神のみ前に 清く 正しく 愛ふかく ー 1947年創立、カトリック女子修道会、玉縄城跡
| 学校名 | 清泉女学院中学高等学校 |
|---|---|
| 創立 | 1947年(昭和22年) |
| 所在地 | 〒247-0074 神奈川県鎌倉市城廻200 |
| アクセス | JR大船駅からバス5分、または徒歩20分 |
| 課程 | 完全中高一貫教育 |
| 男女 | 女子校 |
| 生徒数 | 全校約960名 |
| 学費(初年度) | 約110万円(入学金・授業料等) |
清泉女学院は、1877年にラファエラ・マリアによってスペインに創設された聖心侍女修道会を母体とするカトリック校です。同修道会は、イエズス会の創始者イグナチオ・デ・ロヨラの霊性を汲み、イエス・キリストが愛されたものを大切にしたいという望みを絶えず深めながら、教育や医療などの様々な場で献身的に活動しています。清泉では「神から愛されている人」として自分自身の価値を認めて大切にすることから始め、周囲の人々を愛し、さらに世界中の人々と共に行動し、よりよい社会を作るために積極的に貢献する人を育てたいと考えています。本校のモットーは、「神のみ前に 清く 正しく 愛ふかく」であり、このモットーは別の言い方をすれば「どのような時でも誠実で、周囲をあたたかく照らす人であるように」ということです。
1877年ラファエラ・マリアによってスペインに創設。世界17カ国63校の姉妹校を持ちます。
1977年、教皇パウロ6世よりカトリック教会における「聖人」と認定されました。
永遠の真理であり愛の源である神を敬い、平和の種を蒔く人を育てます。
清泉女学院では2021年度から学習体制を大きく変革、さらに充実させました。なかでも土曜日に行うライフナビゲーションプログラム「My Story Project」は、中学3年間を通じて探究心を育む活動です。「My Story Project」のゴールは最終的に中学3年生で、興味・関心がある探究テーマを自身で見つけ、全員が自由な表現でプレゼンテーションすること。中学3年生が自分で選んだ探究テーマを、担当の先生のアドバイスをうけながら1年間かけて掘り下げ、スライド発表や作品・論文展示で発表する「My Story Project発表会」を3月に行います。生徒自身が興味・関心から決めたテーマは、ジャンルもカテゴリーも縛りが無く、その幅広さは圧巻です。論文、スライド作成にとどまらず、作曲、料理等、オリジナリティ溢れる発表会となります。
生徒自身が興味・関心から決めたテーマは、ジャンルもカテゴリーも縛りがありません。自由な発想で探究します。
生徒は一人ずつ先生に担当していただくことができ、マンツーマンで研究をサポートしてもらえます。
論文、スライド作成にとどまらず、作曲、料理等、オリジナリティ溢れる発表会となります。
清泉女学院で、創立以来行われている「倫理」の授業。キリスト教の学びを軸にしながらも宗教や歴史を学ぶに留まらず、生徒が自分を見つめ、探究し、どのように生きるかを考える6年間の必修科目で、人として成長するためのライフオリエンテーションプログラムと共に、「誰かのために生きる」という清泉生としてのベースを作ります。在校生にも人気が高く、卒業後も心の支えになるという倫理の授業。キリスト教の学びを軸にしながらも、環境や平和などについて多角的に学び、生徒が自分を見つめ、探究し、どのように生きるかを考える授業です。
生徒が自分を見つめ、探究し、どのように生きるかを考える6年間の必修科目です。
「誰かのために生きる」という清泉生としてのベースを作ります。人として成長します。
環境や平和などについて多角的に学びます。グローバルな視点を養います。
清泉女学院は、1512年に築城された玉縄城跡の高台にあります。展望の良さだけでなく、自然の豊かさも随一で、この環境を活かした教育が積極的に取り入れられています。4つある実験室とをフル活用して行う中1の理科の野外学習を皮切りに、高1まで毎年、神奈川の自然観察に出かける理科野外実習は、半世紀前から続く定評ある独自の教育活動です。身近な自然に触れ、本物を見ることを通しての学びを修得します。理科野外学習は中学1年から校内でスタートし、実験・観察を重視した理科教育を行っています。
1512年に築城された玉縄城跡の高台。自然の豊かさを活かした教育を行っています。
4つある実験室をフル活用して、実験・観察を重視した理科教育を行っています。
中1から高1まで毎年、神奈川の自然観察に出かけます。身近な自然に触れます。
自分らしく、強くしなやかに生きるうえで必要な「学力」と「心」を一人ひとりが豊かに伸ばすための、清泉の4つの柱となる教育プログラムです。平和の種を蒔く人となるためには、文系や理系の枠に捉われず多角的に問題解決を目指すことのできる確かな「学力」と、自らの力を他者のために発揮しようとする「心」のどちらも必要です。清泉には、これらを伸ばす4つの教育プログラムがあります。
キリスト教精神に基づいて「心」を育てる、本校の教育の根幹をなすプログラムです。清泉が大切にする10の価値に触れます。
異なる言語や文化、多様な価値観を理解し、国際的な視野を広げる「グローバルマインド」を育てます。
My Story Projectなど、未来を切り開く知を創造するプログラムです。探究心を育みます。
未知なる世界へ好奇心と探求心を持つためのプログラムです。理科野外実習などが含まれます。
世界各国にある清泉の姉妹校ネットワークを活かし、アイルランドでは語学研修を、ベトナムでは奉仕活動と平和学習を実施しています。また、自宅から通える1週間のインターナショナルスクール国内留学では、語学力と友情を育みます。カトリック校、栄光学園の母体であるイエズス会が運営する海外の学校へ出向き、栄光生と共にプログラムに参加します。ボストンカレッジではエンパワーメントプログラムを、セブ島のSHS(Sacred Heart School)とは交換留学を実施しています。校内で開催する年2回のほか、校外の大会では全日本高校模擬国連大会や英語で行われるJMMUNなどに参加し、様々な賞を受賞しています。毎年出場しているバンコク(タイ)の国際大会では、2024年にベストポジションペーパー賞を受賞しました。
姉妹校ネットワークを活かし、アイルランドで語学研修を実施。本場の英語に触れます。
ベトナムでは奉仕活動と平和学習を実施。現地の人々と交流します。
自宅から通える1週間のインターナショナルスクール国内留学。語学力と友情を育みます。
全日本高校模擬国連大会や英語で行われるJMMUNなどに参加。バンコク国際大会でも受賞。
例年、上智大学へは、カトリック校特別入学試験による合格率が高く、学年の1割以上が進学しています。2024年春の大学合格実績については、東京大学2名、早稲田大学16名、慶應義塾大学15名、上智大学34名、医科大学4名、海外大学5名などとなっており、卒業生160名の分野別進路は、文学・史学・哲学系18%、医・薬・看護・保健系16%、外国語・国際系13%、社会・情報系12%、理工・物理・建築系10%、法律・政治系6%、経済・経営・商学系6%、教育系5%などとなっています。
カトリック校特別入学試験による合格率が高く、学年の1割以上が進学しています。
東京大学2名合格(2024年春)。難関国立大学にも合格者を輩出しています。
海外大学5名合格(2024年春)。グローバルプログラムの成果が現れています。
清泉女学院の通学の最寄り駅は、長い歴史をもった由緒ある大船駅(神奈川県鎌倉市・横浜市)。5路線のJRやモノレールが利用でき、東京・川崎・横浜方面や小田原・横須賀方面からの通学生徒にも便利な駅です。大船駅からのバスは神奈川中央交通により、大船駅ー清泉女学院間の路線区間で登下校時間等に配慮した運行が行われており、清泉女学院敷地内にバス停留所があるため、ほとんどの生徒は大船駅よりバスを利用しています。JR東海道線・横須賀線・根岸線・湘南モノレール線大船駅からバス5分、または徒歩20分です。
JR東海道線・横須賀線・根岸線・湘南モノレール線が利用でき、アクセス抜群です。
清泉女学院敷地内にバス停留所があり、登下校時間等に配慮した運行が行われています。
学校自体も堅城として知られる玉縄城跡に立地。歴史と自然に囲まれた環境です。
清泉生の正装はベージュのブラウスと紺のジャンパースカート。伝統と気品を感じさせるとともに、素材やデザインにこだわり、機能性も兼ね備えた制服です。普段はベージュのブラウスと紺のジャンパースカートに、セーターやカーディガン、ブレザーを着用します。スラックスの選択も可能。入学式・卒業式・創立記念日のミサには、ジャンパースカートの正装で参列します。5月~10月の夏服はジャンパースカートにブラウスを着用します。スラックスの選択も可能。夏服のブラウスは、白地に紺のピンストライプ。カトリックの学校で、制服や一定のルールもあるが、比較的自由な校風のため、髪型やカバンなどで細かな規則はありません。
ベージュのブラウスと紺のジャンパースカート。伝統と気品を感じさせる制服です。
スラックスの選択も可能。生徒の多様性を尊重しています。
髪型やカバンなどで細かな規則はありません。生徒の自主性を重んじます。
自主性・主体性を持って運営される委員会活動や、仲間と同じ目標で切磋琢磨する特別な場所であるクラブ活動には、多くの清泉生が積極的に参加しています。運動部、文化部ともに多くのクラブが存在し9割程度の生徒がクラブ活動に励んでいます。音楽部は全国強豪である。また、ソフトテニス部、ソフトボール部、演劇部も大会で結果を残しています。また、生徒の自主性を重んじ、生徒のやりたいことを学校が支援することを惜しまないとしており、実際に学校独自の委員会活動なども生徒の発案を教員が支援して、立ち上げられています。
音楽部は全国強豪です。コンクールで優秀な成績を収めています。
ソフトテニス部も大会で結果を残しています。運動部も充実しています。
演劇部も大会で結果を残しています。文化部の活動も活発です。
仲間たちと力を合わせて取り組む清泉祭や体育祭、合唱祭。そして清泉独自の課外授業や楽しみながら成長できる多彩な行事がたくさん用意されています。年間を通して学校行事が豊富で「清泉祭」「クリスマス会」「体育校外学習スキー」などがあります。清泉祭の魅力は中高による学校全体の一体感にあると思っています。2024年、清泉祭のスローガンは"フリースタイル"。先輩方から受け継いだ伝統を大切にしつつ、前例に捉われることなく、生徒一人ひとりの輝きと今の清泉らしさを、よりリアルに映し出すことに挑戦しました。生徒から寄せられた新しい挑戦を成功させるため、先生方や実行委員のメンバーと当日まで意見を重ねてきました。
清泉祭は中高による学校全体の一体感が魅力。生徒主体で運営します。
仲間たちと力を合わせて取り組む体育祭。クラスの絆が深まります。
カトリック校ならではのクリスマス会。温かい雰囲気の中で行われます。
私は清泉女学院に来て、研究することが好きになりました。大きな要因になったのは、中学3年次にあったMy Story Projectという探究活動で、一年かけて自分の興味がある物事を研究し、三学期に発表します。何よりすごいのは、生徒は一人ずつ先生に担当していただくことができ、マンツーマンで研究をサポートしてもらえる点です。この一年の経験で、私は、何かをひたすら追い求めていくことの楽しさを知りました。研究の虜になった私は、高1になって、化学グランドコンテストに出場し、大学教授や様々な企業の社員の方と自分の研究について語り、アドバイスをいただきました。ここでの経験は私に、また一つ、誰かと語り合えるようになるという研究の面白さを教えてくれました。My Story Projectに限らず、清泉女学院は自分の興味があることを追求することができる学校だと思います。
私は中学三年生から清泉祭実行委員として活動してきました。清泉祭の魅力は中高による学校全体の一体感にあると思っています。2024年、清泉祭のスローガンは"フリースタイル"。先輩方から受け継いだ伝統を大切にしつつ、前例に捉われることなく、生徒一人ひとりの輝きと今の清泉らしさを、よりリアルに映し出すことに挑戦しました。生徒から寄せられた新しい挑戦を成功させるため、先生方や実行委員のメンバーと当日まで意見を重ねてきました。実行委員長として仲間と一緒に同じ目標を目指して多くの課題を乗り越えて得た大きな達成感と充実感は何物にも代えられません。
この学校の設立母体である修道会が誕生したのはスペイン・アンダルシア地方。その大地の色に由来する、オレンジ色のタイルで覆われた風格ある校舎が目を引きます。校舎は、大船駅からバスで5分、周囲を緑に囲まれた、北条早雲が築城したとされる玉縄城跡にあります。ところどころにキリスト像やマリア像がおかれ、カトリック校の雰囲気が感じられる校内。その各所に感じられる想いが、生徒たちの心を育んでいます。2011年南教室棟免振方式の耐震補強工事完了。東日本大震災直前に工事が完了したため、地震による校舎の被害が無かったことも特筆すべき点です。
スペイン・アンダルシア地方の大地の色に由来するオレンジ色のタイル。風格ある校舎です。
ところどころにキリスト像やマリア像がおかれ、カトリック校の雰囲気が感じられます。
2011年南教室棟免振方式の耐震補強工事完了。東日本大震災でも被害なし。
ライフオリエンテーションプログラムでは、6年間をかけ、学年行事を通して「清泉が大切にする10の価値」に触れていくプログラムです。様々な出会いや体験によって生徒が自らを省み、他者とのかかわりの中でどのような人として生きていくかを考えます。しなやかに強く自分を持ち続け、凛として輝ける女性になることを目指します。
清泉が大切にする10の価値に、6年間をかけて学年行事を通して触れていきます。
様々な出会いや体験によって生徒が自らを省み、他者とのかかわりを考えます。
しなやかに強く自分を持ち続け、凛として輝ける女性になることを目指します。
| 初年度納入金 | 約110万円(入学金・授業料等) |
|---|---|
| 2年目以降 | 約85万円/年(授業料等) |
| 寄付金制度 | 入学時や在学時における寄付金制度が無いことも特徴 |
| 奨学金制度 | あり |
入試回数:複数回
倍率:2〜3倍程度
特徴:帰国生入試も実施
・一般入試(複数回)
・帰国生入試
・転編入試験(年6回)
・面接重視
入試日程、募集人数、試験科目、出願方法などは年度によって変更される場合があります。必ず学校公式サイトの最新情報をご確認ください。説明会や学校見学会にも積極的に参加して、学校の雰囲気を直接確かめることをお勧めします。
My Story Project、倫理6年間必修、理科野外実習、4つの柱など、極めて独自性が高い。
1947年創立の伝統校として、2021年度から学習体制を大きく変革。My Story Projectなど新しい取り組みを展開。
評価:★★★★★ (5/5)
1947年創立の伝統校として、カトリック校、上智大学推薦など高いブランド価値を持つ。
評価:★★★★☆ (4/5)
2021年度から学習体制を大きく変革。My Story Projectなど新しい取り組みを展開。
評価:★★★★★ (5/5)
世界17カ国63校の姉妹校、模擬国連など、グローバル教育が充実。
評価:★★★★☆ (4/5)
創立以来、着実に人気を維持。カトリック校として安定した人気。
「カトリック教育で心を育て・My Story Projectで探究心を育み・上智大学推薦で進路を拓く女子校」
清泉女学院中学校は、1947年カトリック聖心侍女修道会創立「神のみ前に 清く 正しく 愛ふかく」をモットーに心の教育を展開しています。My Story Project、倫理6年間必修、理科野外実習、4つの柱(ライフオリエンテーション・グローバル・ライフナビゲーション・サイエンスICT)で学力と心を育てます。
東大2名・上智大学カトリック校推薦、大船駅バス5分、玉縄城跡の高台、世界17カ国63校の姉妹校など、充実した教育環境が整っています。
1. My Story Project・倫理6年間必修
中学3年間の探究学習の集大成「My Story Project」では、生徒一人ずつ先生に担当していただき、マンツーマンで研究をサポート。倫理の授業は6年間必修で、生徒が自分を見つめ、どのように生きるかを考えます。
2. 理科野外実習・4つの柱
半世紀前から続く理科野外実習は、玉縄城跡の自然豊かな環境を活かした独自の教育活動です。4つの柱(ライフオリエンテーション・グローバル・ライフナビゲーション・サイエンスICT)で学力と心を育てます。
3. 上智大学カトリック校推薦・グローバルプログラム
学年の1割以上が上智大学へ進学。世界17カ国63校の姉妹校ネットワークを活かし、アイルランド語学研修、ベトナム奉仕活動、模擬国連などのグローバルプログラムが充実しています。
1. カトリック教育
カトリック教育が教育の根幹です。倫理の授業は6年間必修。カトリック教育に興味がない場合は向いていません。
2. 女子校
完全な女子校です。共学を希望する場合は向いていません。
3. 探究学習
My Story Projectなど探究学習が中心です。探究学習に興味がない場合は向いていません。
清泉女学院中学校の特徴は、「カトリック教育で心を育て・My Story Projectで探究心を育む」という点です。1947年創立の伝統校として、上智大学カトリック校推薦、世界17カ国63校の姉妹校など、カトリック校ならではの強みがあります。
清泉女学院中学校の入試は、一般入試(複数回)、帰国生入試、転編入試験(年6回)など、多様な入試方式があります。面接を重視しており、カトリック教育への理解が求められます。
清泉女学院中学校は、「カトリック教育で心を育てたい」「My Story Projectで探究心を育みたい」という生徒には最高の環境です。1947年創立の伝統校として、心の教育を大切にしています。
学校選びで最も大切なのは、お子さんと学校の「相性」です。学校説明会や学校見学会に足を運び、実際の雰囲気を確かめ、在校生や保護者の話を聞いた上で、本当に自分に合っているかを慎重に判断してください。
清泉女学院中学校での6年間は、お子さんの人生を大きく左右する貴重な時間です。この記事が、皆様の学校選びの一助となれば幸いです。