知徳一体で育む、言語力と国際力の道徳教育実践校
| 学校名 | 麗澤中学校 |
|---|---|
| 正式名称 | 廣池学園麗澤中学校 |
| 設立 | 2002年(前身は1935年の道徳科学専攻塾) |
| 所在地 | 〒277-8686 千葉県柏市光ケ丘2-1-1 |
| アクセス | JR常磐線・東武野田線「柏駅」西口よりバス約20分 つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」よりバス約15分 |
| 課程 | 中高一貫教育(併設型) |
| 男女共学 | 共学 |
| 生徒数 | 中学校約300名(各学年約100名) |
| 寮 | あり(高校生のみ・男子寮・女子寮) |
| 学費(初年度) | 約125万円(入学金・授業料・施設費等含む) |
麗澤中学校は、法学博士・廣池千九郎が1935年に開いた「道徳科学専攻塾」を前身とする伝統校です。建学の精神である「知徳一体」は、知識(知育)と道徳(徳育)を一体のものとして捉え、真の人間力を育成することを意味します。単なる知識の詰め込みではなく、感謝の心、思いやりの心、自立の心という「心の力」を鍛えることを最も大切にしています。
Language(英語力):4技能を徹底的に鍛える
Liberal Arts(教養):グローバル社会について学ぶ体験プログラム
Logical Thinking(論理的思考力):言語技術で相手の言葉を受け止め、自身の意見を正しく発信
Literacy(情報活用力):ICT教育で情報を正しく扱う力を育成
Leadership(リーダーシップ):自ら考え行動する力を養う
敷地面積47万㎡の広大なキャンパスには、麗澤幼稚園、中学・高校、麗澤大学があります。豊かな自然に囲まれ、小動物が姿を見せることもあります。視聴覚機器完備の教室、5つのIT系教室、3つのグラウンド、2つの体育館、人工芝のラグビー場、6面のテニスコート、ゴルフコース、武道館、食堂など充実した施設が整っています。
高校には男子寮・女子寮があり、創立以来の伝統ある寮生活を選択できます。規則正しい生活リズム、先輩後輩との交流、自己管理能力の育成など、寮生活ならではの成長機会があります。全国各地から集まる生徒と共に学び、生活することで、多様な価値観に触れることができます。
麗澤中学校は、生徒一人ひとりの学力や目標に合わせて、アドバンスト叡智コース(AEコース)とエッセンシャル叡智コース(EEコース)の2つのコースを設置しています。
目標:東京大学を最終目標とするハイレベル指導
特徴:
・次回の学習内容を予習する宿題で、自主的な学習意欲を育成
・6年間一貫したロードマップで合格から逆算した指導
・毎年夏に東京大学のオープンキャンパスに参加
・実際にキャンパスでイベントや講義を体験し、進路意識を高める
・少人数制で一人ひとりに目が行き届く環境
目標:個々の適性を生かした指導
特徴:
・画一的でなく、毎年入学する生徒に合わせた授業
・学年ごとの適性を生かすため、教材を学年によって変更
・授業のペースや取り入れる分野を研究し、指導法を進化
・高校進学時に叡智スーパー特進コースか叡智特選コースを選択可能
AEコースは東大を目指す難関大学志向の生徒向けで、学習量も多くなります。EEコースは個々のペースを大切にしながら、確実に力をつけていくコースです。入学後のコース変更は原則としてできないため、お子さんの学力や性格、目標をよく考えて選ぶことが重要です。
言語技術は、麗澤中学校の最大の特色の一つです。「聞く力、読む力、話す力、書く力」を体系的に鍛え、その土台となる思考力、判断力、表現力を養います。中学1年から高校1年まで、週約1時間の授業で実施されます。
・ディスカッション形式で相手の意見を理解
・エッセイ作成で論理的な文章構成力を育成
・発表訓練で表現力を磨く
・問答ゲームで自分の意見とその根拠を示す基礎訓練
・文学作品や唱歌、絵本の分析で読解力を深化
・説明・報告の方法を実践的に学ぶ
・論理的思考力:根拠に基づいて考える力
・表現力:自分の考えを正確に伝える力
・議論力:異なる意見を持つ人との対話能力
・分析力:情報を読み取り、整理する力
・プレゼンテーション力:人前で話す力
1. 問題提起・課題の提示
2. グループディスカッション
3. 全体での意見交換
4. エッセイ作成(個人作業)
5. 発表・フィードバック
教員はファシリテーターとして進行し、生徒同士の議論で内容を深めます。
言語技術で身につけた力は、あらゆる学習の土台となります。国語はもちろん、数学の証明問題、理科のレポート作成、社会科のプレゼンテーションなど、すべての教科で効果を発揮します。さらに、大学入試の小論文、面接、大学での研究発表、社会人になってからのビジネスコミュニケーションまで、一生役立つスキルです。
麗澤が目指す英語力は、「コミュニケーションツールとして英語を使いこなす」力です。読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく育成するため、独自のカリキュラムと指導体制を整えています。
各学年団の副担任でもある6名の専任グローバル教員が、4技能の育成を担当します。出身国や地域が異なるため、世界中で実際に話されているさまざまな発音、リズム、イントネーションに触れることができます。これにより、実践的な英語力が身につきます。
英語の授業は、グローバル教員も日本人教員もほとんどすべて英語で実施します。クラスを分割する少人数制授業で、「全員参加型の英語授業」を実現。休み時間や放課後でも、より積極的に英語を使う機会を設けています。
いきなり難しい英語に触れるのではなく、フォニックスで発音のルールを学び、それを土台として積み上げる麗澤英語は、ゼロから英語を学ぶ人にも適しています。大学入試改革にも対応したバランスの取れた4技能育成を実現しています。
80~200字程度の英作文を書く訓練を行います。「言語技術」での学びを活かして、[主題文→支持文→まとめ文]の構成に基づいて、本格的に英文エッセイを書く力を鍛えます。その成果、GTECでは多くの学年で全国平均を大きく上回るスコアを上げています。
中学3年次:2週間のイギリス研修を全員参加で実施。日本と言語・価値観の違うイギリスに滞在し、コミュニケーション力を培って国際感覚を養います。
その他:海外語学短期留学、タイ・スタディーツアーなど充実した海外研修プログラムを用意しています。
麗澤の英語教育の成果は、GTECのスコアに表れています。多くの学年で全国平均を大きく上回る成績を収めており、4技能がバランスよく育成されていることを証明しています。受験学力としても十分な成果に結びついています。
麗澤中学校の最大の特徴は、創立以来受け継がれる「道徳教育」です。単なる道徳の授業だけでなく、学校生活全体を通じて「心の力」を鍛えることを重視しています。感謝の心、思いやりの心、自立の心を育み、社会に貢献できる人材を育成します。
中学1年から高校1年まで、週1時間の道徳の授業があります。教科書『最上のものを求めて』を使用し、偉人の伝記や生き方、社会問題について考えます。ディスカッション形式で、自分の考えを深め、他者の意見を聞くことで、多様な価値観を学びます。
6月には「伝統の日・感謝の集い」が開催されます。創立者・廣池千九郎の功績を学び、麗澤の伝統を受け継ぐ意識を高めます。また、日頃お世話になっている方々への感謝の気持ちを表す機会でもあります。
広大なキャンパスの自然を活用した教育プログラムも充実しています。中学1年では園内樹木観察(5月)、「水源の森」フィールドワーク(10月)など、自然と触れ合いながら環境について学びます。
「自分プロジェクト」は、生徒一人ひとりが自分の興味・関心を深め、将来の進路を考えるための体験型探究学習プログラムです。中学では探究学習を通じて自分の「好き」を見つけ、高校ではキャリア教育を通じて具体的な進路を考えます。
・手賀の丘宿泊研修(中1・4月)
・園内樹木観察(中1・5月)
・「水源の森」フィールドワーク(中1・10月)
・関西研修(中2・10月)
・イギリス研修(中3・3月)
・「麗寮」宿泊体験(2月)
・大学訪問・模擬講義
・職業人インタビュー
・インターンシップ
・進路講演会
・大学入試対策講座
・小論文指導
・マルチメディアセンターなど5つのIT系教室
・視聴覚機器を完備した教室
・全教室にプロジェクター設置
・Wi-Fi環境完備
・一人一台のタブレット端末
・3つのグラウンド
・2つの体育館
・人工芝のラグビー場
・6面のテニスコート
・ゴルフコース
・武道館
・弓道場
約1200席の大型食堂「けやき」では、日替わりのランチメニューを提供しています。栄養バランスを考えた食事で、成長期の生徒の健康をサポートします。食堂での食事を通じて、食事マナーや感謝の心も学びます。
麗澤中学校は文武両道を重視しており、多彩な部活動が用意されています。特に女子ラグビー部は世界大会で3位、花園で優勝するなど全国トップレベルの活躍をしています。
・女子ラグビー部(全国トップレベル)
・サッカー部(新人戦3位)
・剣道部
・陸上競技部
・バスケットボール部
・バレーボール部
・テニス部
・卓球部
・水泳部
・アメリカンフットボール部(高校)
・SDGs研究会(企業とのコラボ多数)
・情報研究会
・日本文化部(茶道・箏)
・競技かるた部
・吹奏楽部
・美術部
・科学部
・英語部
SDGs研究会は、企業とコラボレーションしてサステナブルなスイーツ開発やコーヒー販売イベントを実施するなど、社会課題解決に積極的に取り組んでいます。フェアトレード紅茶の開発・販売など、実践的な活動を通じて社会貢献を学びます。
・入学式
・手賀の丘宿泊研修(中1・4月)
・園内樹木観察(中1・5月)
・伝統の日・感謝の集い(6月)
・体育祭(6月)
・麗鳳祭(文化祭・9月)
・「水源の森」フィールドワーク(中1・10月)
・関西研修(中2・10月)
・合唱コンクール(11月)
・スポーツ大会(12月)
・百人一首大会(中1、中2・1月)
・「麗寮」宿泊体験(2月)
・イギリス研修(中3・3月)
・卒業式
6月の体育祭と9月の麗鳳祭(文化祭)は、全校挙げて取り組む2大行事です。体育祭では各団が団結して競技に挑み、リーダーシップや協調性を学びます。麗鳳祭では、クラスや部活動の展示・発表を通じて、創造力や企画力を養います。
麗澤中学校からは、6年一貫教育を経て、難関国公立大学(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学など)、早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)など、難関私立大学へ多数合格しています。
国公立大学:
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、筑波大学、千葉大学など
私立大学:
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学など
・東大対策講座
・早慶対策講座
・小論文対策講座
・英検対策講座
・数学特訓講座
・夏期・冬期講習
予備校に通わなくても、校内で充実した受験対策ができる環境が整っています。
| 初年度納入金 | 約125万円(入学金・授業料・施設費等含む) |
|---|---|
| 2年目以降 | 約95万円/年(授業料・施設費等) |
| 寮費(高校) | 年間約60万円(食費・光熱費含む) |
| 奨学金制度 | あり(学業成績優秀者・経済的理由による奨学金) |
入試回数:年4回実施
試験科目:4科目(国語・算数・理科・社会)
英語選択入試:あり(英語・算数・面接)
帰国子女入試:あり
面接:一部の回であり
合格発表:Web発表
・複数回受験で有利になる制度あり
・英検3級以上の資格取得者に優遇措置あり
・市川会場・船橋会場でも受験可能
・試験問題の持ち帰り可
・Web出願システム採用
入試日程、募集人数、試験科目、出願方法などは年度によって変更される場合があります。必ず学校公式サイトの最新情報をご確認ください。説明会や学校見学会にも積極的に参加して、学校の雰囲気を直接確かめることをお勧めします。
「知徳一体」の教育理念に基づく道徳教育、独自の「言語技術教育」、6名の専任グローバル教員による英語教育、東京ドーム約9個分の広大なキャンパスなど、他校にはない独自の教育スタイル。創立者・廣池千九郎の教育哲学を今も実践する伝統校。
伝統的な教育スタイルを維持しつつ、ICT教育やグローバル教育など時代に合わせた改革も継続的に実施。安定した教育品質を保ちながら、適度な進化を続ける学校。
評価:★★★☆☆ (3/5)
千葉県内では一定の評価を得ている伝統校。道徳教育や言語技術教育の実践校として独自のポジショニングを確立。
評価:★★★☆☆ (3/5)
伝統を守りつつ、時代に合わせた改革を継続的に実施。ICT教育の強化、国際教育の充実など、段階的な進化が期待できる。
評価:★★★★☆ (4/5)
6名の専任グローバル教員、中3全員参加のイギリス研修、タイ・スタディーツアーなど、国際教育の基盤が整っている。今後の更なる強化が期待できる。
評価:★★★☆☆ (3/5)
道徳教育や言語技術教育を評価する保護者からの支持は根強い。広大なキャンパスと充実した施設も魅力。
「知徳一体の道徳教育実践校・言語力と国際力を育む中高一貫校」
麗澤中学校は、「知識と道徳を一体のものとして捉え、真の人間力を育成する」ことを最も大切にしている学校です。単なる学力向上だけでなく、感謝の心、思いやりの心、自立の心という「心の力」を鍛えることに主眼を置いています。
独自の「言語技術教育」では、論理的思考力、表現力、議論力を体系的に育成し、あらゆる学習の土台となる力を養います。6名の専任グローバル教員によるオールイングリッシュの少人数制授業で、英語4技能をバランスよく育てます。
1. 「知徳一体」の道徳教育
創立者・廣池千九郎の教育哲学である「知徳一体」は、単なるスローガンではなく、実際の学校生活に深く根付いています。道徳の授業だけでなく、学校生活全体を通じて「心の力」を育てることを重視しており、他校にはない独自の教育スタイルです。
2. 言語技術教育による思考力・表現力の育成
麗澤独自の「言語技術教育」は、「聞く・読む・話す・書く」の4つの力を体系的に鍛え、論理的思考力、判断力、表現力を養います。この力は、あらゆる学習の土台となり、大学入試の小論文、面接、大学での研究発表、社会人になってからのビジネスコミュニケーションまで、一生役立つスキルです。
3. 東京ドーム約9個分の広大なキャンパス
敷地面積47万㎡の広大なキャンパスは、豊かな自然に囲まれ、小動物が姿を見せることもあります。3つのグラウンド、2つの体育館、人工芝のラグビー場、6面のテニスコート、ゴルフコース、武道館など、充実したスポーツ施設が整っており、文武両道を実践できる環境です。
1. 道徳教育に共感できるか?
麗澤の最大の特徴は「道徳教育」です。感謝の心、思いやりの心、自立の心を大切にする教育方針に、お子さんとご家庭が共感できるかどうかが重要です。道徳教育に興味がない場合、学校の雰囲気に馴染めない可能性があります。
2. 通学時間は負担にならないか?
柏駅からバスで約20分と、都心からは距離があります。通学時間が長くなる場合、6年間通い続けることができるかどうか、よく考える必要があります。高校では寮を利用することもできます。
3. コース選択は適切か?
AEコースとEEコースでは、学習のペースや目標が大きく異なります。お子さんの学力、性格、目標に合ったコースを選ぶことが重要です。入学後のコース変更は原則としてできないため、慎重に判断してください。
麗澤中学校の特徴は、「道徳教育」と「言語技術教育」です。道徳教育を重視する学校は他にもありますが、言語技術を独自の教科として週1時間設置し、体系的に指導している学校は少数です。また、東京ドーム約9個分の広大なキャンパスと充実した施設も大きな魅力です。一方で、都心の学校と比べると通学時間がかかる点や、大学附属校ではないため大学受験が必要な点は考慮が必要です。
麗澤中学校の入試は、4科目(国語・算数・理科・社会)が基本ですが、英語選択入試や帰国子女入試もあります。年4回の入試があり、複数回受験で有利になる制度もあります。英検3級以上の資格取得者には優遇措置があるため、小学校時代に英検を取得しておくと有利です。面接がある回もあるため、志望動機や学校への理解を深めておくことが重要です。
麗澤中学校は、「知識と道徳を一体のものとして育み、真の人間力を身につけたい」という強い意志を持つ生徒には最高の環境です。言語技術教育で思考力・表現力を鍛え、英語4技能をバランスよく育て、広大なキャンパスで文武両道を実践できます。
学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。学校説明会や麗鳳祭(文化祭)に足を運び、実際の雰囲気を確かめ、在校生や保護者の話を聞いた上で、本当に自分に合っているかを慎重に判断してください。
麗澤中学校での6年間は、お子さんの人生を大きく左右する貴重な時間です。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。