ありのままのあなたを大切にする Women for Othersの精神で他者のために生きる喜びを育むカトリック女子校
「ありのままのあなたを受け入れ、共同担任制で多角的に見守る温かいカトリック女子校」
創立90年超の伝統を誇るカトリック女子校として、「あなたがたは世の光、地の塩である」という聖書の言葉を校名とし、一人ひとりがかけがえのない存在であることを大切にする教育を実践。学年全体を6名の教員が受け持つ独自の共同担任制で、生徒を多角的に見守り、東京大学2名・早慶上智計35名など堅実な進学実績を誇る。
| 正式名称 | 光塩女子学院中等科(Koen Jogakuin Junior High School) |
|---|---|
| 所在地 | 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2-33-28 |
| 設置者 | 学校法人光塩女子学院 |
| 設立母体 | カトリック・メルセス宣教修道女会 |
| 創立 | 1931年(昭和6年)光塩高等女学校として開校 |
| 改称 | 1947年(昭和22年)光塩女子学院と改称 |
| 生徒数 | 約450名(1学年約150名、4クラス編成) |
| 併設校 | 光塩女子学院高等科・光塩女子学院初等科・光塩幼稚園 |
| 姉妹校 | 萩光塩学院(山口県萩市) |
| 電話番号 | 03-3315-1911 |
| ウェブサイト | https://www.koen-ejh.ed.jp/jh/ |
東高円寺駅が最寄りで、駅から徒歩7分と通学に便利な立地です。新高円寺駅や高円寺駅からもアクセス可能で、複数の路線から通学できます。杉並区高円寺という都心部に位置しながらも、静かで落ち着いた住宅街の中にあり、学習に集中できる環境が整っています。
光塩女子学院の校名は、「あなたがたは世の光である」「あなたがたは地の塩である」という聖書のマタイ福音書5章13節から16節の言葉に由来しています。この言葉には深い意味が込められています。
重要なのは、これは「光になりなさい」「塩になりなさい」という未来の目標を指しているのではなく、今この瞬間すでに生徒一人ひとりがかけがえのない存在であり、素晴らしい存在だということを意味している点です。これが光塩女子学院の教育理念の核心です。
光塩女子学院が目指す女性像は「Women for Others(他者のために生きることを喜びとする女性)」です。中高6年間を通して学年進行の目標を掲げ、一人ひとりがこの理想に向かって成長していくことを目指します。
カトリックの価値観「ありのままのあなたがすばらしい」を教育の中心に据え、生徒たちが個性や違いを尊重し合い、学校を「自分の居場所」と感じられるような学校づくりをしています。「友のために命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」という言葉を重視し、他者のために尽くすことの喜びを学びます。
本校の創立は、メルセス宣教修道女会の修道女・福者マドレ・マルガリタが、1931年(昭和6年)に設立した光塩高等女学校にはじまります。90年以上の歴史を持つ伝統校として、カトリックの精神に基づいた一貫した教育を実践してきました。
1947年の学制改革によって光塩女子学院と改称し、現在に至ります。同じ敷地内に光塩女子学院初等科が存在し、幼稚園として光塩幼稚園・光塩日野幼稚園があります。また、姉妹校として山口県萩市に萩光塩学院があり、光塩の精神は全国に広がっています。
光塩女子学院では、朝礼と終礼に必ずお祈りの時間があります。カトリック系の学校として、朝の礼拝から一日が始まり、心を静めて神に感謝し、一日の無事を祈ります。校舎内には小聖堂も構えており、誰でも好きな時間に自分の心を癒すことができます。
各学期の初めと終わり、クリスマスなどには全校生徒が参加するミサが行われます。ミサは他者に対しての自分の接し方を振り返る時間となり、日々の生活を見つめ直す貴重な機会となっています。神父様のお話を通じて、自分自身の生き方について深く考えることができます。
光塩女子学院の最大の特徴の一つが、創立時より続く独自の「共同担任制」です。これは、一般的な学校のように1クラスに1人の担任がつくのではなく、学年全体を担当教科も年齢・性別も多様な約6名の教員で受け持つという制度です。
毎日の朝礼と終礼は担任が交代で担当します。学期ごとに「事務担任」という制度があり、この担任が個人面談などを担当しますが、学期ごとに担当が変わります。つまり、1年間で3人の異なる担任と面談することになり、多角的に生徒一人ひとりをサポートできる体制が整っています。
担任団は情報を共有し合い、定期的に会議を開いて生徒一人ひとりについて議論します。これにより、一人の教員の視点だけでなく、複数の教員の視点から生徒を理解し、それぞれの個性や一番輝ける場所を見つけやすくなります。隠れた才能を掘り起こすこともできます。
生徒はそれぞれ異なる個性を持っているため、「この先生とは話しやすい」と感じる先生はそれぞれ異なります。特に中高生の難しい時期においては、誰かしら「分かってくれる先生」がいることで、生徒は安心感を得て、自分の居場所を見つけることができます。
「共同担任制が私にはすごく合っていて、毎日がとても楽しいです!私みたいに合う人にはほんとに大好きになれる学校です!担任が1学年6人ほどいるので推しの先生がいる人もいます!ちなみに私もいます!」
「気の合う先生に悩みを相談したり、教わりたい先生に質問をしたりと、生徒には頼れる『私の先生』がたくさんいます」
クラスの枠を超え、学年単位で動くことが多いので、学年の団結も高まります。体育祭や合唱コンクールなど、ほとんどの行事を学年対抗で行うため、学年としての一体感が非常に強くなります。
共同担任制は進路指導においても大きな力を発揮します。担任団と教科担当教員が生徒の情報を共有して議論することで、一人ひとりの志望に寄り添ったアドバイスができるのです。
文理選択後の高2・高3は、進路・習熟度に合わせた少人数制授業となり、より生徒に合わせた学習・進路指導が行われます。多角的に生徒を見ることで、それぞれの個性や一番輝ける場所を見つけやすく、6年間で見つけた強い志望とコツコツ積み上げてきた基礎学力を活かした進路選択を実現しています。
保護者会の際には、保護者と担任の個人面談も行います。複数の教員が生徒を見ているため、保護者は様々な視点から我が子の様子を知ることができ、より立体的に学校生活を理解できます。担任が変わることで新鮮な視点が加わり、気づかなかった長所や課題が見つかることもあります。
光塩女子学院では、確実な学力を身につけさせるため、英語・数学は習熟度別授業を実施しています。中学・高校とも、生徒の理解度に応じてクラスを分け、それぞれのレベルに合った指導を行います。これにより、得意な生徒はさらに伸ばし、苦手な生徒は丁寧にサポートすることができます。
中高6年間、毎週土曜日に英語・国語の小テストを実施し、授業内でも適宜小テストを行って、土台となる基礎学力を強化しています。在校生からは「毎週テストは大変」との声も聞かれますが、大学入試を経た卒業生からは「土曜テストのおかげで学力が伸びた」と好評です。
数学、英語、漢字のテストが2週間に1回くらいのペースであり、これらを通じて基礎的な知識を確実に定着させています。思考力・判断力・表現力の育成にも、基礎学力は欠かせません。
本校では、中高一貫校の利点を活かし、先取り学習を行っています。特に数学は、中1で中2の内容、中2で中3の内容、中3で高校生の内容をやるなど、かなり早いペースで進みます。これにより、高校では大学受験に向けた演習や発展的な内容に時間を使うことができます。
ただし、このペースについていけない生徒もいるため、習熟度別クラスできめ細かくサポートしています。先生への質問がしやすく、自習室や質問教室など、勉強しやすい環境が整っています。
高1までは、基礎力涵養のため、すべての教科・科目を必修として学習します。高2より進路希望に合わせて総授業数の約半分に相当する選択科目(文系・理系)を用意しています。希望進路に合わせた少人数の授業を展開し、きめ細かな指導を実現しています。
学際的な視点を養い、幅広い教養の基盤を作ることを目的に設置した学校設定科目「教養演習」があります。高2では毎週1時間、生命倫理・メディア・異文化理解・ジェンダー等、教科の枠を超えたテーマについて基本的な事項を学び考察します。
高3での小論文個別指導の基盤ともなる授業で、外部講師による講演会も開催されます。この授業を通じて、社会の様々な問題について多角的に考える力を養います。
2023年度より、新学習指導要領で定められた「理数探究基礎」が高2対象の自由選択科目として開講されました。数学・理科・情報など多教科の教員による教科横断的な視点を取り入れながら、数値的な手法を用いて分析する姿勢を身につけ、主体的に課題を設定して研究することを目標としています。
生徒の主体的な学びの環境として、平日の放課後と長期休暇中には自習室を整備しています。相談しながら勉強できる「学びあいプレイス」と、静かに集中して勉強する「自学ルーム」を設置し、自律的な学習ができる場となっています。
また、水曜6時間目には科目・学年の枠をこえた深く広い学びを実現する希望者対象の「特別講座」が開講されています。声楽やオルガン演奏を本格的に学ぶ授業や、授業で扱わない理科の実験にチャレンジする授業、国際NPO活動など、生徒たちの探究心が満たされる多彩なプログラムが用意されています。
「使える英語」を重視し、希望者は週1回の特別講座で実践的な英語力を磨くことができます。オーストラリアへの海外研修では現地学生と交流し、実際に英語を使ってコミュニケーションを取る経験を積みます。
海外経験は積極性を生み、参加した生徒は他の生徒の刺激にもなります。国際的な視野を広げる教育に力を入れており、グローバル社会で活躍できる女性を育成しています。
光塩女子学院の最も特徴的な行事の一つが、夏の山荘生活です。長野県四阿高原にある光塩女子学院四阿山荘で、中1は2泊3日、中2と高1は3泊4日の日程で、登山や飯盒炊爨などを通して、協同を学びます。
山荘生活では、共同生活の基礎を学び、助け合いの精神を育てます。都会では味わえない大自然の中で、仲間と協力しながら様々な活動に取り組むことで、生徒たちは大きく成長します。
中1のメインイベントは、中四阿山登山です。本格的な登山は初めてという生徒も多いため、初日には山荘から片道1時間ほど足慣らしに出かけます。2日目の登山では、皆明るい表情で出発します。
途中、苦しくなることもありますが、周りの友人と励まし合いながら、協力して登ることができます。初日は気がねしながら話していた生徒も、登山の後は楽しそうに談笑している姿が見られます。その晩のキャンプファイヤーでは、班ごとの出し物を通して、さらに友情を深め合うことができます。
中2は、やまぼうし自然学校のインストラクターに指導していただきながら、菅平牧場までの道々で様々な動植物についての知識を身につけるネイチャートレイルに挑戦します。普段目にすることのない植物や昆虫に興味津々の生徒たちは、インストラクターのクイズに答えるだけでなく自主的に質問もして、菅平の自然への理解と関心を深めます。
初めての飯盒炊爨は、限られた食材を上手に利用しながら、皆で協力して作り、おいしそうに食べていました。山荘委員の企画したレクリエーションは大好評で、とても楽しかったとの感想が多く聞かれました。山荘生活を通して学び得た、集団生活に欠かせない他者への心配りを、2学期以降の学校生活においても忘れずに過ごします。
高1は、いよいよ標高2354mの四阿山山頂への登山にチャレンジします。山荘生活の集大成として、これまでの経験を活かして高い山に挑みます。晴天に恵まれると、北アルプスの山々をはっきり目にすることができ、生徒たちは非常に感動します。
登山中、お互いに励まし合いながら明るく登っている姿が多く見られ、登山を通して仲間との友情も一段と深まります。飯盒炊爨では各班で工夫を凝らし、協力して調理している姿が印象的です。また、自分たちで企画したレクリエーションにも創意工夫があふれており、さすが高校生と感じられる山荘生活となります。
険しい登山道を乗り越える中で、「自然の中での自己発見」という学年目標に対する意識が高まり、主体的・自律的に行動する姿は成長を実感させます。
この2〜3日間を通して、豊かな自然に触れ合うことができただけでなく、集団生活の心掛けや人に対する感謝の気持ちなど、数え切れない多くのことを学ぶことができます。今回の山荘生活で、クラスの垣根を越えて友達の輪が広がった生徒も多く、2学期以降の学校生活がさらに楽しくなります。
光塩女子学院は、地味ながらも着実に高い進学実績を上げています。2024年3月の卒業生では、東京大学に2名、一橋大学に2名、慶應義塾大学に12名、早稲田大学に13名、上智大学に10名が現役で合格しています。
医学部医学科への合格者も輩出しており、理系・社会科学系・人文学系など幅広い分野に進学しています。現役合格率と進学率が高いことも特徴で、浪人せずに第一志望に合格する生徒が多いのは、6年間かけてコツコツと基礎学力を積み上げてきた成果です。
光塩女子学院の進路指導の特徴は、6年間で見つけた強い志望とコツコツ積み上げてきた基礎学力を活かすことです。一般入試をベースに、各生徒に合った受験方法を提案しています。
近年、外部コンクールに挑戦する生徒が増え、興味・関心の幅が広がり、進路選択にもつながっています。共同担任制により、担任団と教科担当教員が生徒の情報を共有して議論することで、一人ひとりの志望に寄り添ったアドバイスができるのです。
光塩女子学院では、早い段階からキャリア教育に取り組んでいます。特別講座という自由選択の授業を通じて、主体性を養うとともに社会について学ぶことができます。また、キャリアノートと呼ばれるノートを作成して、学校内外での活動をまとめることで、自分自身の成長を振り返ることができます。
社会で活躍する卒業生や、同校OBの大学生による講演なども開催され、生徒が将来の進路を具体的に考える機会を提供しています。先輩たちの体験談を聞くことで、自分の将来像を具体的にイメージできるようになります。
光塩女子学院の特徴的な文化の一つが、「ごきげんよう」という挨拶です。生徒同士、生徒と先生の間で、この挨拶が交わされます。最初は慣れないかもしれませんが、すぐに自然に使えるようになります。この独特の挨拶が、光塩らしさを象徴しています。
体育祭では、綱引きやリレーはもちろん、メディシンボールという光塩伝統の競技や応援合戦を学年対抗で競います。メディシンボールは重いボールを使った競技で、チームワークが試されます。応援合戦では、学年ごとに工夫を凝らした演技を披露し、大いに盛り上がります。
光塩祭では、各クラブの練習の成果が見られる試合や公演、中2が前年度学習したことの発表や展示なども行います。文化部の発表はもちろん、運動部の試合や演技も見どころです。来場者との交流を通じて、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を育てます。
合唱コンクールは光塩の重要な行事の一つです。学年対抗で、各学年が課題曲と自由曲を披露します。練習を重ねる中で、学年としての団結力が高まり、美しいハーモニーを奏でることができるようになります。音楽を通じて心を一つにする経験は、生涯の宝物となります。
中3は東北に3泊4日、高2は奈良・京都に4泊5日で訪問します。それぞれの文化・歴史・自然を学び、日本の伝統や文化への理解を深めます。東北では震災の学習や自然体験、京都・奈良では寺社仏閣の見学や伝統文化体験など、教室では学べない貴重な経験ができます。
中1・2では遠足が実施されます。様々なアクティビティで自然とふれあいながら、新しいお友だちを作ります。自然の中でリラックスして過ごすことで、普段とは違う一面が見られ、友情が深まります。
夏にはカトリック球技大会が開催されます。カトリック系の学校が集まって球技を通じて交流し、他校の生徒とも友情を育みます。スポーツを通じた交流は、視野を広げる良い機会となります。
生徒会は学校行事の企画・運営や学校生活の改善提案など、積極的に活動しています。生徒の声を学校に届ける重要な役割を担っており、制服のリニューアルなども生徒主導で実現されました。生徒会活動を通じて、リーダーシップやコミュニケーション能力を育てることができます。
光塩女子学院の日常は、朝のお祈りから始まります。心を静めて一日をスタートし、授業に集中します。休み時間には友人と談笑し、昼休みには持参した弁当や購買のパンを食べます。放課後は部活動や自習室での学習、特別講座への参加など、それぞれが有意義に時間を使います。
学校生活が楽しくて、家より本性が出せるという生徒もいます。厳しいところもあるけれどあまり痛くはなく、共同担任制のおかげで頼れる先生がたくさんいる環境が、生徒たちの安心感につながっています。
水曜6時間目の特別講座では、実に多彩なプログラムが用意されています。声楽やオルガン演奏を本格的に学ぶ芸術系の講座、授業で扱わない理科の実験にチャレンジする理系講座、国際NPO「せいぼ」の活動に参加する社会貢献系講座など、生徒たちの幅広い興味関心に応えています。
特に国際NPO「せいぼ」の特別講座では、マラウイコーヒーの販売活動を行い、フェアトレードについて学びながら社会貢献活動に参加しています。光塩の親睦会での販売では、ドリップバッグ1700個以上を完売するなど、大成功を収めました。こうした実践的な活動を通じて、社会問題について学び、行動する力を育てています。
光塩女子学院の部活動は、最大週2回という制約があります。これは、勉強との両立を重視する学校の方針によるものです。部活が週2回なので、あまりクラブに対して積極的ではありませんが、勉強との両立はとてもしやすいです。
普通の学校生活で、ガッツリ運動したい方は他校をおすすめしますが、勉強を最優先にしながら部活動も楽しみたいという生徒には最適な環境です。クラブの種類も多く、自分の興味に合わせて選ぶことができます。
運動部と文化部合わせて多くの部活動があります。上下関係はあまりなく、アットホームで楽しい雰囲気の部活が多いです。大会についての実績は限定的ですが、それぞれの部活で生徒たちは充実した時間を過ごしています。
部活動は週2回という制約がある一方で、放課後は自習室での学習や特別講座への参加など、学習に時間を使うことができます。この環境が、堅実な進学実績を支えています。勉強と部活の適度なバランスが、光塩女子学院の特徴です。
校舎は比較的きれいで清潔感があります。古い所は古いですが、全体的に良く管理されており、Gも出ません。中等科校舎は授業や校内の様子を見学できるよう開放されることもあり、受験生や保護者が学校の雰囲気を感じることができます。
大きなホールがあり、入試の際の控室や行事で使用されます。地下ホールには生徒のノートや作品、探究ポスターの展示があり、生徒たちの学習成果を見ることができます。
校舎内には小聖堂が構えられており、誰でも好きな時間に自分の心を癒すことができます。静かで厳かな空間で、祈りや瞑想を通じて心を落ち着けることができます。
充実した蔵書を誇る図書室があります。自習スペースもあり、放課後には多くの生徒が利用しています。静かな環境で集中して勉強できます。
「学びあいプレイス」と「自学ルーム」の2種類の自習室があります。相談しながら勉強したい時は学びあいプレイスを、静かに集中したい時は自学ルームを使い分けることができます。平日の放課後と長期休暇中に利用でき、主体的な学習を支援しています。
光塩女子学院の制服は、ブレザースタイルです。ジャンパースカートの制服と聞くと少し古くどこにでもあるように感じますが、ストライプ柄のネクタイと王冠のようなエンブレムがポイントで人気です。
2021年度より新しい夏服を採用しました。生徒の幅広い声を聞き、生徒主導でリニューアルされ、とても素敵で良いと評判です。制服を通じて、光塩生としての誇りを持つことができます。
スカートは膝丈、髪染め、化粧などはNGです。スカートは膝丈の方が清楚な制服に合うと思います。化粧や髪染めをしている人はあまり見ません。厳しいと言われますが、先輩方はスカートを膝上にしていたりします(身長が伸びているということもあると思います)。
また、カバンにキーホルダーなどをつけて良いので、周りの人は結構つけています。全体的には厳しいところもあるけれど、それでも光塩らしいと思って気にしていない生徒が多いです。短かったら注意される程度で、過度に厳しいわけではありません。
全体的には、「共同担任制が合う」「先生が優しい」「いじめが少ない」「進学実績が良い」という肯定的な評価が多く聞かれます。一方で、「部活が週2回」「先取り学習が早い」「内部生との壁」といった点には注意が必要という声もあります。
光塩女子学院中等科の入試は、2月1日と2月2日に実施されます。詳細な募集人員や出願方法については、学校公式ウェブサイトでご確認ください。
4科目入試(国語・算数・理科・社会)で、各科目とも試験時間は50分です。
大問2題で、説明文や物語文などの長文読解が中心です。選択式の問題だけでなく、100字程度で自分の意見を述べる記述問題や作文形式の問題も多く見られます。要点を簡潔にまとめる練習が必要です。
大問5題で、大問1では基本的な四則演算が出題されます。後半では図形の面積などを求める問題が多く出題されるため、類似問題を繰り返し解き、どんな問題にも対応できるようにしておきましょう。
大問3題で、生物、物理、化学の3分野から均等に問題が出題されます。選択問題に加えて記述問題も出題されるため、過去問をしっかり振り返り、時間配分を考えながら解答することが求められます。
地理・歴史・公民の3分野からバランスよく出題されます。時事問題も含まれるため、日頃からニュースに関心を持つことが大切です。
筆記試験終了後、午後に面接が実施されます(2回入試)。面接では、志望動機や将来の夢、学校生活への意欲などが問われます。自分の言葉で素直に答えることが大切です。
学校へ到着すると当日の日程、注意事項が書かれたプリントをいただけます。迷うことなく案内に従ってホールに到着でき、ホール入口では中等科の在校生が対応してくださいます。先生や在校生が親切に誘導してくれるので安心です。
ホールにて時間まで父母とともに待つことができます。控室の講堂は適温で快適です。地下にお茶が用意されています。休み時間は在校生が換気のために窓を開けに来ますが、それほど寒くありません。
父母が待つ講堂に、受験生が先生に誘導されて来て合流します。混乱は全くなく、校門にも先生が立っていて駅の方向を案内してくださっているので、スムーズに帰宅できます。
光塩女子学院中等科は、1931年創立、90年以上の歴史を持つカトリック女子校です。「あなたがたは世の光、地の塩である」という聖書の言葉を校名とし、「ありのままのあなたがすばらしい」というカトリックの価値観を教育の中心に据えています。
本校の最大の特徴は、創立時より続く独自の「共同担任制」です。学年全体を6名の教員が受け持ち、多角的に生徒一人ひとりをサポートします。生徒はそれぞれ「話しやすい先生」「頼れる先生」を見つけることができ、自分の居場所を見つけやすい環境が整っています。この制度により、一人ひとりの個性を尊重し、隠れた才能を引き出すことができます。
夏の山荘生活も光塩名物の行事です。長野県四阿高原の光塩山荘で、登山や飯盒炊爨を通じて、協調性と友情を深めます。中1は中四阿山、高1は標高2354mの四阿山山頂に挑戦し、自然の中で心身を鍛えます。集団生活を通じて、他者への配慮や協力の大切さを学びます。
学習面では、毎週土曜日の小テストにより基礎学力を徹底的に強化します。「毎週テストは大変」という在校生の声もありますが、卒業生からは「土曜テストのおかげで学力が伸びた」と好評です。英語・数学は習熟度別授業を実施し、きめ細かな指導を行っています。先取り学習も行われており、中学で高校の内容を学習することで、高校では大学受験に向けた演習に時間を使えます。
進学実績も堅実で、東京大学2名、早慶上智計35名など、難関大学への現役合格者を多数輩出しています。理系・社会科学系・人文学系など幅広い分野に進学し、現役合格率と進学率が高いのが特徴です。6年間で見つけた強い志望とコツコツ積み上げてきた基礎学力が、進学実績を支えています。
一方で、注意すべき点もあります。部活動は最大週2回という制約があり、ガッツリ運動したい生徒には物足りないかもしれません。ただし、勉強との両立はしやすく、進学を重視する生徒には最適な環境です。また、初等科内部生と中等科外部生の間に壁を感じることがあるという声や、数学の先取り学習が早くついていけない生徒もいるという指摘があります。
光塩女子学院中等科は、「複数の先生に見守られたい」「ありのままの自分を受け入れてほしい」「カトリックの価値観に共感できる」「勉強重視で部活は週2回程度が合う」という生徒に最適な学校です。「Women for Others(他者のために生きることを喜びとする女性)」という理想に向かって、一人ひとりが自分らしく成長できる温かい環境が整っています。
「対外的なアピールが苦手な学校なので目立たない」という声もありますが、だからこそ、長い歴史を通じて芯の通った教育をしてくださる、この学校の地味な美しさに惹かれる親子には本当にお勧めの学校です。