曹洞宗大本山總持寺を母体とする禅の心で感謝を育む共学校
| 正式名称 | 鶴見大学附属中学校 |
|---|---|
| 所在地 | 〒230-0063 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-2-1 |
| アクセス | JR京浜東北線・鶴見線「鶴見駅」西口徒歩15分、京急本線「花月総持寺駅」徒歩10分、バス「亀甲山」下車徒歩7分 |
| 設立年 | 1924年(大正13年)創立、2024年創立100周年 |
| 学校種別 | 私立・中高一貫校(高校募集あり)・共学校 |
| 宗教 | 曹洞宗(禅宗)、大本山總持寺が母体 |
| 生徒数 | 中学校約300名(1学年約100名) |
| 教育理念 | 「大覚円成・報恩行持」=感謝を忘れず真人(ひと)となる |
| 校訓 | 「素直な人間」「感謝の心を持つ」 |
| 併設大学 | 鶴見大学(歯学部・文学部・短期大学部) |
「一日は黙念で始まり、黙念で終わる」という教育方針のもと、毎朝10分間、ホームルーム前に教室を暗くし、姿勢を整え、目を閉じて自分自身と向き合う時間を設けています。「今日は一日、何をしようかな」と各自が心を落ち着かせてから授業に臨むことで、集中力が高まります。生徒たちは真剣に黙念に取り組んでおり、教員が注意する必要がないほど自然に習慣化されています。
JR鶴見駅西口から學校までの道のりは、曹洞宗大本山總持寺の広大な境内を通って向かいます。この通学路は四季折々の自然と静寂さに満ち溢れ、毎朝校門に入る際には仏様に一礼してから入るよう指導されています。約50万㎡という広大な境内は横浜市の広域避難場所にも指定されており、落ち着いた環境の中で心を整えながら通学できる貴重な環境です。
毎年1月、總持寺で4日間連続、朝7時から30分間座禅を組む「耐寒参禅会」が開催されます。真冬の早朝で気温は2〜3度という厳しい環境ですが、全校生徒の約85%、中学生はほぼ全員が参加します。生徒の間では「耐寒参禅会に参加するのは当たり前」という雰囲気があり、禅教育の集大成的な位置付けとなっています。この体験を通じて、普段の教えの意義を深く理解します。
昼食時には、担任の指導のもと禅の作法に従って食事を摂ります。食事の前には「五観の偈(ごかんのげ)」というお経を全員で唱え、食べ物や作り手への感謝の思いを確認します。普段の生活で忘れがちな礼儀や感謝の気持ちを、禅の教えに沿って常に意識することで、他人を敬う態度や思いやる姿勢が自然と育まれていきます。
2009年に完成した新校舎は、全国的にも珍しい「教科エリア+ホームベース型」を採用しています。ホームルームを行う教室と授業を行う教室を完全に分け、生徒は朝のホームルーム後、国語なら国語エリア、数学なら数学エリアというように教科ごとに区分されたエリアの専用教室に自ら移動して授業を受けます。この構造により、学習時間と休み時間の意識の切り替えができ、自ら教室に出向くことで主体的に学ぶ姿勢が身につきます。
各教科エリアには「教科メディア」という空間が配置されています。ここは教科に関連した資料や書籍、教材が豊富に揃えられており、授業の前後や休み時間に自由に学び、興味を育てることができます。ホームベースと教科エリアの連結部分として機能し、生徒の学校生活における居場所が多様化することで心の安定も目指しています。
6年間を2学年ごとの「3ステージ制」で区切り、各ステージごとに明確な目標を設定しています。中1・中2で基礎学力を習得、中3・高1でさらに発展、高2・高3で受験レベルにステップアップという流れで、つまずきや伸び悩みは早期に対処し、得意分野はさらに大きく伸ばすことで、志望大学への進学をより確かなものとします。
定期試験1週間前からは「フェローシップ」と呼ばれる図書室での勉強会が実施されます。蔵書5万冊を誇る大規模図書館を活用した自習環境が整えられており、わからない箇所は教員や先輩に質問できる体制が整っています。一定基準に満たない生徒には課題と補習授業でフォローし、確実に学力を定着させます。
鶴見大学の現役大学生が質問や相談に応じるチューター制度が導入されています。年齢の近い先輩に気軽に相談できる環境があることで、学習面だけでなく学校生活全般の悩みも相談しやすく、生徒からは「先生とコミュニケーションが取りやすく、距離が近い」と好評です。
全教室にWi-fiとプロジェクターが完備され、ICT機器を活用した授業が日常的に展開されています。デジタルとアナログを効果的に組み合わせた先進的な学習環境が整えられており、2024年創立100周年を迎えた伝統校でありながら、時代に対応した教育を積極的に取り入れています。
2023年度、5年ぶりに「鉄道模型コンテスト」に参加し、架空のローカル線とその車両、駅舎を組み合わせたジオラマを作成、奨励賞とベストライター賞のダブル受賞を果たしました。駅舎に関する本を読み込み、部員が実際にローカル線を訪れた経験を活かして制作。プラットホームの高さや駅舎の窓、屋根の塗装など細部までこだわった作品は高い評価を受けました。BSテレビ番組にも出演するなど注目を集めています。
2024年度で52年目を迎える伝統あるミツバチ養蜂活動を継続しています。ミツバチが寒さに弱く死んでしまったり、女王蜂が逃げてしまったりと苦労もありますが、文化祭でハチミツやその加工品を販売して人気を集めています。最近では地域との交流も活発で、鶴見区のベルロード商店街ビルの屋上に養蜂箱を設置し、地域の方々にミツバチに愛着を持ってもらい保全に関心を高める「環境保全の伝道師」としての役割も果たしています。
定期演奏会や文化祭での演奏を中心に活動し、地域のイベントにも参加しています。中高合同で練習することで幅広い楽曲に挑戦でき、後輩は先輩の演奏技術を間近で学ぶことができます。部員同士の仲が良く、音楽を通じて絆を深めることができる部活動です。
NHKコンクールをはじめとする各種コンクールに出場し、美しいハーモニーを追求しています。校内行事での発表も多く、禅の精神で培った集中力を合唱にも活かしています。
高校は全国大会に出場、中学は神奈川県大会で優良賞を受賞するなど、高い実績を誇ります。校内放送や行事の音響担当として学校を支える重要な役割も担っています。
蔵書5万冊を誇る大規模図書館の運営をサポートし、読書イベントの企画や図書の整理を行っています。読書好きが集まり、本の魅力を発信する活動も行っています。
絵画や立体作品の制作に取り組み、文化祭での展示や各種コンクールへの出品を目標に活動しています。個性豊かな作品が生まれる自由な雰囲気の部活動です。
文化祭での公演を中心に、脚本から舞台装置、演技まで生徒主体で作り上げます。表現力やコミュニケーション能力を磨くことができる部活動です。
手芸や洋裁の技術を学び、オリジナル作品を制作します。文化祭での展示・販売も行い、実用的なスキルが身につきます。
さまざまな料理に挑戦し、調理技術を磨きます。禅の精神を活かした丁寧な調理と、五観の偈で学んだ食への感謝の心を実践しています。
少人数編成の器楽アンサンブルで、室内楽の魅力を追求しています。文化祭や校内行事での演奏を通じて、音楽性を高めています。
ヒップホップやジャズダンスなど多様なジャンルに挑戦し、文化祭や発表会で練習の成果を披露します。体を動かすことが好きな生徒に人気です。
数学の問題研究や数学オリンピックへの挑戦を通じて、論理的思考力を養います。数学好きが集まり、互いに切磋琢磨する環境です。
歴史や地理、時事問題について研究し、フィールドワークも実施します。知的好奇心を満たす活動が多く、社会科好きにはたまらない部活動です。
地域貢献活動やボランティア活動を通じて、社会に役立つ喜びを実感します。總持寺との関わりも深く、禅の精神を実践する活動です。
中高合同で活動し、基礎技術の向上から試合での実践力まで幅広く指導されています。總持寺近くのグラウンドで練習し、公式戦での活躍を目指しています。
中高一貫で野球の技術と精神を学びます。基礎練習から試合形式の練習まで、充実した指導体制のもとで成長できます。
中高合同で練習し、体力・技術・チームワークを磨きます。体育館での活動が中心で、初心者でも丁寧に指導されます。
基本のパスやレシーブから応用技術まで段階的に習得します。チームプレーを大切にし、協調性も育まれます。
個人戦とダブルスの両方で技術を磨き、県大会出場を目指しています。初心者にも優しく、楽しみながら上達できます。
基礎から応用まで丁寧な指導が受けられ、テニスコートでの練習を通じて技術と体力を向上させます。
個人技術を磨きながらも、団体戦でのチームワークも重視しています。試合経験を積む機会も多く、着実に実力がつきます。
山登りを通じて自然と触れ合い、体力と精神力を養います。長野飯綱東高原の研修施設も活用し、安全に配慮した活動を行っています。
禅の精神と剣道の心は通じるものがあり、礼儀作法を重んじながら技術を磨きます。初心者から経験者まで幅広く活動しています。
柔道を通じて心身を鍛え、礼節を学びます。総持寺の武道精神とも通じる部活動として、多くの生徒が活動しています。
短距離・中長距離・跳躍・投てきなど各種目に分かれて練習し、個々の適性を伸ばします。公式大会での自己ベスト更新を目指しています。
夏季を中心に活動し、四泳法の習得と記録向上を目指します。基礎体力の向上にも最適な部活動です。
中学1年生から設置される難関進学クラスでは、中学3年生で主要3教科が高校内容に入り、6年間一貫カリキュラムで効率的に学習を進めます。英検は卒業までに準2級取得を目標とし、大学受験に対応できる学力を着実に養成しています。
併設の鶴見大学(歯学部・文学部・短期大学部)への内部推薦制度が整備されており、一定の成績を満たせば推薦での進学が可能です。特に歯学部は国家試験合格率も高く、歯科医師を目指す生徒にとっては大きな魅力となっています。
多数の大学から指定校推薦枠を確保しており、進路選択の幅が広がっています。校内推薦基準を満たせば、希望する大学への推薦入学も可能です。
英語は中1で少人数習熟度別授業、中2・中3で習熟度別授業を実施。数学は全学年で習熟度別授業を展開し、個々の学力に応じたきめ細かい指導を行っています。つまずきは早期に発見・対処され、得意分野はさらに伸ばす体制が整っています。
一定基準に満たない生徒には課題と補習授業でフォローし、理解が不十分な箇所を確実に克服させます。定期試験1週間前からのフェローシップ(図書室での勉強会)では、わからない箇所を教員や先輩に質問でき、安心して学習に取り組めます。
鶴見大学との連携により、大学の授業見学や大学教員による出張講義などが実施されています。早い段階から大学での学びをイメージすることで、進路意識を高め、目標を持って学習に取り組むことができます。
2009年に完成した新校舎は、生徒が主体的に「学びに行く」姿勢を育む画期的な構造です。ホームルーム教室と授業教室を完全に分け、各教科専用のエリアに移動して授業を受けることで、生活空間と学習空間が明確に区別され、オンオフの切り替えがスムーズに行えます。
校内には蔵書5万冊を誇る大規模図書館が設置されており、自習室としても活用できます。定期試験前のフェローシップでは多くの生徒が利用し、静かな環境で集中して学習することができます。読書好きにはたまらない充実した蔵書です。
すべての教室にWi-fiとプロジェクターが設備されており、ICT機器を活用した先進的な授業が日常的に展開されています。デジタルとアナログを効果的に組み合わせた学習環境が整えられています。
長野県上水内郡飯綱町の飯綱東高原に研修施設を保有しており、サマースクール、スタディキャンプ、スキー・スノーボード教室、各クラブの合宿等が実施されています。自然豊かな環境で心身をリフレッシュしながら学びを深めることができます。
約50万㎡という広大な總持寺の境内は、横浜市の広域避難場所にも指定されており、安全性も高い環境です。仏殿、大祖堂をはじめとする重要文化財に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で、禅の精神を日常的に感じながら学校生活を送ることができます。
校舎内は清潔に保たれており、特にトイレは綺麗だと生徒からも好評です。各所に仏様がまつられ、校門に入る際には一礼するなど、禅の精神が校舎全体に息づいています。
毎年1月、真冬の早朝7時から4日間連続で總持寺にて座禅を組む伝統行事です。全校生徒の約85%、中学生はほぼ全員が参加します。禅教育の集大成として、普段の教えの意義を深く理解する機会となっています。
春には学年ごとに遠足や研修旅行が実施され、クラスや学年の親睦を深めます。歴史的な場所を訪れたり、自然体験を通じて学びを深めたりと、充実した内容です。
夏には校外学習やサマースクールが実施されます。長野飯綱東高原の研修施設では、涼しい環境で集中して学習に取り組むことができます。
体育祭では、黙念や座禅で培った集中力を発揮し、クラス一丸となって競技に臨みます。文化祭では、自然科学部のハチミツ販売や鉄道研究部のジオラマ展示など、各部活動の成果が披露されます。生徒会が中心となって企画・運営し、協力してスムーズに進める姿勢が評価されています。
總持寺で開催される御霊祭りでは、全校生徒がお供物を持ち寄りご供養します。横浜大空襲や鶴見駅列車脱線事故の犠牲者を慰霊し、地域との交流を図る重要な行事です。
毎朝10分間の黙念、昼食時の五観の偈、一日を振り返る黙念と、禅の精神が日常生活に溶け込んでいます。「一日は黙念で始まり、黙念で終わる」という教育方針のもと、心を整える習慣が自然に身につきます。
評価理由:曹洞宗大本山總持寺を母体とする唯一無二の環境、毎朝の黙念と禅教育、教科エリア型校舎、52年間継承されるミツバチ養蜂、鉄道研究部の全国大会受賞など、他校にはない独自の教育資源と伝統が多数あります。總持寺境内を通る通学路、耐寒参禅会への高い参加率など、禅の精神が学校生活全体に深く根付いている点が高く評価されます。
評価理由:2024年創立100周年を迎え、伝統を守りながらもICT教育の導入など先進的な取り組みも積極的です。鶴見区の人口増加に伴い今後の発展が期待できます。GMARCH合計42名という進学実績は偏差値帯を考えると健闘しており、鶴見大学歯学部への内部推薦も魅力的です。ただし、進学実績のさらなる飛躍的向上には、より一層の学習環境強化が求められます。禅教育という独自性を維持しながら、学力面でのさらなる伸びが期待されます。
鶴見大学附属中学校は、曹洞宗大本山總持寺を母体とする伝統校であり、「感謝を忘れず 真人(ひと)となる」という建学の精神のもと、禅の教えを通じて心を整え、思いやりと感謝の心を育む教育を実践しています。
毎朝10分間の黙念から始まる一日、昼食時の五観の偈、1月の耐寒参禅会と、禅の精神が学校生活全体に深く根付いています。總持寺の広大な境内を通って通学し、四季折々の自然を感じながら心を整える環境は、他校にはない大きな魅力です。
教科エリア+ホームベース型校舎という全国的にも珍しい構造により、生徒は主体的に「学びに行く」姿勢を育み、オンオフの切り替えができるようになります。蔵書5万冊の図書館、全教室へのWi-fi・プロジェクター完備、現役大学生チューター制度など、学習環境も充実しています。
部活動では、52年間継承される自然科学部のミツバチ養蜂が地域との交流を深め、鉄道研究部が全国大会で奨励賞とベストライター賞をダブル受賞するなど、文化部の活躍が目立ちます。運動部も多彩で、適度な活動量で勉強との両立が可能です。
進学実績は、GMARCH合計42名、早稲田大学2名、東京理科大学4名と健闘しており、鶴見大学(特に歯学部)への内部推薦制度も魅力です。難関進学クラスでは中3で高校内容に入り、習熟度別授業で個々の学力に応じた指導が行われます。
生徒は穏やかで挨拶がきちんとしており、教員や先輩との距離が近いアットホームな雰囲気です。教科エリア型校舎により学年を超えたコミュニケーションが生まれやすく、「先生との距離が近く相談しやすい」と好評です。
2024年創立100周年を迎え、伝統を守りながらもICT教育の導入など先進的な取り組みも積極的に進められています。鶴見区の人口増加に伴い、今後さらに期待できる学校です。
禅の精神で心を整え、感謝と思いやりの心を育みながら、主体的に学ぶ姿勢を身につけたい生徒には、鶴見大学附属中学校は理想的な環境です。總持寺という特別な環境の中で、6年間を通じて人間として大きく成長できる学校と言えるでしょう。
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