🎓 私立中高一貫校・男子校

足立学園中学校

「志なき者に成功なし」世のため人のために生きる志を育む 全国初のアフリカ・スタディーツアーで人間力を鍛える男子校

📍 東京都足立区千住旭町
🚇 JR・東京メトロ・東武・つくばエクスプレス北千住駅 徒歩1分
👥 1学年約160名
📅 創立:1929年

⭐ この学校を一言で表すと

「志なき者に成功なし—世のため人のために生きる志を全国初のアフリカ研修で育む男子校」

創立95年の伝統を誇る男子校として、「質実剛健 有為敢闘」の建学の精神のもと、「志共育」を教育の柱に据え、世のため人のために自分が何ができるかを考える人材を育成。全国でも珍しいタンザニアでのアフリカ・スタディーツアーを実施し、北千住駅徒歩1分の抜群の立地で、早慶上理45名・GMARCH95名と堅実な進学実績を誇る。

✅ 最大の魅力 TOP5

  1. 全国初のアフリカ研修:タンザニアでの9日間で人生観が変わる体験
  2. 独自の「志共育」:世のため人のために生きる志を育てる教育
  3. 北千住駅徒歩1分:5路線利用可能な抜群のアクセス
  4. 堅実な進学実績:早慶上理45名・GMARCH95名、進学率約9割
  5. 男子の扱いに精通:男子校ならではの温かい指導と団結力

⚠️ 要注意ポイント TOP5

  1. おっとりした校風で競争意識は低め
  2. グラウンドは狭く荒川河川敷を活用
  3. 一部の生徒に問題行動があるとの指摘も
  4. 部活動は一部のみ活発で全体的には積極的でない
  5. 志入試は面接重視で学力よりも人物評価

🎯 こんな生徒にピッタリ

  • ✓ 世のため人のために働きたい志がある
  • ✓ アフリカなど海外で貴重な体験をしたい
  • ✓ 男子校で伸び伸び成長したい
  • ✓ 駅近で通学の便が良い学校を探している
  • ✓ 面倒見の良い学校で手厚くサポートしてほしい
  • ✓ 偏差値よりも人間性を重視してほしい

📍 基本情報・アクセス

正式名称足立学園中学校(Adachi Gakuen Junior High School)
所在地〒120-0026 東京都足立区千住旭町40-24
設置者学校法人足立学園
創立1929年(昭和4年)旧制南足立中学校として創立
初代校長牧野菊之助(大審院長=現在の最高裁判所長官)
中学募集再開1991年(平成3年)※一時休校後
現校名改称1993年(平成5年)足立学園中学校・足立学園高等学校
新校舎完成2007年(平成19年)
生徒数約480名(1学年約160名、5クラス編成)
併設校足立学園高等学校(探究コース・文理コース・総合コース)
電話番号03-3888-5331
ウェブサイトhttps://www.adachigakuen-jh.ed.jp/

🚃 アクセス

驚異の徒歩1分!5路線利用可能な最高の立地

  • JR常磐線「北千住駅」東口徒歩1分
  • 東京メトロ千代田線「北千住駅」徒歩1分
  • 東京メトロ日比谷線「北千住駅」徒歩1分
  • 東武スカイツリーライン「北千住駅」徒歩1分
  • つくばエクスプレス「北千住駅」徒歩1分
  • 京成線「京成関屋駅」徒歩7分

5路線が乗り入れるターミナル駅として賑わう北千住駅から徒歩わずか1分という都内屈指の好立地です。埼玉・千葉・茨城など広範囲から通学可能で、登校時刻は8時25分と余裕を持って通学できます。駅前に位置しながらも落ち着いた学習環境が確保されており、大学もそばにあることから治安も良好です。

🎯 建学の精神と「志共育」

校訓「質実剛健 有為敢闘」

足立学園の校訓は「質実剛健 有為敢闘」です。これは「誠実で強くたくましく、人の役に立ち、やり遂げる人財」を意味します。飾り気がなく真面目で、心身ともに強くたくましい人間になること、そして世のため人のために自分ができることを貫き通す強い意志を持つことを求めています。

「有為敢闘」の「有為」とは、「為すべきことを貫き通す」という意味です。世のため人のために自分が何ができるのかを考えて、そのために努力し続けることを重視しています。この精神が、後述する「志共育」の基盤となっています。

教育目標「自ら学び 心ゆたかに たくましく」

足立学園の教育目標は「自ら学び 心ゆたかに たくましく」です。生徒一人ひとりが自主的に学習に取り組み、豊かな心と強い体を育むことを目指しています。知育・徳育・体育のバランスの取れた全人教育を実践し、社会に貢献できる人材を育成します。

「志共育」とは何か

足立学園の教育の最大の特徴は、2018年度から始まった「志共育(こころざしきょういく)」です。井上実前校長が就任時に導入したこの理念は、「志なき者に成功なし」という言葉に集約されます。ここでの「志」は「ゆめ」と読み、単なる個人の目標や夢ではなく、世のため人のために自分の人生を使い切る覚悟を持った志を意味します。

「志共育」が生まれた背景

井上前校長は次のように語っています。「いまの世の中の現実として、私立の学校なら『有名大学に何人進学したか』という価値基準で判断されてしまいますよね。しかし、それは本当の意味の教育なのかという疑問が、志共育の出発点でした。」

「本校の建学の精神のひとつに『有為敢闘』というものがあります。これは『為すべきことを貫き通す』という意味です。世のため人のために自分が何ができるのかを考えて、そのために努力して希望した大学に入るのがあるべき順番で、単なる数字を優先すべきではないんです。」

つまり、偏差値やテストの点数が高い生徒を集めることが目的ではなく、志を持ち、それを実現するために努力できる生徒を育てることが足立学園の教育の核心です。進学はゴールではなく、大学合格から始まるという考え方のもと、生徒たちが将来どのように社会に貢献するかを常に意識させています。

志共育による変化

志共育の導入により、足立学園は大きく変化しました。まず、主体的に活動する生徒が増えたことです。修学旅行や学園祭などの企画を生徒自らが考えるようになりました。特に高校修学旅行は、実行委員となった生徒らが約2年間かけて同級生の希望をヒアリングし、代表生徒が教員や旅行業者と共に実際に下見をして旅程を組むプログラムで行います。

瀬尾匡範新校長は次のように語ります。「教員が修学旅行の旅程を決めていた頃は、わざと他の生徒と異なる行動をする生徒もいました。しかし、実行委員制度になってからは全体が協力的になりましたね。仲間がどれだけ準備を重ねてきたか、その熱意を身近に感じるからこそ、『応援しよう』というスタンスが生まれているのでしょう。良い相乗効果が育まれています。」

2024年度の高校修学旅行では、北海道、沖縄、シンガポールの中から生徒たちが選び、自分たちで旅程を作り上げました。このように、生徒が主体となって物事を進めることで、責任感やリーダーシップ、協調性が自然と育まれています。

🌍 全国初!アフリカ・スタディーツアー

なぜアフリカなのか

足立学園の「志共育」を最も体現するプログラムが、2022年度に新設されたタンザニアでのアフリカ・スタディーツアーです。これまで足立学園はイギリス、オーストラリアなど英語圏の先進国での語学研修を実施してきましたが、発展途上国への研修は初めてでした。

アフリカは世界で最も貧しい地域ですが、今後の発展が最も期待される地域でもあります。そのアフリカの現状を実際に目にして考察することが、世界の多様性を理解し、グローバルな視点を身につけることにつながると考え、研修先に選びました。このアフリカへのスタディーツアーは全国でも珍しい取り組みです。

ツアー企画の経緯

原匠先生(志共育推進委員会委員長・海外研修推進委員会副委員長)が、JICA(国際協力機構)の現職教員特別参加制度を利用してラオスへ赴任した経験を活かし、アフリカ・スタディーツアーを井上前校長に提案しました。

井上前校長は「最初に話を聞いた時は『生徒をアフリカに?何言っているの?』と思いました」と笑います。「でも、詳しく話を聞いていくと、本校の理念である『志共育』に通じるものがありました。『志共育』を充実させていくには、英語圏だけではなく世界のレベルで視野を広げていくべきだと考え、ツアーを実施することに決めました。」

9日間のタンザニア体験

第1回アフリカ・スタディーツアーは2022年12月17日〜25日の9日間で実施され、中3生5名、高1生3名、高2生1名の計9名と教員4名がタンザニアに行きました。出発前の12月7日には在日タンザニア大使館を訪問し、参事官と質疑応答の時間を設けてもらいました。

大使は足立学園の意図を知って大いに喜び、タンザニアへの安全な旅行を祈願するとともに、「帰国後はタンザニア親善大使になって、タンザニアに行ったことのない日本人に、タンザニアや国民に関する全ての情報を共有してほしい」と願いを伝えました。

9日間の現地滞在中、以下のような多彩なプログラムを体験しました。

生徒たちの変化

参加した生徒たちは、アフリカでの体験を通じて大きく成長しました。成田空港の出発ロビーで終始うつむいていた「親から行かされた」生徒は、帰国後別企画の旅行委員長に立候補し、「この旅行を楽しむぞ!」とみんなの前で声を上げるまでになりました。

参加生徒の声

「日本人にとってメジャーではない土地に行きたかったからです。また、現地の医療に興味があり、学んでみたいと思いました。」

「画像を見るだけで、いかに多様な経験をしたかが伝わりますが、人生観を変えるような大きな衝撃や影響を受けました。」

「ツアーに参加した生徒たちは、現地での新たな発見や気づき、学んだことを自ら積極的に周囲へ発信して、還元してくれています。」

参加生徒の中には、アフリカでの経験を基に2万字の探究論文を作成し、帰国後にタンザニア大使館で発表した生徒もいます。また、「アフリカスタディーツアーの経験を活かせる職業への就職」を将来の夢として掲げる生徒も現れました。

継続と発展

第2回目は2023年7月に実施され、すでに来年のツアーの参加希望者も出ています。このツアーがあるから足立学園を受験する受験生もいたそうです。今後は、生徒たち自身でテント設営をしてのキャンプや、コックさんと一緒にタンザニア料理をつくる体験も計画されています。

また、2023年度からはラオス・スタディーツアーも新設されました。原先生がJICA青年海外協力隊の一員として赴任した経験を活かし、現地で高い志を実践する人々に出会う機会も用意されています。足立学園の「志グローバルプログラム」は、アフリカ、ラオスのほか、オーストラリア、イギリス・オックスフォードの体験学習プログラムなど、全7種類の海外プログラムを展開しています。

📚 カリキュラムと学習指導

中学のクラス編成

中学校は特別クラスと一般クラスがあります。特別クラスは、難関国公立大学や海外難関大学への現役合格を目標としたクラスで、高いレベルの学習内容と進度で授業が進められます。一般クラスでも基礎から応用まで幅広く学習し、中高一貫の利点を活かして先取り学習を行います。

高校のコース制

高等学校では2018年度より、探究コース・文理コース・総合コースの3コース制を導入しました(それまでの文理科の募集は中止)。中学から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒は、第2学年から混合してクラス編成する併設混合型中高一貫校です。

探究コースと探究学習

足立学園は探究総合の授業にも力を入れています。高校から選択できる探究コースでは、「課題探究」「進路探究」の2つの軸でSDGsに関連したテーマなど興味を持った内容に取り組み、みんなの前で発表しています。

井上前校長は次のように語ります。「私も生徒が提出した探究コースの成果発表である2万字の論文を読んでいるのですが、『ここまでしっかり調べて分析しているのか』と毎年のように驚いています。質も文量も非常に高いので、この論文を活用して総合型選抜や学校推薦型の試験を通して難関校に合格する生徒が増えてきています。たとえば、これまでに東京工業大学や筑波大学など理系トップクラスともいえるような大学にも進学しています。」

ICT活用教育

足立学園は「Microsoft Showcase School」に認定されており、ICT環境が充実しています。タブレットを活用した授業や、オンライン学習システムなど、最先端の教育環境が整っています。生徒一人ひとりがタブレットを持ち、授業や自学習に活用しています。

学習フォロー体制

足立学園の特徴の一つが、非常に手厚い学習サポート体制です。無料で受けられる講座(数学と英語)があり、対象者はきっちり補習してもらえます。毎週英単語の小テストをやっており、年に数回漢字テストも実施されます。受からなければ再テストです。

また、卒業生(OB)の大学生や大学院生が中学生の数学や英語のサポート授業を行う「学力ジャンプアップ講座」も実施しています(週2回)。数学や英語の個別指導を通じて、先輩が後輩を支える伝統がしっかりと根付いています。

夏には進学講習や勉強合宿で成績を伸ばしていくだけでなく、OB懇談会や大学見学ツアーを通じて進路を明確にしていくことで、モチベーションが上がる仕組みも整っています。

グローバル教育

前述のアフリカ・スタディーツアーやラオス・スタディーツアーのほか、イギリスのパブリックスクール・ラグビースクールでの語学研修、オーストラリアでの体験学習など、多彩な海外プログラムを用意しています。語学だけでなく、将来の人間性を育む志をもつ生徒を育てることをめざしています。

紳士教育

男子校である足立学園では、「紳士教育」にも力を入れています。礼儀作法、マナー、身だしなみなど、社会に出てから恥ずかしくない立ち振る舞いを身につけさせます。男子の扱いを本当によくわかっている学校として、保護者からも高い評価を受けています。

🎓 進路指導と進学実績

堅実な進学実績

足立学園は、進学希望者の大学合格率が約9割と非常に高い実績を誇っています。2024年度の合格数を見ても、早慶上理に45名、GMARCHに95名と、難関大・名門大に進む生徒も数多くいます。

約9割 進学希望者の
大学合格率
45名 早慶上理
合格者数
95名 GMARCH
合格者数
東大 合格実績あり
(近年)

近年は東京大学をはじめ、早稲田大学、慶應義塾大学などの難関私立大学に多くの合格者を輩出しています。また、防衛大学校4名(2024年度)、防衛医科大学1名(2023年度)など、国公立大学や防衛関係の大学にも合格者を出しています。

さらに注目すべきは、海外大学への進学実績です。2022年度には、University of Illinois Urbana-Champaign Grainger College of Engineering Computer Science(アメリカ)1名、Duke(アメリカ)1名など、アメリカの名門大学に合格者を出しています。

進学実績向上の背景

この堅実な進学実績の背景には、いくつかの要因があります。まず、前述の手厚い学習サポート体制です。無料講座、補習、OBによる個別指導など、生徒一人ひとりの学力向上をきめ細かくサポートしています。

また、探究学習で作成した2万字の論文を活用して、総合型選抜や学校推薦型の試験を通して難関校に合格する生徒が増えています。東京工業大学や筑波大学など理系トップクラスの大学にも、この方法で進学しています。

そして何より、「志共育」の理念が生徒たちのモチベーションを高めています。井上前校長が「進学はゴールではない。大学合格から始まると思ってほしい」と学校説明会などでよく語っているとおり、大学だけではなくさらに将来を見据えた「志」を掲げることで、より心に火が点いて勉強に励む生徒が多いのです。

入学時の学力からの伸び

保護者の口コミには、「入っときの偏差値から考えると一段階上の大学に入学している生徒さんも多いように感じる」という声があります。これは、足立学園の面倒見の良さと、志共育による動機づけの効果が表れている証拠です。

「志入試」で入学した生徒の中には、小学校時点では塾に行っておらず学力が伸びていなくても、光る個性を持った生徒がいます。そうした生徒たちが、足立学園の環境で大きく成長し、難関大学に合格していくのです。

🏫 学校生活と行事

強歩大会

足立学園の名物行事の一つが、中学生のみ実施される強歩大会です。注目すべきは、「競歩」ではなく「強歩」であること。荒川沿いを葛西臨海公園までの往復約33kmを歩く過酷な行事ですが、競争ではなく、完歩することが目標です。この行事を通じて、忍耐力、精神力、仲間と助け合う心を育てます。

学園祭

学園祭では、各クラブの活動成果の発表や、クラスの出し物など、生徒たちの創意工夫が光ります。中学校説明会や高等学校説明会、個別相談も実施され、受験生や保護者に学校の雰囲気を知ってもらう絶好の機会となっています。

修学旅行

前述のとおり、高校修学旅行は生徒自身が作り上げる特別な行事です。実行委員となった生徒らが約2年間かけて同級生の希望をヒアリングし、代表生徒が教員や旅行業者と共に実際に下見をして旅程を組みます。2024年度は北海道、沖縄、シンガポールから選びました。

日常の学校生活

登校時刻は8時25分で、比較的ゆとりを持って通学できます。授業は50分×6時間が基本です。昼食は持参した弁当を食べますが、学食や購買もあります。

放課後は部活動に参加したり、都内最大級の約300席ある自習室で勉強したりします。自習室は1つ1つ仕切ってあるので集中でき、部活が無い日には放課後に友人達と誘い合って自習室で勉強して帰ってくる生徒も多いです。

面白いのが、自習室以外にも職員室前などに学習スペースがあるのですが、そこは有名大学に合格した先輩が使っていたため、後輩たちが「僕も後を継いで合格するぞ!」という感じで使いたがっています。先輩から後輩へ受け継がれる伝統が、学習意欲を高めています。

OBとのつながり

足立学園の大きな特徴の一つが、卒業生(OB)との強いつながりです。学校には「学校に恩返しがしたい」と訪れるOBが非常に多く、取材した日も「昨日も卒業生が遊びに来ていました。毎日誰かしら来るんですよ」と校長先生が顔をほころばせていました。

学園出身の職員が20名ほど在籍しており、OBの大学生や大学院生が中学生の数学や英語のサポート授業を行う「学力ジャンプアップ講座」も実施しています。OBの来訪が多いため、在校生は進路や将来の相談がしやすい環境が整っています。

先輩が後輩を支える伝統がしっかりと根付いており、縦のつながりが非常に強いのが足立学園の魅力です。卒業後も母校を愛し、後輩のために尽くすOBの姿は、在校生にとって最高のロールモデルとなっています。

🏃 部活動

部活動の特徴

足立学園には運動部・文化部合わせて多くの部活動があります。柔道部や剣道部、バスケットボール部が強豪のようです。また、吹奏楽部は第64回東京都高等学校吹奏楽コンクールで金賞を受賞し、東日本大会予選会に出場しています。卓球部は日本テレビ24時間テレビ47「愛は地球を救うのか?」に出演したこともあります。

アメリカンフットボール部のOBが甲子園ボウル(アメリカンフットボール日本一決定戦)に出場するなど、卒業生の活躍も目覚ましいです。

施設の工夫

足立学園の校舎は駅前に位置しているため、グラウンドは狭いです。そのため、荒川河川敷も利用して部活動に励んでいます。荒川河川敷という広大なスペースを活用できることは、都心の学校としては大きなメリットです。

部活動への取り組みは生徒によって様々で、一部の部は活発に活動していますが、全体的にはあまり積極的ではないという声もあります。ただし、部によっては寮生活の生徒もおり、真剣に打ち込んでいる生徒も多いです。

🏫 施設・設備

2007年完成の新校舎

2005年に仮校舎(旧足立区立第十六中学校)に移転し、2007年に新校舎が完成しました。明るさと開放感が"映える"、デザインに優れた校内空間が特徴です。施設は狭さを感じさせない作りで、とても工夫され伸びやかな空間が作られています。

校舎は比較的新しく綺麗で、全体的に見て良い環境であると言えます。中高一貫校なので、高校生の姿を見られるのもありがたいです。中1生にとって、高3の先輩の姿は将来の自分の姿として、良い刺激になります。

都内最大級の自習室

足立学園が誇る施設の一つが、約300席ある都内最大級の自習室です。自習室がとても広く、1つ1つ仕切ってあるので集中できます。部活が無い日には放課後に友人達と誘い合って自習室で勉強して帰ってくる生徒が多く、学習環境として非常に優れています。

図書室

3万冊の蔵書を誇る図書室があります。英語の本の読破や自習に励む生徒が多く、学習の場としても活用されています。充実した蔵書は、生徒たちの知的好奇心を刺激します。

その他の施設

理科室、音楽室、美術室、技術室など、各教科の専用教室も充実しています。体育館、武道場もあり、体育の授業や部活動で使用されます。グラウンドは狭いものの、荒川河川敷を活用することで、広々とした環境で体を動かすことができます。

ICT環境

Microsoft Showcase Schoolに認定されているだけあり、ICT環境は非常に充実しています。全教室にプロジェクターが設置され、タブレットを活用した双方向授業が日常的に行われています。生徒一人ひとりがタブレットを持ち、デジタル教材やオンライン学習システムを活用して、効率的に学習を進めています。

また、Wi-Fi環境も整備されており、校内どこでもインターネットに接続できます。これにより、調べ学習やプレゼンテーション資料の作成など、主体的な学びを支援しています。コロナ禍ではオンライン授業にもスムーズに対応できました。

食堂・購買

学食や購買があり、昼食時には多くの生徒が利用しています。温かい食事を取ることができ、栄養バランスも考えられたメニューが提供されています。もちろん、持参した弁当を食べることもできます。

👔 制服と校則

制服

足立学園の制服は、紺色の学ランです。冬は紺色の学ランなのでかなり目立ちます。周辺の地域では一目で足立学園だとわかります。目立つので寄り道等し難く、保護者としては良いという声があります。

夏服はシャツとポロシャツが選べますが、両方とも品がある方だと評判です。2023年度からポロシャツが導入されました。コロナ禍で、臨機応変に対応してくれ、密を避けて換気となると冬場は寒いため、教室でも外着やインナー着用可としてくれました。

鞄、靴下、靴、マフラー等は学校指定ではないのが良かったという保護者の声もあります。

校則

校則は厳しくはないと思うという声が多いです。決まりはありますが、保護者としては当然だと思う校則です。髪型や服装に関する規定はありますが、過度に厳しいわけではありません。

全体的に、男子校らしいおおらかな雰囲気があり、生徒たちは比較的自由に学校生活を送っています。ただし、紳士教育の一環として、礼儀作法やマナーについてはしっかりと指導されます。

💭 在校生・保護者の声

良い口コミ

  • 「思っていた通りの学校で大変満足しています。男子の扱いを本当によくわかっていて、男子校に通わせて良かったと思っています。」
  • 「ベテランの先生が多く、生徒1人1人の個性をよく見てくださると感じます。これは入学してみないとわからなかった事でしたので安心しています。」
  • 「学校全体で雰囲気も良いと思います。先輩、後輩は礼儀を守りながらとても良好な関係を築いているように見受けられる。」
  • 「子供が都内の学校へ通いたいと言ったことに加え、アクセスの良さ、志しを大切にする校風、海外との交流も熱心なこと、高校も同じ敷地にあるため、高校生との交流も密なことなど様々な魅力のある学校だと思います。」
  • 「良いですよ。中学はaからeの5クラスあって、先生たちがとにかく面倒見良いです。志入試が始まり大学のAO入試の先駆け?中高一貫なので高校生の姿を見られるのは、ありがたい。」

注意点として挙げられる声

  • 「全体的な雰囲気としておっとりしていて、もう少し競争的な雰囲気が出てくると良いと思います。」
  • 「全体的にあまり部活動には積極的ではない。一部の部のみ活発な活動をしている。」
  • 「2019年入学生は問題行動が多い生徒が多数な気がする。授業参観に参加した際、授業態度が悪くて驚いた。」(ただし、学年による差があり、すべての学年に当てはまるわけではありません)
  • 「受験に失敗し、高校浪人し、今のところニートです。似たような友達が多いので、環境もこうなった原因の一つかもしれません。」(ただし、これは極めて稀なケースです)

全体的には、「男子の扱いがうまい」「先生が面倒見良い」「志を大切にする校風が良い」「アクセスが最高」という肯定的な評価が圧倒的に多いです。一方で、「おっとりした雰囲気」「部活動がそれほど活発でない」という点には注意が必要という声もあります。

📝 入試情報

入試の種類

足立学園中学校の入試は、一般入試、特別奨学生入試、志入試の3種類があります。複数回受験も可能で、一般入試のみ、特別奨学生入試のみの複数回同時出願は2万5千円、一般入試と特別奨学生入試の同時出願は4万円です。

革新的な「志入試」

足立学園の入試改革の目玉が、2020年度から始まった「志入試」です。これは、筆記試験は国語と算数の2教科のみで、エントリーシートと親子面接をベースに合否を判断する方式です。

志入試の理念

井上前校長は次のように語ります。「どこの学校でも、『学力が高い子を取りたい』という気持ちは変わらないでしょう。でも、世の中で言う"学力"は"受験を突破する能力"であって、私からすれば大したことではありません。偏差値やテストの点数が、その子の人間性をあらわすわけではないからです。」

「小学校の時点では塾に行っておらず学力が伸びていなくても、光る子はいっぱいいます。私たちの志共育を知り、『ここで6年間学びたい!』と思ってもらえる生徒に入学してほしい。そんな想いでスタートしました。」

面接の内容

志入試では、受験生と両親のどちらか一方が同伴する面接で、面接官は二人、10分程度実施されます。受験生と父母は別教室で待機します。

面接内容は以下のようなものです。

一般入試の傾向

一般入試は4科目(国語・算数・理科・社会)で実施されます。足立学園中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。

特に社会では、歴史・地理・公民・時事問題が満遍なく出題されます。足立学園中学校独自のユニークな問題、例えば有名な政治家の顔写真を選ぶものや一般常識を問う問題も出題されるため、日頃から過去問や問題集などを使って、問題に慣れておく必要があります。

入試当日の様子

午後入試の場合、食事は学校近くの和食店をあらかじめ調べて、そこで温かいものを食べたという受験生もいます。チョコレートと紅茶を持参する受験生もいました。

志入試の面接がある場合、子どもは黒いズボン、白いポロシャツに黒いベストを着用し、父母はパンツスーツにしたという家庭もあります。

💭 まとめ

足立学園中学校は、1929年創立、95年の歴史を持つ伝統ある男子校です。「質実剛健 有為敢闘」を建学の精神とし、「自ら学び 心ゆたかに たくましく」を教育目標に掲げ、男子生徒の主体的な成長を支えています。

本校の最大の特徴は、2018年度から始まった「志共育」です。「志なき者に成功なし」という言葉に集約されるこの理念は、単なる大学合格を目指すのではなく、世のため人のために自分が何ができるかを考え、それを実現するために努力できる人材を育てることを目的としています。

志共育を最も体現するプログラムが、2022年度に新設されたタンザニアでのアフリカ・スタディーツアーです。9日間の日程で、植林活動、学校訪問、マサイ族との交流、サファリツアーなど、多彩な体験を通じて、生徒たちは人生観を変えるような大きな衝撃を受けます。このアフリカへのスタディーツアーは全国でも珍しい取り組みで、足立学園の大きな魅力となっています。

学習面では、特別クラスと一般クラスに分かれ、きめ細かな指導を行っています。無料講座、補習、卒業生による個別指導など、非常に手厚い学習サポート体制が整っており、進学希望者の大学合格率は約9割と高い実績を誇ります。早慶上理45名、GMARCH95名という合格実績は、入学時の学力から考えると一段階上の大学に進学している証拠です。

また、2020年度から始まった「志入試」も革新的です。筆記試験は国語と算数の2教科のみで、エントリーシートと親子面接をベースに合否を判断します。偏差値やテストの点数ではなく、志を持ち、それを実現するために努力できる生徒を選抜する入試は、志共育の理念を体現しています。

立地も抜群で、北千住駅から徒歩わずか1分。JR、東京メトロ、東武、つくばエクスプレスの5路線が利用可能で、埼玉・千葉・茨城など広範囲から通学できます。都内屈指の好立地でありながら、落ち着いた学習環境が確保されています。

施設面では、2007年完成の新校舎は明るく開放的で、約300席ある都内最大級の自習室は生徒たちの学習意欲を支えています。グラウンドは狭いものの、荒川河川敷を活用することで、広々とした環境で体を動かすことができます。

一方で、注意すべき点もあります。おっとりした校風で競争意識は低めであること、部活動は一部のみ活発で全体的にはそれほど積極的でないこと、一部の学年で問題行動があったとの指摘があることなどです。ただし、これらは学年や生徒によって大きく異なり、全体としては「男子の扱いがうまい」「先生が面倒見良い」と高く評価されています。

足立学園中学校は、「世のため人のために生きる志を持ちたい」「アフリカなど海外で貴重な体験をしたい」「男子校で伸び伸び成長したい」「駅近で通学の便が良い学校を探している」「面倒見の良い学校で手厚くサポートしてほしい」「偏差値よりも人間性を重視してほしい」という生徒に最適な学校です。

OBが頻繁に学校を訪れ、「学校に恩返しがしたい」と在校生をサポートする姿は、足立学園の温かい校風を物語っています。生徒一人ひとりの志を本気で応援する足立学園。その熱意は生徒たちとの深い絆となって、卒業後も受け継がれています。