉強に気持ちが向いたら、いつでも「ベストクラス」を目指すことができるよう、毎年クラス替えを実施しています。
編成:6クラス中1クラス
目標:基礎学力の徹底と発展的内容の学習
特徴:
・成績上位者を集めたクラス
・毎年クラス替えを実施(いつでも挑戦可能)
・切磋琢磨しながら学年全体で理想に近づく
・一般クラスとの交流も重視
・中3では高校受験がないため、先取り学習も実施
編成:文系1組・理系6組の2クラス
目標:難関大学合格を目指す
特徴:
・高2から文系・理系に分かれて受験体制に入る
・高1までベストクラスで学んできた生徒と、一般クラスから新たに入る生徒が混在
・部活動との両立も重視(野球部、マーチングバンド部など継続可能)
・2024年度は東大現役合格、GMARCH以上が学年の半数以上
選抜クラスは「エリート教育」ではなく、「学年全体で高め合う」ためのシステムです。一般クラスの中にも、特定の教科なら選抜クラスのメンバーと肩を並べる生徒がたくさんいます。選抜クラスの生徒が刺激となり、一般クラスの生徒も「自分も頑張ろう」と思える環境が整っています。毎年クラス替えがあるため、中2で入れなくても、中3で入ることも可能です。
関東学院は、2020年代に入り、カリキュラムを大幅に改革しました。従来は文系中心のカリキュラムでしたが、理系教育を強化し、国公立大学や難関私立大学の理系学部にも対応できる体制を整えました。この改革により、2024年度には東京大学への現役合格者を輩出するなど、進学実績が大きく伸びています。
・物理・化学・生物・地学の各分野4つの理科実験室
・多目的用実験室を加えた計5つの実験室
・中学では毎週実験を実施
・1人1台の顕微鏡、電子黒板などを活用
・希望者によるハワイ島理科研修も実施
・理系選択クラス(高2・高3)の設置
・国語は百人一首や狂言・歌舞伎鑑賞で中学から古典に親しむ
・文章を理解する力、世の中の動きを学ぶ社会科教育
・興味や知識量を増やす教養教育
・文系選択クラス(高2・高3)の設置
・小論文指導の充実
・自走力をはぐくむ進路指導
・確かな目標設定で未来を掴む
・大学訪問・模擬講義
・職業人インタビュー
・進路講演会
・大学入試対策講座
関東学院の英語教育は、「使える英語」を目指しています。ベルリッツ・メソッド®を活用した授業とオンライン英会話を組み合わせることで、4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく育成します。この成果もあり、早慶上理や青山学院・立教など英語力を武器に受験を戦える生徒が多いのが特徴です。
ベルリッツ・メソッド®は、世界的に有名な語学教育メソッドです。母国語を使わず、学習する言語だけで授業を進める「直接法」により、実践的なコミュニケーション能力を育成します。関東学院では、このメソッドを授業に取り入れ、生徒が自然に英語で考え、話す力を養います。
オンライン英会話を活用し、ネイティブスピーカーとマンツーマンで会話する機会を提供しています。教室での授業で学んだ表現を、実際に外国人と会話することで定着させます。一人ひとりのレベルに合わせた指導が可能なため、英語が苦手な生徒も、得意な生徒も、それぞれのペースで力を伸ばせます。
・ターム留学(3ヶ月間):高1希望者対象
・海外語学研修:夏期休暇中に実施
・国際交流プログラム:海外の学校との交流
・ハワイ島理科研修:理科教育と英語を融合
多種多様な体験から、世界にはばたく広い視野とコミュニケーション力を身につけます。
関東学院中学校の最も有名な部活動は、マーチングバンド部です。全国大会に何度も出場し、金賞や銀賞を受賞している強豪校です。厳しい練習を通じて、音楽技術だけでなく、協調性、忍耐力、リーダーシップを学びます。マーチングバンド部の活動は、学校全体の誇りであり、文化祭などで披露される演奏は圧巻です。
・全国大会常連の強豪校
・金賞・銀賞の受賞歴多数
・厳しい練習で音楽技術と人間力を育成
・文化祭での演奏は圧巻
・選抜クラスの生徒も多数在籍(文武両道)
・大学進学実績も優秀(早慶上理、GMARCH多数)
・硬式野球部(甲子園を目指す)
・軟式野球部(全国大会出場経験あり)
・陸上競技部
・サッカー部
・バスケットボール部
・バレーボール部
・テニス部
・卓球部
・水泳部
・剣道部
・ハンドベル部(海外遠征経験あり)
・吹奏楽部
・美術部
・技術部(ロボコン出場)
・科学部
・英語部
・演劇部
・囲碁・将棋部
・ボランティア部
関東学院は文武両道を重視しており、部活動と勉強の両立を推奨しています。選抜クラスの生徒も、マーチングバンド部や硬式野球部などで活動しており、「何があってもクラブ活動をやめない。最後までやり遂げる」という約束のもと、両立を果たしています。2024年度の東大現役合格者も、部活動に熱心に取り組んでいました。
・入学式
・オリエンテーション合宿(中1)
・体育祭(6月)
・創立記念日礼拝
・生徒会選挙
・中間試験
・期末試験
・学園祭(文化祭・9月)
・修学旅行(中3)
・芸術鑑賞会
・中間試験
・クリスマス礼拝(12月)
・期末試験
・百人一首大会(中1・中2)
・英語スピーチコンテスト
・学年末試験
・卒業礼拝
・卒業式
・終業式
6月の体育祭と9月の学園祭(文化祭)は、全校挙げて取り組む2大行事です。体育祭では各学年が団結して競技に挑み、リーダーシップや協調性を学びます。学園祭では、クラスや部活動の展示・発表を通じて、創造力や企画力を養います。特にマーチングバンド部の演奏は学園祭のハイライトです。
関東学院中学校の進学実績は近年大きく伸びています。2024年度には東京大学への現役合格者を輩出し、学年の半数以上がGMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)以上の大学に合格しました。特に青山学院大学や立教大学への合格者が多いのが特徴です。
国公立大学:
東京大学1名(現役)、横浜国立大学、横浜市立大学など
早慶上理:
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学
GMARCH:
学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学(特に青山・立教が多数)
その他:
関東学院大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学など
近年、関東学院の進学実績は大きく伸びています。カリキュラム改革、選抜クラス制度の充実、進路指導の強化などが功を奏し、難関大学への合格者が増加しています。特に英語力を武器に受験を戦える生徒が多く、青山学院大学や立教大学などの入試にも対応・合格できています。
関東学院には系列の関東学院大学がありますが、中学校から進学する生徒は多くありません。ほとんどの卒業生が、他大学や専門学校に進学します。関東学院大学への進学を希望する場合、推薦制度もありますが、外部の大学を目指す生徒が主流です。
| 初年度納入金 | 約120万円(入学金・授業料・施設費等含む) |
|---|---|
| 2年目以降 | 約90万円/年(授業料・施設費等) |
| 奨学金制度 | あり(学業成績優秀者・経済的理由による奨学金) |
入試回数:年4回実施
試験科目:4科目(国語・算数・理科・社会)
帰国生入試:あり
面接:なし
合格発表:Web発表
Web出願:採用
・複数回受験で有利になる制度あり
・4回の入試チャンスで合格可能性を高める
・試験問題の持ち帰り可
・完全中高一貫校(高校募集なし)
・帰国生入試も実施
入試日程、募集人数、試験科目、出願方法などは年度によって変更される場合があります。必ず学校公式サイトの最新情報をご確認ください。説明会や学校見学会にも積極的に参加して、学校の雰囲気を直接確かめることをお勧めします。
140年の歴史を誇るキリスト教教育、「人になれ 奉仕せよ」の校訓に基づく人格教育、独自の選抜クラス制度、マーチングバンド部の全国大会レベルの活動など、他校にはない独自の教育スタイル。カリキュラム改革で進学実績も大きく伸びており、今後の成長が期待できる。
カリキュラム改革、選抜クラス制度の充実、進路指導の強化などが成果を上げ始めており、今後さらなる進学実績の向上が期待できる。2024年度の東大現役合格は象徴的な成果。伝統を守りつつ改革を進める姿勢が評価できる。
評価:★★★☆☆ (3/5)
神奈川県内では一定の評価を得ている伝統校。140年の歴史とキリスト教教育が特徴。近年の進学実績の伸びで注目度が上昇中。
評価:★★★★★ (5/5)
カリキュラム改革、選抜クラス制度の充実、進路指導の強化など、積極的に改革を進めている。教員も若返りつつあり、新しいアイデアが次々と導入されている。
評価:★★★★☆ (4/5)
ベルリッツ・メソッド®、オンライン英会話、ターム留学など、国際教育の基盤が整っている。今後の更なる強化が期待できる。
評価:★★★★☆ (4/5)
進学実績の伸びにより注目度が上昇中。マーチングバンド部の活躍も学校の知名度向上に貢献。横浜という立地も魅力。
「キリスト教教育と文武両道を実践する改革中の伝統校」
関東学院中学校は、「人になれ 奉仕せよ」の校訓のもと、キリスト教の精神に基づく人格教育を実践する学校です。140年の歴史を誇る伝統校でありながら、カリキュラム改革や選抜クラス制度の充実など、積極的に改革を進めています。
週2回の朝礼拝、月1回の中学合同礼拝、週1回の聖書の授業を通じて、キリスト教の教えに基づく人格教育を実践。ボランティア活動などにより、奉仕の精神を実際に体験します。温かい雰囲気の中で、一人ひとりが大切にされる環境です。
1. キリスト教教育による人格形成
校訓「人になれ 奉仕せよ」は、単なるスローガンではなく、実際の学校生活に深く根付いています。礼拝、聖書の授業、ボランティア活動を通じて、他者を思いやる心、社会に貢献する心を育みます。キリスト教の教えである「互いに愛し合う」精神が学校全体に浸透しており、温かい雰囲気が特徴です。
2. 選抜クラス制度で難関大学を目指す
中2から設置される選抜クラス(ベストクラス)は、成績上位者を集めたクラスです。毎年クラス替えを実施するため、いつでも挑戦可能。一般クラスの生徒も刺激を受け、学年全体で高め合う環境が整っています。2024年度には東大現役合格者を輩出し、学年の半数以上がGMARCH以上の大学に合格しました。
3. マーチングバンド部全国大会常連の文武両道
マーチングバンド部は全国大会に何度も出場し、金賞や銀賞を受賞している強豪校です。選抜クラスの生徒も多数在籍しており、部活動と勉強の両立(文武両道)を実践しています。厳しい練習を通じて、音楽技術だけでなく、協調性、忍耐力、リーダーシップを学びます。
1. キリスト教教育に共感できるか?
関東学院はキリスト教バプテスト派の学校です。週2回の朝礼拝、月1回の中学合同礼拝、週1回の聖書の授業があります。キリスト教に抵抗がある場合、学校の雰囲気に馴染めない可能性があります。ただし、信者である必要はなく、他宗教の生徒も在籍しています。
2. 選抜クラスを目指すか、一般クラスで学ぶか?
選抜クラスは成績上位者を集めたクラスで、難関大学を目指す生徒が集まります。一般クラスも決してレベルが低いわけではなく、個々のペースで学べる環境です。お子さんの学力、性格、目標に合わせて、どちらのクラスが適切かを考える必要があります。毎年クラス替えがあるため、入学後に選抜クラスを目指すことも可能です。
3. 部活動と勉強の両立は可能か?
関東学院は文武両道を重視しており、部活動と勉強の両立を推奨しています。マーチングバンド部や硬式野球部などは練習が厳しいですが、選抜クラスの生徒も多数在籍しており、両立を果たしています。お子さんが両立できるタイプかどうか、よく考える必要があります。
関東学院中学校の特徴は、「キリスト教教育」と「選抜クラス制度」です。キリスト教教育を重視する学校は他にもありますが、選抜クラス制度で学年全体を高め合う仕組みは独自のものです。また、マーチングバンド部の全国レベルの活動も大きな魅力です。一方で、最難関大学(東大・京大)を確実に目指す場合は、より進学校寄りの学校の方が適しているかもしれません。
関東学院中学校の入試は、4科目(国語・算数・理科・社会)が基本です。年4回の入試があり、複数回受験で有利になる制度もあります。帰国生入試もあります。面接はありませんが、学校説明会や学園祭に参加して、学校の雰囲気を直接確かめることが重要です。キリスト教教育に共感できるかどうかは、入学後の学校生活に大きく影響します。
関東学院中学校は、「キリスト教教育のもと、人格を磨き、奉仕の精神を学び、難関大学を目指したい」という生徒には最高の環境です。選抜クラス制度で学年全体を高め合い、マーチングバンド部などの部活動で文武両道を実践できます。
学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。学校説明会や学園祭に足を運び、実際の雰囲気を確かめ、在校生や保護者の話を聞いた上で、本当に自分に合っているかを慎重に判断してください。
関東学院中学校での6年間は、お子さんの人生を大きく左右する貴重な時間です。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。